もーもたろさん♪ももたろさん♪お腰につけたきびだんごー
ひとつーわたしにくださいな♪
桃太郎伝説で有名な岡山県岡山市、備中国一宮吉備津神社に行ってきました。
吉備津神社様、美しすぎる。
吉備津神社
姫路から岡山までは車で1時間半。下道で100㎞も離れていないことが分かると気楽なドライブコースの一つに仲間入りです。
なんとなーくですが岡山には回廊が多いイメージがあって、そんな中でも今日は大本命の吉備津神社様に参拝してきました。
どんな桃太郎伝説が飛び出るかな。

ブルーラインの景色を楽しみながら岡山市に入り、無事、吉備津神社様に到着。
広々とした駐車場は無料でした。ありがたい。
折角の参拝なので手水舎で正しい作法で身を清めましょう。
右手に柄杓をもって水を汲む
左手を清め、柄杓を持ちかえて右手を清め、左手に水を受けて口をすすぐ
もう一度左手を清めたら、柄杓を立てて残りの水で柄杓の柄を清める
日本人ならこうありたい。
ではいざ参らん。

石段を登っていき朱の北随神門をくぐると神門に十六葉菊の大提灯が見えました。とても煌びやかです。
なんでしょうね、神社に行くとたいてい神妙な気持ちになるのですが今日は妙にワクワクしてるんです。やっぱみんな心に桃太郎をもってるからですかね?

神門をくぐって拝殿に参拝。「山口県山口市は〇〇から参りました立石でございます。本日はむにゃむにゃ…」とお前五円でお願いし過ぎじゃねと呆れられそうなくらいお願いをしておきます。
「最後にお写真を一枚」とお断りして拝殿の写真を撮らせていただきました。あ、女性はたまたま写り込んだだけの方ですので 為念

参拝後に境内を散策。この本殿のなんと美しいことよ。変わった屋根の形ですがこれは「吉備津造」という独特なものなのだそうです。
比翼入母屋造の本殿の手前に切妻造、平入りの拝殿が接続する。比翼入母屋造とは、入母屋造の屋根を前後に2つ並べた屋根形式で「吉備津造」ともいう。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%89%E5%82%99%E6%B4%A5%E7%A5%9E%E7%A4%BE

柱から出て屋根を支える斗栱(ときょう)が奇麗ですねえ。これであの出張った屋根を支えるんですからすごい技術です。

拝殿端っこの隅棟鬼飾り(すみむねおにかざり)にちゃんと鬼がいるのを見つけてニンマリ。
吉備津神社様ではそんな〇ィズニーランド的な楽しみ方もできます。

さて、ここまでさんざん桃太郎と書いてきましたが、吉備津神社様の御祭神は大吉備津彦大神でして、この案内板の前半部分を要約しますと
記紀によれば吉備津彦命は第七代天皇孝霊天王の皇子として生まれ、第十代崇神天皇の時代に将軍として吉備国に下り、当時、岡山で蛮行を重ね大和朝廷に対抗していた温羅(うら)一族を平定し平和と秩序を築いた。
ということで、つまり吉備津彦命が桃太郎で温羅が鬼という図式なんですね。
ほえー。そんな伝説があるとは知らなかった。
ただのおとぎ話と思ってたわ。
吉備津神社の回廊
拝殿前のご案内を読み終わったら回廊へと参りましょう。
これも今日の楽しみだったんだよねー。

拝殿右から南随神門をくぐって回廊が始まります。神社をぐるっと回れるわけではないのですが屋根付きの廊下が登ったり下ったりで楽しい。
特に御竈殿に続く回廊は必見です。

御竈殿は吉備津彦命に退治された温羅を祀るところでして、なんで退治した鬼を祀るの?と思うじゃないですか。

ある夜、吉備津彦命の夢枕に温羅が現れ釜殿で神饌を炊かせよと言います。「世の中が悪くなるとき釜は荒く鳴り、良くなるときには裕かに鳴らそう」と告げました。鬼が改心して吉凶を告げてくれることになったんですね。
この「鳴釜の神事」は今も続いているそうで、室内は撮影禁止ですが神事の時以外は御竈殿に入れます。
かまども見たよ。
吉備津神社 その他
回廊の端の端まで行って再び本殿へと戻りました。
その他残しておきたい写真を少々。






吉備津神社 締め
吉備津神社様はなんとも美しく楽しく歴史ある神社さんで大満足。
あとはきび団子をたべれば完璧です。

完璧だ!
よし。ちょっと鬼退治行ってくるわ。