六甲のクールダウンにどこか良い低山はないかと調べて、英賀保駅から播磨高岡駅まで縦走してきました。
記憶が薄くなってきてるので写真を中心に簡単にいきます。
英賀保駅
姫路駅から山陽本線で一駅目の英賀保駅。英賀保と書いて「あがほ」と読みます。
地名って難しいよねー。
英賀保のお隣りのはりま勝原駅は近代的な造りですが、英賀保は郷愁すら感じる木造駅舎。これが50万都市、姫路駅の隣だってんだから山陽本線はあなどれない。
ちなみに英賀保アルプスを回るなら絶対にここ英賀保駅で飲み物を買っておきましょう。
鉄橋を渡って住宅街に入ると自販機はありませんから。
僕、無駄に戻ったもんね。
山崎山
鉄橋を渡る途中、夢前川方向の山(左手です)に貯水タンクが見えます。その山の向こうがハイキングコース入口になります。
ここからつづら折りの階段を登れば、あっという間に先ほどの貯水タンク(姫路市水道局山崎配水池)に到着。景色のよいところです。
貯水タンクを右から回り込み、ほんの僅か登ればほらもう山崎山に到達。
山崎山は海方向に景色が開けてまして、正面には新日鉄広畑製鉄所が見えます。夢前川の右手なので分かりやすいです。
苫編山
山崎山からは下って登っての繰り返しです。
人っ子一人いませんが道も悪くありませんし、いちおう町の中にある山なので獣が襲いかかるような怖さもありません。
お!前が開けたぞ。なかなか立派な馬の背の登場です。
これは英賀保アルプスと名付けよう。手柄から山陽本線沿いを車で走ってるとこの岩稜が見えるんですよ。なので一度ここを歩いてみたいなーと思ったわけ。
この馬の背を越えれば苫編山です。
とまみやまって初見じゃ読めないっす。英賀保も大抵読めないけど苫編もかなり苦しい。
地名ってやーね。
その苫編山の山頂には神社か軍事施設の名残かコンクリの台があります。
このコンクリ台に乗っかって見える景色は正面に手柄山。手柄山はJRが新しい駅を作るとかなんとかで麓を工事中。とても分かりやすいのです。
正面は手柄山ですが、木をよけて左を覗き込むと遠くに姫路城も見えます。
ここから道は角度を変え姫路城に近づいていきます。
井ノ口山
苫編山から左に折れて激坂を下りました。
苫編山までは軽く岩稜を楽しむ子供でも行けちゃう感じのコース。この先はあまり進む人も少ないのか若干道が荒れてきました。超軽装で来たので手袋もないしイヤーン。
垰から軽く登りなおすと、なんでもないところに井ノ口城本丸と書かれた看板が出てきました。
これは寂しすぎる。
井ノ口城本丸から明るい道を登れば鉄塔1、鉄塔2が現れ、その鉄塔2が井ノ口山です。
井ノ口山はお城の北曲輪跡らしいのですが、なんで本丸より高いとこにあんのよって感じw
さて、ここでちょいと重要な話を一つ
本来であれば、井ノ口山の看板の奥が播磨高岡駅へと向かう道なのです。
が、僕は何も考えずにハート岩の方に向かってしまいました。
そっちの方が本道っぽいんです。ここ地元民でないと見逃し気味の分岐だと思いますので太字にしておきます。
ハート岩
まあ、道を間違えようがなにしようが、僕的にはハート岩なんて面白いもの見れたから全然OKなんだわ。
上の写真がハート岩。ハートと思えばハートかな。
見つけられてよかった。
いや見つけたというか…
このハート岩で今日初めて人に会ったんですよ。地元の方でここいら一帯を歩かれてるという方に。
山で人に会うと嬉しいでしょ。なので「こんちゃー」から始まってハート岩を教えてもらった後に座り込んでしばし山談義ですわ。
で、散々話した後に、
地:どちらに降りられるんですか?
立:播磨高岡駅に行こうかなって
地:あーそれ井ノ口山の奥からですよ
立:( ゚Д゚)え?
みたいなね。僕はボケだけどこういう所でちゃんと人に会えるってのがついてると思う。
めっちゃいいあんちゃん
もしかしたら山の神さん
あんがとね(はあと)
籾取山
ほのぼのとした井ノ口山から下り。登り直しはシダをかき分けたり道はハードな様相を呈してまいります。
シダ嫌いなんだよ。マダニとか引っ付いてきそうだし。で、蜘蛛の巣を顔に受けながら見上げると反射板。
まだ距離があるけどあれが籾取山であってほしい。
そんなこんなで十分な冒険の末、反射板のある籾取山に到着しました。
姫路城にもだいぶ近づいてきた感じ。
高岡山
だいたい冒険が終わったので僕的気分はもう播磨高岡駅で良いのですが、ここから自然が作り上げた祭壇のような岩が続きます。
先は長そうと思ってたら高岡山に到着しました。上り下りあったっけ?
鬢櫛山
次は鬢櫛山があるらしいです。読める? 鬢付け油の鬢だから「びんくしやま」かな。どこにあるのかよく分からないまま鬢櫛山の看板は撮り忘れました。
なんやら分からないまま高岡駅方面へのテープをみつけたのでもう安心
と思ってたら最後の最後にもう一度素敵な風景が現れました。
これも馬の背って言っていいよね。
高岡山辺りから山向こうに見えた鉄塔だと思うんだけど、すごいところに鉄塔立てるなあ。
鉄塔の向こうに立てば正面に姫路城。これを見て左に降りていきました。
さすがに下りが始まった感じ。街を眼下に最後に一枚岩を滑り降りて、据えられた階段を降りたらその正面が播磨高岡駅でした。
サンキュー英賀保アルプス!と振り返って登山口を見るものの…
鬢櫛山登山口はマイナー過ぎて地元の人でないと分からんかもしれんねえ。
播磨高岡駅
鬢櫛山登山口から左に10m行って線路に向かえばそこが播磨高岡駅です。
播磨高岡駅は無人駅で、鉄橋を渡れば向こう側に出られます。一応改札はあるけどこれ連絡通路だよな。
知らんけど。
13時20分頃に播磨高岡駅に到着したのですが休日の13時台は1本しかなく…
駅の近くにはこれと行ったお食事処もなく、40分近く駅舎で電車を待つ僕なのでした…
まいっか(・∀・)