7月に首を痛めてからコルセット生活を送っておりました。8月中旬からリハビリを開始し安全に見知った山ばかり歩いていましたが9月に入ってやっと新規にも行けるようになり、そんなわけで9月1日、日陰の多い人気の低山を探して西脇市の矢筈山に登ってきました。
可愛いペインティングストーンに癒されたよ。
矢筈の森公園入口
矢筈山は西脇市の矢筈の森公園を目指せばOK。駐車場は住宅街の奥まったところにあるので入口がちょっと分かりづらいのですが狭い曲がり角の奥に赤い鳥居が見えたらそこが入口で間違いありません。
駐車場から見上げると展望台が見えます。おじさんに聞くとあれが矢筈山(南峰)とのこと。駐車場の真ん前の道を山に入っていきます。
よく整備された森林公園です。第一印象は歩きやすそう。
山頂を目指すには登山ロードとどんぐりロードの2つの道があります。
看板を眺めているところに通りかかったご近所の方に聞いてみました。
立:どっちが楽しいですかね
近:皆さん手前から上がられますね
近:奥は長いだけで面白くないから
とのこと。お礼を言って登山ロードから登ることにしました。
矢筈山 ふれあいロード
登山ロードに入る前の整備された道はふれあいロード。
竜神さんと山の神さんがいらしたのでご挨拶しときます。
矢筈山は山頂にもお狐さんがいらっしゃるし登山ロードの途中にも祠があったりします。神様の多い山です。
矢筈山 登山ロード
ふれあいロードを進んでいくと峠にあたりここからが登山ロード。
山頂まで700mくらいだったかな。
このペインティングストーンの裏側には「幸せの花を咲かせよう♡」と書いてありました。矢筈山ではこうしたペインティングストーンが登山ロードのあちこちに置いてあります。可愛いねえ。
ペインティングストーンというと以前、ワロック問題で「異物を山に持ち込むなー!」なんて騒ぐ環境派の方がおられましたが、僕はこういうの見ると幸せな気持ちになるんだけどなあ。山にいらっしゃる神様たちだってほのぼのとした気持ちになると思うんだよ。
ちょっと話が飛ぶけど神職には「禰宜」という階級があって、その語源は古語の「ねぐ=和ませる」なのね。神様を和ませてその加護を願う人が禰宜。あれも反対これも反対と今風の問題を山に持ち込むよりも「可愛い絵で山の神様も和むよねー」「今風のお地蔵さんだよねー」くらいにとらえると反対派の方も山を歩くのが一層楽しくなるのではないかと思います。
ちらっと立札を見て「天狗さんかー」なんてお詣りしたんだけど、あらためて字面を見ると違いましたね。こちら天照とか出産の神様なのかな。どなたかご存じでしたらお教えください。
僕、トンチンカンなお願いをしちゃったかもしれないのでこれをもって贖罪とさせていただきたいんです。
愛の石って名前がまたいい感じじゃないですか。「子授けの願いが叶います」と書いてあるので娘たちのために願掛けをしておきました。神様がたくさんいらっしゃる山だし、ほのぼのした気分になれるし、願い事が叶いそうな気がします。
おっともう到着だ。
矢筈山 山頂
矢筈山(南峰)には展望台とお稲荷さん、裏にも小さなお社がありました。
展望台では高齢者パーティによる昼食会が始まっていたのでお声がけだけして、お稲荷さんとお社にお参りし南峰からの景色を楽しみました。
お稲荷さんの裏に回っていけば3分で北峰に到着。
北峰山頂には矢筈山城があったとのこと。
ベンチに座ってコーヒーを飲み煙草を一服。やっぱ山は気持ちいいわー。
矢筈山 どんぐりロード
南峰から来た道を下ってあんまりお薦めではないとされたどんぐりロードへ。ピストンよりも知らない道の方が面白いじゃん。
沢を吹き上げてくる風が気持ちよくって、どんぐりロードはたしかに登ると面白味はないかもしれないけど下りはゆったりで悪くないなーと思いました。
兵庫県西脇市の矢筈山。わずか3㎞の行程でリハビリにも丁度よく可愛いペインティングストーンとたくさんの神様に癒されました。
気持ちのいい山でした。