11月上旬、紅葉には少し早かったのですが宝塚から西宮に向けて流れる武庫川沿いの福知山線廃線跡を歩いてきました。
福知山線廃線跡は武庫川の渓谷が美しいハイキングコースで、さすが廃線跡と言いましょうか真っ暗なトンネルや赤い鉄橋が気分を高揚させます。
比較的フラットなコースなので体力に自信のない方にもおすすめのコースです。
福知山線廃線跡への行き方
電車だとJR福知山線生瀬駅で降り、ハイキングを楽しんだ後、コース終点の武田尾駅から電車で戻る方が多いようです。
僕はドライブも楽しみたかったので、車で武田尾駅へと向かいました。
JR福知山線武田尾駅は新名神高速道路宝塚北スマートICから10分とめちゃめちゃ近いのです。
写真は宝塚北PA。いくら奇麗なPAだからといってここに寄ってはいけません。
宝塚北PA、下りはスマートICに抜けられますが上りは駐車場からスマートICにつながってないんです。
インフォメーションセンターに申し出て、この先のインターでUターンさせてもらう羽目に orz..
色々ありましたが無事に武田尾駅駐車場に到着。
武田尾駅はこの先です。
武田尾駅前に駐車場があると聞いていたのですが看板を見ると
「契約者以外の駐停車は禁止します」ですと。
どーすんだこれ!?
よーく見ると下にちっちゃい字で「一時使用の方は、駅下の管理事務所にご連絡ください。管理事務所は、JR武田尾駅下にあります。」と書いてあるんです。
びびったぜ…
武田尾駅まで進んで細い道をUターン。木造の管理小屋に座るおっちゃんに話しかけ一日500円の駐車券をゲット。もうほとんど空いてないよーとのことで滑りこみセーフだったみたい。
車も停められたし、よし!行こう!
福知山線廃線跡
駐車場のトイレをお借りしてから武庫川を下り始めます。
武田尾駅側は桜の名所にもなってるみたいで、春も気持ちよさそう。
比較的フラットでよく整備されたハイキングコース。市民の憩いの場になってるみたいですね。
8号トンネル
僕が歩いた範囲でトンネルは6つだったかな。
武田尾側から最初のトンネルは短くそこそこの明るさがありましたが、コースの奥に行くほど長く暗いトンネルが現れます。
トンネル内、足元は枕木も砂利もあるので懐中電灯で片手が使えなくなるのは危ない。
可能ならヘッデンを持って行った方が良いです。
最近は100均でもヘッデン買えますから。
7号トンネル
暗闇から見る緑が奇麗ですねえ。
小さい子を連れたファミリーならこのあたりでお弁当を食べて撤収でも良いんじゃないかな。
ここまででも冒険感は十分あるしリフレッシュもできそうです。
6号トンネル
写真は対向者の灯りです。300m級のトンネルの中心部は真っ暗で、自分の足元も怖いけど、懐中電灯を照らしてない方が前からくるとびっくりします。
実際、子供さんとぶつかりそうになったし。もしも懐中電灯もヘッデンも持っていなければ、最低でも携帯の明かりで前を照らし自分がいることを知らせた方が良いです。
廃線跡で橋を渡れるなんて、なんて素敵!気分が爆上がりですわ。
橋を渡ったのでこの先は渓谷を左に見ながら進むようになります。
鉄橋の向こうに見える5号トンネル(150m)を抜けると、天狗岩とか仙人岩とか、ここが渓谷の一番険しいところ。
この景色は長門峡を思い出すなあ。
高座岩は乙姫様の遊び場とか。岩面が汚れるとそれを嫌って乙姫様が雨を降らせるという伝説があるそうです。雨乞い岩ですな。
福知山線廃線跡は片道5㎞くらいのコース。比較的フラットでよく整備され枕木もトンネルも鉄橋もある奇麗なコースでした。
福知山線廃線跡を歩く時の注意点を3つ
楽しく安全に福知山線廃線跡を歩くために3つ知っておくと良いと思います。
- コース内に自販機はありませんでした。5㎞程度のコースですがハイキング用の飲み物は持参しましょう。
- コース内にトイレはありませんでした。トンネル内は結構冷えますので、コースに入る前に生瀬駅側の仮設トイレか武田尾駅側の駐車場トイレをお借りして十分体を軽くしておきましょう。
- 300mを越えるトンネル内は真っ暗です。枕木や砂利に足を取られたりしないようまた自身の存在を知らせ対向者とぶつかることのないよう懐中電灯を用意しましょう。手のふさがらないヘッデンがベストですが、灯りが準備できなかったときは最低でもスマホのライトを前面に照らすようにしましょう。
さて、電車もいいけどちょいと歩き足りないので登って戻ろう。
福知山線廃線跡 復路
楽しいコースでした。また行きたい。