六甲最高!

六甲最高!ただそれをやりたくて10月の三連休初日に六甲山最高峰に登ってきました。

スタートは阪急芦屋川駅

スタートは阪急芦屋川駅。山陽姫路から直通特急で阪急乗り入れ1時間半くらい。

阪急芦屋川駅
阪急芦屋川駅

芦屋ってあれよ、関西でも有数のお金持ちが住むと言われる町。

特に阪急より山の手はお金持ちが多くいらっしゃるとか聞いたことがありまして、そう言えば阪急電車の緑の座席も化粧板の壁もそこはかとなく気品にあふれる感じがし…ホンマか。
知らんけど。

芦屋だんじり
芦屋だんじり

芦屋川駅から芦屋川を上がっていけばロックガーデン入口。この時期は播磨一帯で秋祭りが行われてまして、たまたま芦屋だんじりとすれ違いました。
浴衣に袴、地方色がありますな。

ロックガーデンへ
ロックガーデンへ

「ロックガーデン」の看板が出てきました。この先、住宅地ですが気にせずメインの道を突き進めば山道に入れます。(途中、城山分岐で悩むところがありますが僕はメインの道を突き進みました)

山道
山道

住宅街の向こうの山道を、どんつきまで行くとロックガーデン入口。
簡単やね。

ロックガーデン

芦屋ロックガーデンで調べると壮年期の花崗岩稜の写真がたくさん出てきます。そこがロックガーデンの由来らしいのですが道なりに歩いていた僕は見逃してしまいました。

ロックガーデン入口
ロックガーデン入口

ロックガーデン入口の滝の茶屋さん。飲み物とかを置いてらっしゃいます。芦屋川駅近くのローソンでコーヒー600mlを買ったのでここはスルー。(この先も須磨アルプス並みに茶屋があるんだろー)なんて予想したんですが、すぐ近くの大谷茶屋を越えて以降、六甲最高峰手前まで茶屋はありませんでした。

秋口ですしそれほど汗をかくこともなく水は600mlもあれば十分でしたけども。

お堂と高座の滝
お堂と高座の滝

ロックガーデン入口からコンクリの階段を登っていくと大谷茶屋さんがあり、その奥にお堂が鎮座。
お堂の左に小さく見えるのは高座の滝です。
まずは神様に挨拶をして滝の手前を渡り左の山へと入っていきます。
やっと山行スタートって感じ。
ところがね…

岩登りは渋滞中
岩登りは渋滞中

岩登りは大渋滞。

天気の良い三連休の初日で、しかも人気の六甲山ですわ。日頃山に来ないようなおじちゃんおばちゃんたちも張り切って六甲登っちゃってるわけでこのように登りは渋滞中。

じっちゃばっちゃを煽るわけにもいきませんしこれはしようがないと我慢して、でもところどころショートカットしておばちゃんたちを抜かして進みました。

高座到着
高座到着
風吹岩へ
風吹岩へ

最初の鉄塔は高座って名前で良いのかな。高座に到着。何人かが風吹岩方向に進んでらしたので休みを取らずに風吹岩方向へ。この先は岩登りとも言えない面白い道が続きます。少し人も減ったかなー。
少なくとも渋滞は感じなくなりました。よきです。

風吹岩到着
風吹岩到着

とにかく奥へ奥へと進みたかったので景色も見もせずに風吹岩に到着したのですが、最初に書いたようにこれが失敗…

風吹岩の手前に「万物相」への分岐があったらしく、その「万物相」がいわゆる芦屋ロックガーデンの名の由来となった壮年期の花崗岩稜庭園らしいです。

次に行くことがあったら忘れずに見に行こうっと。

風吹岩からの景色
風吹岩からの景色

風吹岩に登りまして、神戸から大阪の街を一望。素晴らしい景色やん。和歌山はおろか京都だって見えちゃうんだってよ。

ちょうど隣り合った神戸ダンディに「出張で山口から来たんですが…」と話しかけ、地理を教えていただきました。

ダ:あの右の高いビルがアベノハルカスです
立:あれがそうですか
奥:え、左の高いビルじゃない?

ダンディの奥様も参戦され会話と景色を楽しみました。
お礼を言って岩を降り先へ。

六甲最高峰へ

風吹き岩を降りたところに六甲最高峰への道標がありました。ベリーナイス!

六甲最高峰の道標
六甲最高峰の道標

六甲はコースが多すぎて正直ロックガーデンあたりまでしか道を把握してないんすわ。
なのでこれは本当に助かった。
六甲山最高峰を狙うなら風吹岩方向で良いってことね。

しばらく平坦な道
しばらく平坦な道

風吹岩からしばらくは山腹を巡る平坦な道が続きます。この辺りになるとやる気のある人しか残っていないので前方が詰まると道を開けてくださいます。下り最速AE86な僕としてはめっちゃありがたい。

ロックガーデンは裏も岩道なのね
ロックガーデンは裏も岩道なのね

ロックガーデンは表が有名ですが裏も岩道でした。表と裏で岩の質が異なる山は結構あるのですがロックガーデンは表も裏も一緒。いったん下ります。

小川を2つ渡るとイノシシゲートがあって軽い登りが始まりその先はゴルフ場。

川向こうのイノシシゲート
川向こうのイノシシゲート
ちょっと登るとゴルフ場
ちょっと登るとゴルフ場

このゴルフ場は芦屋カンツリークラブかな。OBゾーンの横の林を登っていく感じ。

芦屋カンツリークラブが終わるといよいよ山道に突入です。

山に入ります
山に入りまーす
本庄橋跡を経て六甲最高峰
本庄橋跡を経て六甲最高峰

最高峰ってくらいだからあの向こうの山かなー。あれじゃなかったらもっと向こうかなーとワクワクしますねー。

んで先に「山に入ります」なんて書いたけども、神戸は平地が少ないせいか山の奥まで結構開発されてまして

川を渡って
川を渡って
本庄橋跡
本庄橋跡

川を渡って本庄橋跡ってところに来たんですけどこの奥に普通にダムがあったりするんです。まだ全然山奥じゃないじゃーんて感じ。

子供も遊びに来ちゃう感じ
子供も遊びに来ちゃう感じ

しかも本庄橋跡から急な階段を登ってダムの上流に出てみたら子連れのファミリーがいたりする。
どこか簡単に入れるルートがあるのかな。

六甲って緩い感じ?

とタカをくくったところから、怒涛の階段地獄 with ナイスオッパイ が始まるのでした。

階段地獄
階段地獄

これが階段地獄の始まり。服装的にもわりと小慣れてる姉さん方が休憩して道を譲ってくれる。

姉:お先にどうぞー
立:いや、僕もそんな早くないすから

(君らが休んでなければ僕も格好つけなくて済むのにと)爽やかな笑顔を振りまきながら登り続けるのでした。

さて、ここで六甲の素晴らしいところを皆さんにもお伝えしましょう。

この先ですが上着を脱いで上半身ブルンブルンになってるアジアン姉さんがいらっしゃいました。
臆病な僕は目を伏せて「コニチワ..」って通り過ぎましたけども
あのオッパイはやばいわ

六甲最高!

あ、違った。ここじゃない。

最後の階段
最後の階段

いよいよ大詰め。そろそろ山頂かなってところの橋が通行止めになってまして、迂回路がこの階段。段差も高くて、ただ登って、横道行って、降りるだけの階段。降りてみたら、みんな迂回路使わずに通行止めの橋の方に向かってやんの。
ひどくね?

その階段を降りた先の道がコンクリになってて「え!?コンクリ?」と思ってると一軒茶屋が見えてきました。

六甲山最高峰

ちょっと早いけど章立てを「六甲最高峰」に切り替えますね。つーのが、ここまで山歩きについて書いてきましたが、名勝「六甲山」は誰でも登れるようになってるんですわ。

ギャー!!

一軒茶屋
一軒茶屋

コンクリ道出て最初に迎えてくれるのがこの近代的な作りの一軒茶屋さん。

一軒茶屋の向こうに道路があって
一軒茶屋の向こうに道路があって

で、一軒茶屋さんの向こうに道路があって、道路を渡った先に公園というか広場がありまして自転車とかバイクで登ってきたあんちゃん達でめっちゃにぎわってました。

道路の向こうには公園があって
道路の向こうに公園

六甲最高峰はここから丸い輪っかの痕が付いたコンクリ道をさらに300m登ることになります。
山頂付近の道路って西鳳翩山パターンか。阪急芦屋川から登ってきた僕、ドッと疲れました。

でも登ります。

電波塔があって
電波塔があって
ここが六甲山最高峰!
ここが六甲山最高峰!
みんな撮影待ちだぞー
みんな撮影待ちだぞー

まいっか 笑

徐々に気持ちも上がってきたし 笑

六甲最高!

ここで写真を撮るときには「六甲山最高峰」の看板から「山」と「峰」を隠すのが定番のスタイル。

つまり六甲最高!ってこと

六甲最高!
六甲最高!

撮影の列に並んでるとね、後ろの人が順繰りに「撮りましょうか?」って声かけてくれるの。
嬉しねえ。勿論撮ってもらいました。

山にいるやつはみんな気持ちいい。
最高じゃん。
なので声高らかに宣言します。
やっぱ六甲最高!

ここだよここ。

六甲下山

さて本日の目的は果たしました。ここから先は余禄。なので適当に流していきます。

六甲ガーデンテラスへ
六甲ガーデンテラスへ

六甲山最高峰から降りる途中に「六甲ガーデンテラス」の道標を発見。地の利のない僕でも聞いたことのある名称ですわ。

まだ10時過ぎだし最終的に海に向かって降りていけば家には帰れるでしょってわけで「六甲ガーデンテラス」を見に行くことに決定。

道路を渡っていく
道路を渡っていく

最初の坂を降りたら黄線の道路に遭遇。道の向こうにまた歩道。これは「曲がりくねった県道か市道をよそ目にシンプルに稜線を下れる遊歩道」パターンと予測。

予測通りの穏やかな道
予測通りの穏やかな道

予測通りの穏やかな道が続くかと思ったら、その先はちょいちょい上り下りを促されるんです。あれおかしいなあと思ってると、どうもこの道は六甲ガーデンテラスから六甲最高峰を狙うルートでもあるみたい。

曲道の看板
曲道の看板

それを理解したのがこの看板。六甲最高峰から適当に歩いてきてるので、自分がどこにいるのかいまいちわかってない。地図を見ます。
え-っと

・近くの六甲山頂駅からは有馬温泉方向に降りるらしい
・六甲ガーデンテラスは六甲山頂駅のまだ向こう
・六甲山上駅はさらにその向こう

なるほど

あれ、六甲山上駅って六甲ケーブルって書いてあるじゃん!
六甲ケーブルって斜めの車体があるアレじゃん!

六甲ケーブルで降りることに決めたら気分が爆上がり。

登って
登って
下って
下って

テンポよく六甲ガーデンテラスに到着。

六甲ガーデンテラス

無事到着した六甲ガーデンテラス。名前は知っててもなんなのかまるで知らない。
興味津々で見て回ります。

六甲ガーデンテラス
六甲ガーデンテラス

六甲ガーデンテラスってのは山上公園で売りは六甲からの大眺望テラス。簡単に言えば僕らが歩いて登って初めて見渡せる景色を、観光で来た人も見れちゃうってことね。
人が集うのでお土産物屋さんとかお洒落なレストランも併設。

テラスからの景色
テラスからの景色

この素晴らしい景色をテラスからあらゆる人に提供できるなんて素晴らしいこと。よくぞこの場所に作ったなってくらい美しい景色が広がってました。

六甲ケーブルへ

次は六甲ケーブルを探します。乗ってみたいもん。

六甲ケーブルの道標
六甲ケーブルの道標

六甲ガーデンテラスのバス停を過ぎて降りていくと、六甲ケーブルへの道標がありました。六甲みたいにメジャーな道は道標がしっかりしてるのがありがたい。迷う気配がないもんね。

ちなみに、六甲ガーデンテラスから六甲ケーブルまでバスに乗れば数分らしいです。歩くと上げ下げ取りまわされてアート展みたいなのもあるんで無駄に距離が延びます。

アートと言えば例えばこの「六甲おろさない」とか。

「六甲おろさない」
「六甲おろさない」

「六甲おろさない!」というアート。ディーゼルエンジンガンガン炊いて扇風機で山風を押し返してました。これって関西人的には大爆笑なん?

神戸ゴルフ倶楽部を通過
神戸ゴルフ倶楽部を通過

大金持ちしか入れないという神戸ゴルフ倶楽部の横を抜けていくのが六甲ケーブルへと続く道。山上の芝生の手入れは完璧、登山者への配慮も金網で完璧、さすが名門。

休憩がてらコースを回ってたおじいちゃんのショットを見てたんだけどチョロってた。いやチョロも楽しいよね。年取ってのゴルフって健康的でいいと思う。頑張れじいちゃん。

神戸ゴルフ倶楽部から下へ
神戸ゴルフ倶楽部から下へ

高級車とハイヤーが並ぶ神戸ゴルフ倶楽部の駐車場から細い道を下っていけば六甲山上駅。もともと大邸宅があったらしき廃墟に残るポストとか、今でもお偉いさんが住んでそうな半分崩れた門とかわずか1.0kmの下りですがなかなか見どころがありました。

六甲ケーブル

山あいの細い道を降り舗装路を登りなおしたら六甲ケーブル・六甲山上駅に到着です。

見て。ちょっと歴史ある建物っぽいよ。

六甲ケーブル・六甲山上駅
六甲ケーブル・六甲山上駅

ここはじっくり行きたかったのですが、あと1分でケーブルカー出発ってタイミングで到着しちゃいまして「一番手前のドアから乗るなら間に合います!」って言われたのでダッシュで乗車。
失敗したー!

片道600円
片道600円

乗車前に六甲ケーブルカー撮りたかった。あと、どうせ乗るならオープンな前の車両に乗らないと意味ないじーゃん。

前の車両は窓がオープン、これ
前の車両は窓がオープン、これ

みんな知ってる六甲ケーブル(レトロタイプ)前半分は展望車両になってて窓がオープン。でも大人としては今更さら場所移るわけにもいかないじゃん。斜めだし。危ないし。人の目があるし。

六甲ケーブル下駅にてレトロタイプだけ撮影
六甲ケーブル下駅にてレトロタイプだけ撮影

六甲ケーブル下駅でレトロタイプの写真を撮りました。どう?この斜めの車両。

今日の六甲最高ルート

六甲ケーブル下駅を出て、道路工事のおじさんに聞いたら「駅までは5~6㎞やで」と「バスがええで」と教えてくれましたが「んはは、おいさん、海がそこに見えるのに5~6㎞はないわーwww」と歩いて阪急六甲駅まで降りてきました。

阪急六甲駅
阪急六甲駅

せいぜい2㎞くらいじゃね?知らんけど。つーわけで今日の六甲最高ルートです。

今日の六甲最高ルート
今日の六甲最高ルート

阪急芦屋川駅から芦屋川をあがってロックガーデンin!
風吹岩から道標に沿って六甲最高峰へ
六甲最高!
六甲ガーデンテラスに向かえば六甲ケーブルもいける
ケーブル下駅から六甲川を下れば阪急六甲駅

道がいっぱいあるんで海に向かえばどうにでも帰れる。
そんな感じで歩いて良いんじゃないかな。

六甲最高でした。

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