梅雨の合間の天下台山

梅雨の合間の天下台山

6月29日、梅雨の合間の晴れ日に相生市の天下台山に行ってきました。
相生市ってことで宮山のような岩稜を期待したのですが…

岩屋谷公園

出発は岩屋谷公園。こちら駐車場もありますし公園にはトイレもあります。

岩屋谷公園駐車場
岩屋谷公園駐車場

岩屋谷公園駐車場の奥から2番目に車を停めました。写真に見える階段を登っていけば岩屋谷公園で、そのまま公園を抜けてため池沿いを上がっていけば岩屋谷コースに乗っかります。

岩屋谷コースは下りで使ったのですが水音もあるし森林浴っぽくて良いですよ。

天下台山 北尾根コース

登りは北尾根コースをチョイス。

北尾根コースの看板
北尾根コースの看板

北尾根コース登山口へは岩屋谷公園駐車場の階段を登らずに、お墓のある路地を降りていきます。墓地の一番端っこに北尾根コースの看板がありました。

ここ登っても良いのかなあというお墓の横の細い道を山へ。すぐに道が開けました。

奇麗な山道
奇麗な山道

緩やかな山道を登っていくと第一鉄塔に到着。街の方向を振り返ってみます。

相生市の山側
相生市の山側

山側と書くと若干語弊があるかもしれませんが、鉄塔からは相生駅方向の景色が開けていました。

トンビ岩
トンビ岩

最初のピークを越えるとすぐにトンビ岩。岩の上で休んでいる人がいらしたので写真はこの一枚だけ。

うん、この角度だとトンビに見えなくもない。遠くから見るとキノコっぽかったけど。

岩屋谷公園上流のため池
岩屋谷公園上流のため池

岩屋谷公園は親水公園になっていてその上流にはため池(名前忘れた)があります。この時は知らんのでため池があるなあととだけ思っていました。

トンビ岩を振り返る
トンビ岩を振り返る

トンビ岩を振り返ってみて、なんやキノコみたいじゃんと思ったのがこの写真。載せる必要があるのか分かりませんが、いちおう記録として。

汗びっしょり
汗びっしょり

ここまで森の中を歩いてきましたが岩場に出たのでちょっと休憩します。

前日までの雨でたっぷり水を吸った森の中は蒸し暑く、ここでポロシャツを脱いでアンダー一枚になりました。

この時の気温は26度、湿度は80%くらいだったと思いますが、数字以上に蒸します。たいして歩いてもいないのにズボンの膝が汗で濡れるくらい。
もう夏山始まった?みたいな感じ。

2つ目のピークから天下台山
2つ目のピークから天下台山

相生市ってことで宮山のような岩稜を期待したのですが、北尾根コースで天下台山を目指すとずっと森を歩いていくようになります。
もう帰りたいよ、ママン。

分岐
分岐

北尾根ルート上の分岐は2か所。何も考えずに直進してりゃ大丈夫でした。ここの分岐には小さく「山頂」って看板がぶら下げてあります。

第二鉄塔から相生市
第二鉄塔から相生市

二つ目の鉄塔に着いたので振り返って見ました。相生市の街の景色でだいぶ山に入り込んできたことが分かります。
この第二鉄塔からすぐに3つ目のピーク。

3つ目のピークから天下台山
3つ目のピークから天下台山

天下台山もかなり近づいてきました。で、この3つ目のピークからほんの少しだけ岩下りがあります。
”下り”です。
岩稜っぽいのはここと山頂だけ。

逆回りが良かったな
逆回りが良かったな

いよいよ最後に天下台山、最後を登り切れば山頂だ!と勢い込むわけですが、このめちゃめちゃ整備された遊歩道。

天下台山山頂間際
天下台山山頂間際

さっきの岩下りから少々歩くと整備された道にぶつかります。きっと反射板を建てたときに整備された道じゃないかと思うんですが、山頂間際までこんな遊歩道が続くんです。ちょっと萎えた。

海が見えてきた
海が見えてきた

遊歩道からの景色ですが相生市の海際が見えてきました。ここで、山から海に向けて歩いてきたんだと実感しました。
湿度が少し下がってきたのか海風が気持ちいい。ちょっとあがった。

反射板
反射板

遠目に天下台山を見たときに見えていたのはこの反射板だったのです。最初に遠くから見たときは展望台か何かがあるのかなと思ってました。

反射板を過ぎ、山頂間際の芝生の広場みたいなところを越え、天下台山山頂に到着しました。

天下台山山頂

この山頂の岩を見ると岩稜に違いないって思っちゃうよねえ。

天下台山山頂1
天下台山山頂1
天下台山山頂2
天下台山山頂2
天下台山からの眺め
天下台山からの眺め

天下台山山頂は360度開けているので景色は抜群です。特に海の側の景色。正面に小豆島が見えました。近畿に居るのだなあというのが実感できます。

天下台山ガイドマップ
天下台山ガイドマップ

このガイドマップには北尾根コースが描かれていません。あまりお薦めじゃなかったのかもしれません 笑

帰りは岩屋谷公園にたどり着く右上の岩屋谷コースを使うとして、天下台山頂付近をぐるっと周遊できそうなので行ってみることにしました。
ちょっと歩き足りないし。

天下台山周遊

周遊開始
周遊開始

山頂奥から降りていきます。山頂付近が公園化されているのかかなり道は良いです。

展望台へ
展望台へ

道を逸れて山頂からも見えた展望台へ。途中、獅子岩への分岐もありましたが藪だったのであきらめました。半袖だし。

展望台(東屋)
展望台(東屋)

ほとんど眺望のない展望台w 人っ子一人くる気配もないのでここでゆっくり一服できました。

分岐まで戻って
分岐まで戻って
どこまでも下ってゆく
どこまでも下ってゆく

脇から水音が聞こえる小道をどこまでも下っていきます。周遊できるって知らなかったら絶対引き返すわっていうくらい下ります 笑

分岐が2回。たぶんこっちが山頂と曲がっていったら水戸大神本宮の看板がありました。

水戸大神本宮の看板
水戸大神本宮の看板

天下台山の山頂にも水戸大神の石柱があったので、これ幸いとお参りと行ってみることにしました。

立派な鳥居
立派な鳥居

看板から10mも歩いたか。立派な鳥居です。水戸大神はこの奥の様子。

弁天様
弁天様

鳥居をくぐると右手に弁天様が祀られていました。看板を書き写してみます。

弁財天の看板
弁財天の看板

弁財天
市杵島姫神社 弁財天
素才女鳴大神 祇園さんの御子神であって水の守護神としてこれに関係があり諸方面の信仰厚く安芸の宮島の御祭神として広く世に知られています。
俗に弁財天として様しられ七福神の一つとして御神徳高い神様です。

祇園信仰は牛頭天王・素戔嗚に対する神仏習合信仰なので「素才女鳴大神は素戔嗚の子で水の守護神」というところまで分かりました。弁天様も水の神様なので習合したってことですかね。

なんにせよこちらのお宮には魅かれるものがあって、弁天様と言えば財運・芸術・学問に御利益がある方ですからよくよくお参りしておきました。

さて、水戸大神様へ。

水戸大神様
水戸大神様

看板に龍脈の源とありましたし他の方のブログを見ると天下台山はすごいパワースポットなのだとか。

調査不足で僕は水戸大神様がどのような神様なのか知らず、しかも弁天様にすべてのお賽銭をあげてしまったので、水戸大神様には挨拶だけしておきました。

こちらの神社様にも水の字が入っていますしやはり水に関係した神様なのでしょうねえ。

天下台山は分水嶺になっているのか北尾根コース以外は川の音がしてるんです。昔の人にとっては山水は重要でしたから、途切れないように祀られてるんですよね。きっと。

下山

もう一度山頂まで登りなおして、岩屋谷コースで駐車場まで戻りました。

天下台山山頂
天下台山山頂
岩屋谷公園まで35分とか
岩屋谷公園まで35分とか
さあ帰るか
さあ帰るか

岩屋谷コースは遊歩道のように整備されていて、急なところは階段が切ってあり、緩やかな林に入ると森林浴のよう。

ため池まで降りると岩屋谷公園に降りる道があり、親水公園の景色を見ながら駐車場まで戻れます。

今日のルート

天下台山 今日のルート
天下台山 今日のルート

天下台山は山頂の景色が抜群でした。今回と逆回りになりますが、僕のお薦めは岩屋谷コースから入って山頂を周遊した後、北尾根コースで岩登りを楽しみながら下るルートです。

水戸大神様のことを知ってから登るともっともっと楽しいかもしれません。

それじゃまた。

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