2026熊本地震時系列表示シミュレータを作成しました。2026年8月26日まで九州地方の地震データを気象庁から取得し稼働します。
https://outdoor-cooking.info/kumamoto-earthquake-2026
イントロダクション
2026年7月28日16時27分頃、熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生し、熊本県宇城市や氷川町で最大震度7が観測されました。
揺れは九州地方の広い範囲に及んだほか、震源から離れた近畿地方の大阪市や神戸市でも震度1を記録するなど、広範囲に影響を及ぼしました。
気象庁はこの地震を「令和8年熊本地震」と命名し、政府は被災地への速やかな支援に向けて激甚災害の指定手続きなどを進めています。(2026/08/04現在)

この地震で特に驚かされたのは、朝日新聞が地震発生当日の7月28日18時37分の時点で『10年前から警戒されていた活断層、熊本の「日奈久断層帯」とは?』と題した解説記事を配信したことです。
記事では今回の震源とみられる「日奈久(ひなぐ)断層帯」について言及されており、「2016年の熊本地震を引き起こした布田川(ふたがわ)断層帯の延長線上にあり、続けて地震を起こす可能性のある『割れ残り』として警戒されていた場所だった」と指摘されていました。
専門家による長年の警鐘がまさに現実となってしまったことに、僕は強い衝撃を受けました。
2026年熊本地震 時系列シミュレータの使い方
このシミュレータでは、2026年7月28日に発生した地震以降の動きを時系列で振り返ることができます。
1. 画面に表示されている「緑の点」の意味
アプリを開くと、最初にたくさんの緑の点が表示されます。これは2016年の熊本地震の震源データ(発生から1,000件分)です。
今回の地震は、10年前の布田川(ふたがわ)断層帯の「割れ残り(まだ動いていなかった場所)」が原因ではないかと言われています。そのため、10年前のデータと見比べられるように、あらかじめ緑の点で配置しています。

2. シミュレーションの始め方
画面左下にある 「▷(再生)ボタン」 を押すと、タイムラインが動き出します。

マグニチュードがマーカーの大きさ、震度がマーカーの色(危険度)を示すようにしています。
また、気象庁Webページ表示用JSONでは震央の位置情報(十進)が小数点1桁しかないため、6㎞圏内でランダム表示されるようにしています。
本記事内でシミュレーションと言っているのはこうした部分を指しています。
これから先、より正確で詳細なデータが専門機関から発表されると思いますが、僕らが今まさに直面しているこのリアルな危機感や事象は、時間とともに薄れてしまうかもしれません。
だからこそ今この瞬間の衝撃を忘れないために、当時のインパクトが一目で伝わるような時系列データを残しておきたい。そう思ったのです。
3. シミュレーションから見えてくる特徴
シミュレーションを実行すると2026年7月28日 マグニチュード7.1 熊本地震発生からのデータが1ヶ月分、順番に再生されます。震央(地震の震源地)は消さずにグレイアウトして地図上に残るようにしました。
このシミュレータを動かしてみると、今回の地震が確かに「日奈久(ひなぐ)断層帯」に沿って次々と発生している様子が明らかになります。
ぜひご自身で実際に動かしてみて、地震の広がり方を確かめてみてください。
https://outdoor-cooking.info/kumamoto-earthquake-2026
シミュレータ作成のための参考文献
参考にしたURLを列挙しておきます。あと緯度経度の十進への変換等、簡単な処理にはchatGPTも使用しました。
布田川断層帯と日奈久断層帯(ウイキペディア)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%83%E7%94%B0%E5%B7%9D%E3%83%BB%E6%97%A5%E5%A5%88%E4%B9%85%E6%96%AD%E5%B1%A4%E5%B8%AF
10年前から警戒されていた活断層、熊本の「日奈久断層帯」とは?(朝日新聞)
https://www.asahi.com/articles/ASV7X32SCV7XUTFL01MM.html
Filter features with TimeSlider component | Sample(Esri)
https://developers.arcgis.com/javascript/latest/sample-code/timeslider-component-filter/
気象庁Webページ表示用JSON 過去30日(気象庁)
https://www.jma.go.jp/bosai/quake/data/list.json
気象庁サイトを利用したビューアの作成 6 地震情報(@KAI_Mutsumi(甲斐 睦))
https://qiita.com/KAI_Mutsumi/items/c4603ae43bb1d3329f37
震度データベース検索(気象庁)
https://www.data.jma.go.jp/eqdb/data/shindo/index.html
謝辞
まず、あらゆるオープンデータに感謝いたします。それと9年前、あれは益城町からの帰りだったと思いますが、熊本東区で食べた馬ホルモン煮込みのおいしさを僕は忘れていません。
頑張ろう熊本。