オリンピック休暇を利用してのんびらんどうましまに夏キャンプに行ってきました。今年は伊東夫妻、宮田ファミリー、升井、立石の総勢8名です。去年も良かったけど今年も面白かったよー。
のんびらんどうましま 初日
13時頃、田布施の麻里布港に全員集合。13:35の船で馬島へと渡りました。大事なことなので一応言っておきますが、麻里布港は岩国の麻里布と関係はありません。間違えて行かないように注意してください。
さて、この1年の間に麻里布港の駐車場が整備されていて、渡船乗場近くに「のんびらんどうましま専用第2駐車場」ができていました。荷物運びがめっちゃ楽になったのでありがたいっすねえ。
渡船が近づき、しっかり検温してもらって全員乗船。
馬島までの乗船時間は10分少々。去年よりもキャンプに行く人が多いようで、デッキに立てなかったので窓から景色を楽しみました。
窓からでも平生、上関の山々を見ることが出来ます。これ良い子はマネしちゃダメなポーズですけどね。
これは翌日の待ち時間に堤防を回り込んで撮った写真ですが、馬島の港はこんな感じです。どうですか。紺碧の海、光る大空、輝く緑、そして軽くひなびた漁港。
船旅は良いですねえ。いつも言うんですけど、旅程に船が入ると旅に来た感が5割増しに感じるんです。きっと自分の力じゃ戻れないと思うからなんだろうなあ。
定期船乗場からキャンプ場ののんびらんどうましままではざっくり700m。事前に申請をすればリヤカーを借りることもできますが、今回は皆、キャリーカートやキャンプワゴンを持ってきているので自力で行きます。
のんびらんどうましまに到着。代表者だけが管理棟に入り予約とレンタル品の確認および前払い清算を行います。新型コロナ対策ですね。
その後、管理人さんが表にいらしてキャンプ場利用の注意事項等の説明があります。それが終わればあとは自由だー。
のんびらんどうましまのロッジはメルヘンチックな可愛い小屋造り。今回は手前の2棟が僕らの割り当てです。
ちなみに伊東夫妻はテント泊。馬島の翌日は羅漢高原でもう一泊という強者です。
ロッジに荷物を置いたら、潮が引いた時だけ渡れるという馬島の隣の刎島(はねしま)へ。
釣りがしたいという子供たちのリクエストがあったのですが、この日は中潮・翌日は大潮で満潮が7時・20時だったので、到着時が最も潮の引いてる時間帯にあたります。釣りにはちょっと厳しい。
ま、釣れても釣れなくてもジグや餌木を投げてるだけでも楽しいよね。ただ刎島の先は岩や藻が多くて根掛かりしてました。
その内、海水浴になったりして。升井君は服を着たまま遠くまで泳いだり、根掛かりしたジグを潜って岩から外してました。大活躍でした。
海水浴は適当なところで切り上げて、17時くらいから晩御飯の準備に。
何度目か分からない乾杯をして火おこしです。ライターも着火剤もあるのに、フェザースティックを作って小枝を集めて火打ちで着火。この無駄な時間がたまらなく楽しい。
晩御飯は各自出し物を持ち寄りで、モロキュウに始まって、焼き鳥、豚バラ、鳥のこぶ締め、車エビに焼き肉もあったのかな? もちろん飯盒炊爨も。
食べるものが多すぎて、僕担当の焼きそばまで届きません(笑)
ま、そんな感じで暗くなるまで談笑して、やっぱりキャンプの夜は花火でしょと締めに入ります。
のんびらんどうましまは芝生でなければ花火は可なのです。時間は21時まで、打ち上げ花火は不可なので注意しましょう。えっと、ドラゴン花火はセーフだと思います。
Youtube動画をどうぞ。
昔はこうやって飛び跳ねて遊んだよねえ。
のんびらんどうましま 2日目
まだ寝てるんすか!コーヒーの飲み比べ始めますよ!と起こされたのが5時50分。キャンプ野郎の朝は早いんです。
洗顔セット一式を持って共同トイレに向かってる途中で見た景色が下の写真ですが、芝生に伸びてる影がまだ長いんだよ。
それでも顔を洗ってさっぱりしたら、各家自慢のコーヒー大会に参加。僕はダイソーの500円ミルとフレンチプレスで参戦です。中粗挽きで油が浮いてたり粉が沈んでたりするけど、どっしり感があって僕はフレンチプレスが好き。
でも後から飲んだ宮田家の中煎り豆も確かに美味かったなあ。豆を挽いてから3分勝負。蒸し時間は40秒。ドリップポットで一円玉の範囲に静かに注ぐとかマジものだね。
で、朝からコーヒーを3杯も飲んで腹タポタポです。
朝の満潮が7時くらいで、子供らが朝マズメを狙って釣りに行ってたので腹ごなしに見に行きました。
残念ながら釣果はなかった模様。島の周りは遠浅のようなのでポイントを絞らないと魚釣りはむつかしいかもしれませんね。
8時前に朝食開始。昨日の夜たどり着けなかった僕担当の焼きそばを朝食に持ってきました。豚バラも野菜も家で切ってきたし、ソースも調合して小分けのペットボトルに入れてきたので炒めるだけなんですけどね。オタフクソースにウースターを少し入れた屋台の味。本当はお酒で麺を蒸らしたり半熟の目玉焼きを上に乗せると美味いんですが、キャンプで再現できる自信がないのでこれで完成としておきます。
宮田家の出し物はカートンドッグ。いわゆるホットドッグをアルミホイルで巻いて牛乳パックに突っ込んで火を着けたやつです。牛乳パックの内側には蝋が塗ってあるのでじんわりと火が回っていくって寸法。これ知らなかったなあ。
ほんわかと焼けたカートンドッグにケチャップとマスタードをかけて、レタスを乗せれば出来上がり。これめっちゃ美味かったです。調理環境の整ったキッチンで作って出てくるレベルの味。
で、もう腹いっぱいと思ってたら…
ここから一人一匹塩サバが来るんかーと思ってたら…
大量にハーフ&ハーフになってますけどどうするんすか(笑)これ。
絶対無理と思ってたのですが、飯盒のご飯と一緒に食べたらめっちゃ美味かった。やっぱ日本人は米ですね。
嬉しそうに笑うねえ。君の腹は底なしか。
でも行く。
坊やに目隠しして、クルクル回して、もっと右、もっと右、少し前、そこで行け!なんつってやってたら、なんと1発で仕留めたんです!これには一同大盛り上がり。
やっぱ夏キャンプはスイカ割りですねえ。
もう食べられるわけないと思っていたのですが、デザートは別腹のようで、全部美味しくいただきました。
焼きそば食って、カートンドッグ食って、焼きサバ豚バラ定食食って、スイカ食って朝からどんだけ食べるのって話ですね。少し休んでから腹ごなしにフリスビーに向かいました。
フリスビーは良いですよー。適度に運動になる、いい汗かける、久しぶりにやっても様になる。プレイヤーやギャラリーも大して危なくない。持ち運ぶのに軽量で、複数人でお手軽に遊べるフリスビーはキャンプのリクリエーションに最適だと思います。僕のお薦めです。
フリスビーに疲れたので木陰で休息して、その後、キャンプサイト側の海を見に行くことに。
のんびらんどうましまの管理人さんが前日の説明時に遊泳禁止を指示されてたので、釣りの選択肢になかったのですが、そう言えば、去年引き潮の時にこちらの海を見て浜から急に深くなってたのを思い出しました。
ちょっと降りてみましょう。
満潮に近い時間なので海の底の具合は分かりませんが、来年、馬島に来ることがあればこちらで釣ってみるのも良いかもしれません。近すぎてイベント感はありませんけど。
そうそう。キャンプサイト下の海岸で特筆すべきは綺麗に角を削られた丸い石がいっぱい転がってたってことです。スベスベの石だらけなのでストーンペインティングをやめてなければいっぱい描けたのになあと残念。
拾って帰るわけにもいかないので、平べったい石を選んで水切りをしたり、交互にロックバランシングしたりして遊びました。
この時点で11時前。
いったん休憩して撤収に入るかーとケビンに戻りました。
ケビンの横に建てたベースキャンプの撤収も終わり、各家間の清算も終わり、レンタル品を戻してのんびらんどうましまを去ります。
楽しい時間の終わりは寂しいもの。心なしか皆、肩が下がっているようにも見えます。
渡船で馬島を離れます。さようなら、馬島。また来るからね。
こうして非日常の島生活が終わり、船に揺られて皆、日常へと戻っていくのでありました。
了
のんびらんどうましま
のんびらんどうましまは山口県熊毛郡田布施町の人口わずか28人の離島・馬島にあるキャンプ場です。
離島のキャンプ場としては県内有数の規模で、テントサイト20区画、ケビン7棟の他、共同の炊事場、水洗トイレ、シャワー室が整備されています。
ケビンは木造りで雰囲気もgood。装備品はないので素泊りになりますがクーラーは完備なのでぐっすり寝ることが出来ます。必要なものは事前にレンタル可。
ケビンはチェックインが11:00、チェックアウトが翌16:30という謎仕様なので、元気が良ければ29時間島で遊び続けれらます。渡船の時間は以下で要チェック。
http://nonbiland-umashima.net/access.html
営業期間は4月1日〜10月31日。コロナ禍の今は、緊急事態宣言およびまん延防止等重点措置地域からのお客さんを受け入れていないので気を付けてください。
詳細は以下の本家サイトへ。良いところですよ。
http://nonbiland-umashima.net/
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