ひと月ぶりの山行。あまり遠くなく、あまり危なくなく、あまりきつくない山と、小郡の雨乞山に登りましたがなんだか物足りず。ついでに雨乞山の中ほどから入れる禅定寺山を回ってきました。
足が戻っていないところに禅定寺山山頂付近を小回りしたのは余計だったかも。でもおかめ岩には感動したよ。そんじゃ禅定寺山、始まり、始まりー。
禅定寺山へ
雨乞山へと続く舗装路を登っていると、カーブの途中に金網の柵が見えます。これが禅定寺山への入口です。雨乞山に物足りず禅定寺山も見てやろうとここから入っていくことにしました。
金網の向こうもめっちゃ綺麗な道、舗装路の上に落ち葉がたまったような道が延々続いていきます。
禅定寺山はノープランのため地図も見ていません。方向的にはこのピンテのある山道に入っていけば良い気もしますが、先ほどから歩いてきた舗装路もまだ先へと続いています。
どっちかなー
しばし立ちすくんでおりましたら後ろからガサっと音が。びっくりして振り返ると、そこにはトレッキング姿のナイスダディ。
なんていいタイミング。こりゃ山の神に違いないわ。
「すみません。禅定寺山ってこっちっすか?初めてで。」と素人丸出しで尋ねると「こっちだよ」とピンテ方向を指さしてくださいました。
立:もう一回舗装路にぶつかったりします?
神:いや。ぶつからないよ。禅定寺山の山頂はこっち。
神の御神託、これで行く道がはっきりしました。
神様にはお先にどうぞと先導をおススメしたのですが、ゆっくり登っていくから先に行っていいよと言われましたので、先行することにしました。
追い抜かれそうで自信がないのですがw
禅定寺山東峰へ
神様に追いつかれまいと必死でした。ブランク明けにはなかなかきつい。
禅定寺山 東峰
開けた場所に出てきました。ここは禅定寺山東峰。
愛宕社
嘉川地域づくり協議会
雷神を祀り、防火の神として信仰されている。雷神は雨を降らせる神でもあり、稲作に必要な夏の慈雨を祈るために祀ったのではなかろうか。京都の愛宕社から勧請したものと思われる。(「嘉川の石祠・石仏など」から抜粋)
雨乞山の近くに愛宕社かあ。
たしかに稲作に適した土地に見える。豊作のために当時は雨が大事だったってことなんでしょう。
景色を見ていると思いのほか早く神様が上がってこられました。危ない、危ない。追いつかれなくてよかった。後ろに気を遣わせるのは申し訳ないですからねー。
しばらく神様と歓談。
この奥に西峰があること。西峰の奥に”おかめ岩”があること。”おかめ岩”からランプの宿方向に降りて小回りでまた西峰に戻ってこられることを伺いました。
今日は足りたなあと思っていたのですが、神様にお薦めされたら行かないわけにはいきません。
お礼を言って先行します。
禅定寺山 西峰
西峰は東峰から3分程度だったかな。すぐ近くです。
等級種別:三等三角点
冠字選点番号:知27
基準点名:禅誓寺
標高(m):392.27
基準点名を見ると、もともと”ぜんせいじ”なんですかね。あの字で”ぜんじょうじ”って読むのかな。
三角点の反対側には「ランプの宿への近道」の看板があって下って行ってます。ふむふむ。”おかめ岩”まで直進して、”おかめ岩”から右に入って回れば、この看板の道から再び西峰に戻ってくるってわけだ。分かりやすい。
御神顔峠
ルートを思い描くことができたので、西峰を直進。しばらく下ると御神顔峠に出てきました。
大きな岩の手前に小さな鳥居。御神顔峠の道標。
あれ、もしかして御神顔を”おかめ”って読むのかな?
でも、この岩、あんまりおかめ顔じゃないけど?
その答えは岩の裏にありました。
確かに笑ってるw 笑ってるわ。こりゃ西峰を小回りしないと気がつきません。いいタイミングで話聞いちゃったな。ちょっと感動。神様、ありがとう。
西峰まで小回り
おかめ岩からぐるっと回って西峰に戻る道はきついよ。
残念ながら見晴らしは0です。希望はあっても眺望なしってかwww
ここまでもここからもずっとずっと下りです。
ランプの宿への分岐を見つけました。ここを右にとれば西峰に戻るはず。で、ここから100mくらい登り直しになります。
禅定寺山の裏側って沢があるんですね。一部、岩清水が流れ出してるところもありました。
西峰に出る手前はシダの大藪です。久々の山行で腿がガクガク。足元も細いのでちょいと危ない。
雨乞山・禅定寺山、今日のルート
約一か月ぶりの山行。雨乞山ではものたらず禅定寺山を回ってきました。
禅定寺山の登山口が分からず悩んでるところに出会った山の神に啓示を受け西峰、おかめ岩と山頂付近を小回りをしてきました。ぶっちゃけ東峰までは楽勝でしたが、そこから100m上げ下げの小回りはなかなかしごかれました。神様からの試練だったのかしら。
神様に教えてもらったおかめ岩は良かったよ。なごんだ。あれは見に行くべきだね。
ええ景色やー。
禅定寺山手前の雨乞山はこちら