龍門岳を登った日は風が強かったので、アルストを使った山頂コーヒーはなし。もう少し陽に当たりたかったので、近所の維新公園に寄ってマグでコーヒーブレイクしてきました。
これはこれで良いじゃないのと一人悦に入って周りを眺めていましたら…
公園に炭が捨ててあるよ orz…
おいおい。どこのBBQNがやったのか知らないけど、火がついてた炭を自分の家に持って帰るのが嫌だったからこの場所に放置したってーのか?
しかも生垣の下に放置とか、お前、これ放火だぞー。
水場のすぐ横に捨てられてたので、きっと炭を水には漬けたのだと思うけど…
炭を水に漬けると次に使えないから駄目だという記事をよく見かけますけれども、別にダメじゃありません。後述しますが、次に使う予定がなければ水で消せば良いんです。
とにかく、放置するなんてーのは愚の骨頂!最悪です。
維新公園には「公園内で火気使用の方は、維新百年記念公園管理事務所に連絡して下さい。」って看板がありまして、火を使うこと自体は禁止されていません。
そろそろ桜の季節ですが、毎年、芝生の上で花見&BBQを楽しむ方はたくさんいらっしゃいます。全員が全員、事務所に連絡しているわけじゃないでしょうが、まあBBQ自体は微笑ましい風景なので僕はうるさく言うつもりはありません。
公園側もそこまでうるさくなくて、これまで双方が常識の範囲内で施設を利用できていたわけですが、こんな炭捨てて帰るバカがいるなら話は別ってことになっちゃいます。
やばいよね。
燃やした炭の後処理
昔はキャンプに行けば、石を組んでかまどを作って直火おこして、燃えカスに土をかけて埋めればOKだったわけですが、今は令和ですからね。炭は自然に分解されないってことですし、後処理ももっとスマートにいかなきゃ。
炭捨て場に持っていく
炭捨て場があれば最高です。キャンプ場なんかだと炭捨て場・灰捨て場がありますから、残った火があればそこに捨てさせてもらうのが最良。
炭捨て場はたいてい耐火煉瓦で囲ってあって、灰とか砂なんかで満たされてるんで延焼とかあり得ません。常識的な人が使ってる限り管理側もそこだけ火を気を付けていれば良いわけでね。互いにハッピーな解決策です。
維新公園もいっそ炭捨て場を作ってくれれば良いのになーとも思うのですが、そもそも運動公園ですし積極的に火興しを勧めるわけにはいかないでしょうから期待薄。
いや期待薄というよりはこいつは筋違いですね。
焼き切った灰を持って帰る
灰にして持って帰るのもOK。捨てるところがなければ持って帰るのが当然ですが、炭に火が残ってるかもしれないという不安を持つのも当然です。なので灰になるまで焼き切って、ビニール袋に入れて持って帰ればOK。
もちろん、安心してビニール袋に入れられるまでには時間がかかります。でも火を起こしたのは自分で、不安を作ったのも自分なんですから、安心も自分で得なきゃね。
炭を水に浸して持って帰る
炭を水に漬けて消すのもOK。灰と似たような感じですが炭が残っている場合は、バケツに水を張って、火ばさみで挟んで一個一個を水に浸し、炭の芯の火が消えるまで待ちます。
ところで、BBQグリルに残った炭の塊に一気に水をかけるのはやめましょう。水蒸気と一緒に灰や小さな火が周りに飛び散る可能性があります。あくまで一個一個水に浸してジュッと消します。
水につけたとはいえ安心してビニール袋に移せるまで気長に待つようになります。どこまで待てば安心なのかは自分次第。持って帰る前提なら相当慎重になりますよね。そういうことです。
炭を火消し壺に入れて持って帰る
火消壺に入れて持って帰るのもOKです。炭を水に浸せば火が消えるってのは当たり前に感じるでしょうが、それと同様に酸素を遮断すればやっぱり火は消えるわけです。それが火消し壺の原理。
水につけた炭は乾かすまで時間がかかりますし再利用時に火がはぜるので、後日また使うつもりであれば酸素を遮断して火を消すのが良いです。
陶器製の火消し壺なんかはあまり側が熱くならないのでポイポイと炭を入れて放っておくのにお勧めですが、壺が割れやすいのと蓋がバチっと閉まらないのが難点ですかねえ。家でやる分には移動がないので良いんですけど。
で、ちょっと検索すれば金属製の火消し壺がキャンプ用品として出てます。ホームセンターに行っても結構売ってます。こんなやつとか。
まあ、火消しツボを使っても30分~1時間は蓋を閉めて放っておく必要がありますし、金属だと側も熱くなりますし、炭を入れてすぐには移動ができません。BBQの終わりには余裕をもって、自分一人が残って後始末を行うくらいの気持ちで挑むのが良いんじゃないかと思います。
誰も褒めてくれないかもしれないけど「後始末のできる自分。かっちょいい。」と一人悦に入る。そういうスタイル。
火消し壺の代用品
火消し壺の価格はそれほど高いものではありませんが、代用品としてペール缶とか一斗缶も使われてる方も多いようです。炭の量が少なければオイルポットなんかも使えるかと思いますが、もう少しガッチリしたものが良ければダッチオーブンを使っちゃう手もあります。ちょっとワイルドね。
まあ、どれを使っても外側がそこそこ熱くなるのは同じなので、それならいっそ炭を厚手のアルミホイルで包んで空気を遮断しちゃうって手もあります。これはワイルドすぎwww
この方法、耐熱手袋は必須ですが、BBQやるような方は耐熱手袋くらい持ってるでしょうから、どうにも消す方法がないなあというときの非常手段として覚えておくと良いですね。
耐熱手袋はBBQやってる感も50%増しになるので絶対買っておくべきアイテムです。
炭を持って帰る
僕も昔は維新公園でお世話になった口ですが、満開の桜の木の下での宴会は本当に楽しいんですよ。開ききった花弁が綿のように枝にまぶりついて、そのピンクのぼんぼりからひとひらふたひら花が舞い落ちて。風情あるけどちょっと寒いねーなんて言いながらまた缶ビールのプルを開ける。
大多数の方は公共の場で遊ばせてもらってるって意識をお持ちだと思います。今回の記事のような一部のバカの為に公園でのBBQ禁止なんてことになったら大変です。なので(くそ腹立つけどバカが残した)炭を持って帰ることにしました。
BBQの終わりはゆっくりじっくり。BBQしたら炭は持って帰ろうよ。火を使って遊ぶってそういうことだよ。ね。
維新公園 今年の桜は3月27日がピーク
僕の大好きな維新公園の3月27日午前の写真です。桜は9分咲きといったところでしたが、午後からの強風と夜半からの雨でかなり散ってしまったことでしょう。お花見としては、3月27日がピークだったと思います。
お花見といっても今年は煙を上げている方も見受けられず、みなさんそれぞれに離れた位置でお弁当を楽しまれている様子でした。
外で食べるご飯は美味しいですよね。ぽかぽか陽気の土曜日。いいなあ。
2021/03/28 追記