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【山口県百名山】光市のパワースポット石城山をハイキング

【山口県百名山】光市のパワースポット石城山をハイキング

山口県百名山の一つ、光市田布施町の石城山(いわきさん)を歩いてきました。石城山は山口県立自然公園にも指定され、古代山城跡や神社仏閣も多数ある山口県屈指のパワースポットです。

早速、行ってみよ!

石城山への入り方

駐車場は三国志城をお借りしました
駐車場は三国志城をお借りしました

石城山の最寄りのICは熊毛インター。これを降りて山口県道63号下松田布施線をひた走ります。

道の駅っぽい光市農業振興拠点施設里の厨を越え、しばらくして右折(注.右折側が63号、直進は68号になります)。

左手に「石城山」の看板を見て左折すると、これが山口県道160号石城山公園線。100mくらい進むと三国志城があります。

三国志城は2015年に閉館されていますが、石城山に登る方のために2~3台分の駐車スペースが開放されています。ここなら長時間車を停めても怒られないでしょう。

あ、ちなみに今日は後輩の升井君とハイキングです。僕よりも一回り以上若いスポーティなナイスガイ。生意気で可愛い面白い男なんです。

今日のルート

そんじゃ今日はルートを先にご紹介しておきますね。

石城山と石城山県立自然公園
石城山と石城山県立自然公園

まずは登山。三国志城を起点に63号線に戻り三鍛冶屋口から入山です。山頂の石城神社を訪れた後、山腹の遺跡を見て回り、下りは伊賀口に出て三国志城に戻りました。

左の輪っかが登山と下山、右の輪っかが自然公園の散策になります。

石城山登山

それじゃ登山開始です。

三鍛冶屋登山口
三鍛冶屋登山口

三国志城を出発し、県道63号線を登っていくと左上に黄色いガードレールが見えます。これが三鍛冶屋登山口の入口。

石城神社注連柱
石城神社注連柱

なにやら立派な門構えとその奥には阿吽の狛犬も。石城神社注連柱というそうです。

すぐ奥に神社やお寺が控えていそうな雰囲気がありますが、道が続いているだけなんです。

登山道 山頂まで1.4kmの看板
登山道 山頂まで1.4kmの看板

石城神社注連柱をくぐると道が三又に分かれていますが、看板の示す方向の山道に入っていきます。

三鍛冶屋登山ルート
三鍛冶屋登山ルート

三鍛冶屋登山ルートの道幅は広く迷いようがありません。

部分的にコンクリートが見えているので頂上の石城神社への参道として整備されているのだと思いますが、落ち葉の堆積がひどく、たまに枯れ枝に足を取られます。

取りつきの斜度は緩いのですが、心拍を上げる間もなく直ぐに直登に入ります。升井君はルパン三世のテーマなぞ口ずさんでスキップしていましたが、僕には無理。

ちょ、ちょっと休憩しないかと泣きを入れてしまいました。

中腹の竹林
中腹の竹林

石城山は中腹に竹林があります。三鍛冶屋ルートの竹林は荒れ放題でくぐったり跨いだりが大変。

でも道は続いているので迷った感じはありません。ただ荒れているだけです。

竹林を抜ける
竹林を抜ける

竹林を抜けると植生が変わって良い感じの山道に。山腹を回っていきます。

「絶対落ちないでくださいよ」と升井君が振ってきますが、ダチョウ倶楽部じゃないんだからさ。押すなよ。押すなよ。

三鍛冶屋口と伊賀口の合流点
三鍛冶屋口と伊賀口の合流点

三鍛冶屋ルートと伊賀口ルート(下りで使います)の合流点には道標があり、また小さなお社もありました。

小さなお社
小さなお社

特にお名前も分からず、中を覗き込んでもお祀りされている方も分かりませんでした。

取り合えずお山にお邪魔してることをご報告し、頭を下げておきました。

途中の分岐点
途中の分岐点

先ほどの小さなお社から登っていくと、また分岐。

左の道標は石城山県立自然公園400mだったかな。右は第二奇兵隊首置松と書かれています。でも真ん中の山にも入っていけそうな雰囲気があるんです。

単純に左にとって山頂を目指せば良いのですが「山行きましょうよ、山」という升井君の一言で真ん中の道(これ道なのか?)を進むことに決定。

道なき道をどんどん進む升井君。「お前、俺を置いていくと前から首が飛んでくるぞ(笑)」と脅しをかけると「首が来るなら後ろからでしょ(笑)」と逆に脅されてしまいました。

しようがないので升井君のお尻を追いかけます。ホモではありませんが。

登ってみたけど何もない山
登ってみたけど何もない山

なんもないっすねというポーズ(笑)お前、その反省ゼロが良いじゃない。

ここからさらに道なき道を進み、行き場を無くしてから左の登山道に戻りました。まあ、ハイキングながら多少ワイルドで面白かったよ。

グッジョブ。

第二奇兵隊本陣跡
第二奇兵隊本陣跡

石城山山頂あたりに到着。この第二奇兵隊本陣跡の看板は石城神社の裏手になります。元々、神護寺というお寺さんがあったところです。

江戸時代末期、四境戦争や戊辰戦争で活躍した第二奇兵隊は、1865年1月に真武隊として結成。同月、室積の専光寺に本陣を構え南奇兵隊と改称。2月に室積の普賢寺に本陣を移し、3月には更にここ石城山に本陣を移し、4月、藩公認の隊として第二奇兵隊となったそうです。

この石城山は、先々週だったかに歩いた室積の普賢寺さんと奇兵隊を通じてリンクしてるんです。僕の奇妙な縁。面白い。

さて、それじゃ石城神社に行きましょう。

石城神社

石城神社は古くからあるお社のようです。

石城神社を鳥居方向から
石城神社を鳥居方向から

石城神社の創建は明らかでないが、社伝によると、敏達天皇三年(574)の鎮座と言われ、天皇の勅額と伝えられる「石城宮」も保存されている。

光市教育委員会

お社は鳥居の方を向いておらず、右回りに参拝ルートがあります。拝殿にて家族の健康と活躍をお祈りしておきました。

石城神社 本殿
石城神社 本殿

参拝ルートは本殿もぐるっと回れるようになっています。失礼しますと心に想いつつ写真を一枚。

本殿は、文明元年(1469)大内政弘が再建したものと伝えられている。桁行5.54m、梁間2.85m、正面入母屋造り、背面切妻造り妻入り、こけら葺、四囲に縁をめぐらせた春日造りである。柱面のとり方、勾欄のそり方、斗ぐみ(きへんに共)、蟇股等に室町時代の特色を残している。
(中略)
昭和4年(1929)7月1日国宝に、同25年(1950)8月29日に重要文化財の指定を受けた。

光市教育委員会

境内には「平成27年 天皇皇后両陛下お手蒔きのひのき」というのもありました。陛下もいらした場所なのだろうかと家に戻って調べてみたら、植樹祭の際に蒔かれた種を移植するというのは結構行われているようです。古いお社なので陛下も来られたのか!とドキドキしました。

石城山県立自然公園

さて、ここからは石城山県立自然公園を散策です。最初に石城山県立自然公園 国指定史跡 石城山神籠石案内図をご紹介しますね。

石城山神籠石案内図
石城山神籠石案内図

今、居るのが左の石城神社。ここから神籠石をぐるっと見て回ります。神籠石(こうごういし)ってのは『九州地方から瀬戸内地方にある、石垣で区画した列石遺跡の総称。一般には日本書紀や続日本紀に記載がなく遺構でのみ存在が確認される山城を指す。』のだそうです。

水門があったり神社仏閣も多数あり、ここからパワースポット感マシマシです。お楽しみに。

それじゃ出発!
それじゃ出発!

石城神社の奥から西水門に向けて出発しました。

光・下松方面の景色
光・下松方面の景色

歩き始めてすぐに光・下松の方向が開けました。石城山は300m級の低山ですが、先の地図の通り山の周りをぐるっと巡るコースを歩くので開けた場所からは良い景色を眺めることが出来ます。

手前が田布施町かな。光市島田の茶臼山(一部の削れと電波塔が分かりやすい)も見えますし、海の傍には日鉄の煙突も見えました。周りに山がないので見通しが良い。

本道から外れた階段
本道から外れた階段

本道の横に一段高い広場がありまして、こりゃなんじゃと登ってみると、一番奥に下に続く階段を発見。

特段どこにつながるの看板もないのですが、結構整備された階段なので、いずれ本道につながっていくだろうと降りてみることにしました。

どこに行くかわからないドキドキ感が楽しい。

するとこれが大正解!

西水門
西水門

結局、本道がこっち側に繋がっているのかどうかは分からずじまいですが、なんだか城壁みたいなところに出てきましたよ。

なにー、この城跡みたいなのが水門なのー?

西水門
西水門

はい。この城壁のようなものを西水門と呼ぶそうです。ここは水が流れてる感じはありませんでしたけれども。

升井君は「ちょっと行くっす」と岩壁を登り降りしてました。元気があってよろしい。

次行こう。

北水門
北水門

西水門を後にして上って下ってを繰り返すと今度は北水門が眼下に広がりました。

降りていきましょう。

水門を覗き込む升井君
水門を覗き込む升井君

ここは横に小川もあり、水門からもちょろちょろと水が流れていました。

「なんか冷い風が来るっす」と水門をのぞき込む升井君。好奇心旺盛です。

見るものいっぱいあるんで次行きましょう。

龍石手前の神籠石
龍石手前の神籠石

次行きましょうと歩いていると大きな石が左手に見えました。あれは龍石という名前のようです。

そういう名前付きの石も良いですが、升井君の右手、遊歩道の横にも石の壁が見えますね。これが神籠石です。

派手な水門や大岩に目を向けがちですが、こうした石積みが山を取り囲んでいるのが神籠石の遺構の特徴とのこと。

龍石
龍石
石を見ると登る人
石を見ると登る人

お前、呪われるぞ(笑)

北門
北門

先ほど見たのが神籠石なのだと知ったのは、北門にあるこの看板です。

歩きながら「これはさすがに最近遊歩道作ったときに据えたコンクリじゃろー(笑)」なんて話をしていたので、あの石が古代の大土木工事跡と知って驚きました。

ちょっとルートの話。この看板のある北門からは旧キャンプ場に行けるようなのですが、ついでに東水門も見ようということで大回りを続けます。

柳井方面の景色
柳井方面の景色

北門から少し登ると木々が途切れて見晴らしの良いところに出てきました。

「あれ、どこの街っすかねえ」と升井君。琴石山から見た中電の煙突っぽいのがあるなあ。ってことは手前の街は柳井で、奥に見えるのは周防大島だねえ。

この道、歩き始めは光・下松方面が見えて、しばらく進むと柳井が見えるんです。山をぐるっと回ってるから当たり前なんですけどね。でも、知らない山道から知ってる場所を同定するのは、本当に楽しいんです。脳内がビビビッと活性化されるのを感じます。

東水門
東水門

東水門にやってきました。岩を見ると登りたがる升井君。

東水門も大きな穴が開いていてちょろちょろと水が流れ出ていました。穴を見ると入りたがる升井君。

根っからの冒険野郎です。

東水門向こうの看板
東水門向こうの看板

東門、南水門はもういいかと、高日ヶ峰(362m)くらい登っておこうということで東水門を越えたところで、山に戻ることにしました。

妙見社の鳥居
妙見社の鳥居

山に戻るといっても大した登りではありません。木で土止めされた階段を上がっていくだけ。

稜線というか平坦なところに出ると妙見社の鳥居がお出迎え。

妙見さんってのは北斗信仰。ざっくり戦勝祈願の神様です。

高日ヶ峰(362m)へ
高日ヶ峰(362m)へ
高日神社様到着
高日神社様到着

鳥居から高日ヶ峰へちょい禿の道を歩くこと5分、高日神社様に到着。妙見さんかと思ったら主祭神さんは違いました。

ここからの眺めがまた良くて、正面に上関、左手に柳井が良く見えるんですよ。

日当たりも良くポカポカ気持ちいいのでしばらく休憩しておきました。

日本神社(やまとじんじゃ)様
日本神社(やまとじんじゃ)様

高日神社を降りて日本神社様へ。

こちら主祭神が天照大御神(あまてらすおおみかみ)の他、国造り(国譲り)の諸々の神様を祀られているとのことで、これはかなり大きな神社だと思いネットで検索してみたのですがあまり引っかからないんですよ。

神道天行居日本神社で検索すると当たりました。信仰は個人の自由ですのでノーコメントで。

日本神社様の横のさざれ石
日本神社様の横のさざれ石

さざれ石って岐阜県特産の天然記念物だったのですね。

国歌「君が代」に詠まれているさざれ石は、日本の七高山、伊吹山のふもとにあり、学名を石灰質角礫岩と言います。これは石灰石が長い年月の間に雨水で溶解され、そのとき生じた粘着力の強い乳状液(鍾乳石と同質)が次第に小石を凝固して、だんだん巨石となり、河川の浸食作用により地表に露出し、苔むしたたものです。

岐阜県揖斐川町

旅行に行った時の記憶で、鹿児島の霧島神宮のさざれ石が国歌に歌われたものだと、僕は勘違いをしていました。霧島神宮のさざれ石も岐阜から奉納されたものだったようです。

ところで升井君、どっから顔出してんのよ(笑)

キャンプ場
キャンプ場

日本神社様から少し降りてキャンプ場にやってきました。このキャンプ場、もしかしたらもうやってないのかなあ。コンクリのかまどが壊れていて、東屋も火気厳禁の看板が張ってありました。

神護寺仁王門(随身門)
神護寺仁王門(随身門)

キャンプ場の入口から見える藁ぶき屋根の門が神護寺仁王門、今は随身門と呼ばれてるそうです。ちょっと看板を書き写し。

神護寺仁王門(随身門
現在は石城神社の随身門であるが、第二奇兵隊の本陣が石城山に移された時には神護寺の山門であった。そして、仁王像が納められていたことから「仁王門」と呼ばれていた。

看板を読んで仁王様がいらっしゃるのかなと格子を覗くと、公家さんのようなお人形さんがいらっしゃいました。面白いことに口の形はちゃんと阿吽になってる。左が阿、右が吽なのは珍しいけれども。

んー、随身門ってなんなんだろう。

日本の神道において、神を守る者として安置される随身姿の像のことを「随身」といい、この場合は随神とも書かれる。 門守神(かどもりのかみ)、看督長(かどのおさ)、矢大神・左大神とも言う。 神社の門のうち、門の左右に随身を安置した門のことを「随身門」と呼ぶこともある。

随身門Wikipedia

だそうです。升井君は「五月人形みたいっすねー」とか言ってましたが、お前、本当に呪われるぞ(笑)

この随身門をくぐって下っていくと、最初の石城神社に着いて、自然公園一周完了です。

余禄

随身門の左手に登っていける道があって「こっちが石城神社っす」と自信ありげに升井君が言うので行ってみました。

電波塔で行き止まりだよん
電波塔で行き止まりだよん
第二奇兵隊の火薬庫跡
第二奇兵隊の火薬庫跡

無駄に200mくらい歩いたけど、第二奇兵隊の火薬庫跡を見つけたから無駄じゃないか。

石城山下山

下山は石城神社の裏手から降りていきます。

伊賀口の道標、再び
伊賀口の道標、再び

登りは三鍛冶屋からでしたが、下りは伊賀口を選びました。これを行くと、車を停めた三国志城のあたりに出るはずです。地図読みだけだけど。たぶん。

伊賀口への下り
伊賀口への下り

伊賀口への下りは、三鍛冶屋ルートよりも道は良いのですが傾斜が急です。また落ち葉が深く積もっているのはどちらも同じで、下りは特に滑らないように気を付けないといけません。

荒れ藪
荒れ藪

竹藪の荒れ具合は三鍛冶屋ルートより多少ましでした。

伊賀口到着
伊賀口到着

伊賀口に到着。道の左右を見て、多分、舗装路を少し下りれば三国志城だろうと推測。

三国志城到着
三国志城到着

正解!伊賀口から3分も下れば三国志城でした。

三国志城には田布施の語りべのおいちゃんが待っていて「お疲れさーん」と車から飛び出してきました。20分くらい、田布施の怪しい伝説を色々と教えていただきまして、一番怪しかったのはおいちゃんなんですが(笑)地元が大好きなんだなーってのがよく伝わりました。

石城山はパワースポットだ

御覧のように石城山は古代城跡に神社仏閣が集まったパワースポットでした。いやー、僕は山口県にこんな良いところがあるなんて知りませんでしたよ。

今回、僕らは登山口から入りましたが、三国志城前の山口県道160号石城山公園線を車で進めば石城山キャンプ場の駐車場に着きます。

駐車場横の随身門から自然公園をぐるっと一周回ればパワーバリバリ、RUNの人にもかなりお薦めです!

僕と升井君
僕と升井君

升井君に「立石さんは登りでパワー使い切ったから、せっかくのパワースポットでも±0じゃないっすかwww」と弄られたので、帰りに光のはな華のラーメンでパワーを補給しときました。

どうだ。これでプラスじゃ(笑)

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