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【山口県百名山】峨眉山から室積半島半周

【山口県百名山】峨眉山から室積半島半周

光市の千坊山を登った日、萩の平から室積半島が見えたのでついでに峨眉山を歩いてきました。峨眉山の標高は117m、山口県百名山では2番目に低い山ですが、海の景色が素晴らしくまたコースもよく整備されていましたので十分に楽しめました。

峨眉山の麓の普賢寺へ

峨眉山へは188号線から室積半島へ曲がって、その道をひたすら真っすぐに行けば駐車場があるのですが、その前に麓の普賢寺さんにお参りしておきました。

普賢寺の仁王門
普賢寺の仁王門

普賢寺は性空上人が開いたお寺で、山号が峨眉山。なのでお山に登る前にご挨拶は必須かなと。こちら、海中から出現したという普賢菩薩をご本尊として祀られており、仁王門も港に向かって開けています。

普賢寺にお参り
普賢寺にお参り

普賢寺では性空上人入寂の日を取って5月13~15日に普賢祭が行われます。このお祭り、夜行くと潮の香に波の音、暗がり、蝋燭、夜店の灯りと実に良い雰囲気の縁日を味わえます。

実は若い頃に単身で光市に住んでいましてね。地元の方の勧めで普賢祭にお邪魔したことがあるんですよ。

今日のお参りはその時のお礼も兼ねてというところ。

さて、それじゃ峨眉山に行きましょう。

峨眉山ハイキング

峨眉山の駐車場は普賢寺の裏にあります。車は数十台停められますし、トイレも自販機もあります。

峨眉山取りつき

峨眉山自然研究路
峨眉山自然研究路

この看板と赤い鳥居が目印。看板を見つけたら右に入っていく道がありますから、そちらへ向かいましょう。これ本当に大事よ。

お狐さんにご挨拶
お狐さんにご挨拶

鳥居をくぐりながら、そこらを歩いていたトレッキング風のおばちゃんに「峨眉山こっち?」と聞くと「そうそう」と。素直な僕は何も疑わずにお狐さんの階段を上ってお参り。

でも、お社の横からは登れそうな道があるような、ないような感じ。

これただの急斜面じゃん
これただの急斜面じゃん

その獣道を上がっていくとただの急斜面なんだけど、でもたまにリボンらしきものが見え隠れするの。ほんまにこれ道かーと疑いながら登っていると、とうとう行き止まってしまいました。

石段があるやんけ
石段があるやんけ

どうしようもなく斜面を横に横に逃げていたら石段がありました(笑) おいおい。どうやら最初の鳥居はくぐらずに、その手前の道を右に進めば良かったようです。

あのおばちゃんお狐さんか。すっかり化かされたぞ(笑)

杵崎神社
杵崎神社

石段を登っていくとすぐに杵崎神社があります。

コンクリ道
コンクリ道

その先の道は石段もなくずっとコンクリ打ち。良い意味で整備されています。

木の間から瀬戸内
木の間から瀬戸内

午後の少し遅い時間に登っていますが、木の隙間から瀬戸内の反射光が見えてなかなか宜しい。

積み石の壁
積み石の壁

これは自然の造形? いや流石に自然じゃないよなあと興味深く拝見しました。

尾根と思うじゃない?
尾根と思うじゃない?

積み石の壁を回り込んだら尾根らしきところに。で、もう山頂なんです。

峨眉山山頂

取りつきからいきなり山頂です(笑) 先ほどの尾根らしきところの左側が山頂でした。

秩父宮殿下 御登山記念碑
秩父宮殿下 御登山記念碑
釈迦如来像
釈迦如来像
三等三角点
三等三角点

三角点は土埃をかぶって文字の判別が不可能だったので、手袋で綺麗にしておきました。なかなか立派な三角点ですよ、これ。

室積半島半周開始

あまりにもあっけなく峨眉山を終えたので、象鼻ヶ岬の灯台まで歩いてみることにしました。

日和山跡まで

峨眉山自然研究路は続く
峨眉山自然研究路は続く

ここから稜線を登ったり下ったりしますが、ずっとコンクリ打ちの遊歩道が続きます。

普賢菩薩様
普賢菩薩様

峨眉山山頂にお釈迦様、普賢寺に普賢菩薩様という配置かと思っていたのですが、自然研究路沿いに普賢菩薩様がいらっしゃいました。

そう言えば杵崎神社から海に降りていく立入禁止の道に文殊菩薩方向との看板があったような。普賢寺さんに関係なく新たに置かれたものかもしれませんね。

何か明るいぞ
何か明るいぞ

普賢菩薩様から少し進むと、道の向こうが妙に明るくなっていました。

おー!崖だー!
おー!崖だー!

行ってみると、海に向かって景色が開けており牛島や祝島が見えます。眼下は崖。半島の外側を歩いてるんだなあと実感できます。

三叉路の看板
三叉路の看板

その先を下ったところに三差路の看板。

うーん、護国神社に行くべきなのか入口に向かうべきなのかと悩んでいると、護国神社方向から男性が下りてきました。今日ルート上で初めて人に会いましたが、これはグッドタイミングです。

「こんちは。灯台行きたいんですがこっち(護国神社)方向でOKですか?」と聞くと「OK、OK」と。ありがたいお返事。適度な距離を保ったままお礼を言い、彼が下りてきた道を行きます。

日和山跡
日和山跡

先の三叉路からしばらく登り路を行くと、道の端に石のテーブルを発見。なんでこんなところに?と回り込むと、テーブルの右手に上がれそうな道がありました。

これも行ってみようと数m上がると日和山跡の石碑がありました。跡ってなんでしょうね。城でもあったのかなー。

日和山跡から見る峨眉山
日和山跡から見る峨眉山

日和山跡から振り返ると先ほど歩いてきた峨眉山が見えます。

光峨嵋山護国神社から瀬戸内海国立公園

日和山跡から下り始めるとすぐに立派な神社の裏手に出てきました。

光峨嵋山護国神社
光峨嵋山護国神社
光峨嵋山護国神社
光峨嵋山護国神社
光峨嵋山護国神社
光峨嵋山護国神社

とりあえず正面に回り、手を合わせて、頭を下げて神社を出ます。この時は護国神社とは気が付いていませんでした。前の三差路で看板にあったのにね。

三叉路(鼓ヶ浦へ)の看板
三叉路(鼓ヶ浦へ)の看板

鳥居をくぐって数段降りたところにまたも三叉路の看板。この道、三叉路多いなあ。この看板でいう入口というのは神社の石段を下りていく方向になります。なので、これはもう大外回りの鼓ヶ浦へ行くしかありません。

公園に出てきたぞ
公園に出てきたぞ

すると直ぐに公園のような広場に出てきました。まだ山の中にいるのかなと思っていたのですが、このあたりで波の音が聞こえ始めたのでどうやら海に近いところまで降りてきているようです。

奥に鳥居が見えますね。行ってみましょう。

毛利敬親公の碑
毛利敬親公の碑

毛利敬親公の碑がありました。なんでこんなところに? よく分かりませんがあまり詮索もせず、ここまで休憩なしに歩いてきたので公園まで戻って東屋で一服します。

東屋のベンチって落ち着くんですが、低山とは言え午後から入ってるのもあって、残りの距離がわからないのであんまりのんびりもしてられません。

ここでまた三叉路の看板
ここでまた三叉路の看板

さて、先ほど波の音を聞いたので、まあまあ降りてきているとは思うのですが、展望所100mの看板があるので行ってみましょう。100mくらいなら寄り道しても問題ないでしょう。

と思ったら海に出ちゃった(笑)
と思ったら海に出ちゃった(笑)

あれ、展望所ってこっちじゃなくて、毛利公の碑を越えて登って行くんだったのか? これまでずっとコンクリ道を歩いてきたのでこっちで間違いないと思ったのですが。もう引き返すのは面倒だな。このまま行っちゃおう。

象鼻ヶ岬へ

室積湾の外側の護岸
室積湾の外側の護岸

護岸まで出てきたので、これを室積湾の内側に向かっていけば象鼻ヶ岬のはずです。千坊山から見たときに象鼻ヶ岬の先に灯台があるのを見つけてたんで、そこでコーヒーを飲もうと決定。

室積台場
室積台場

お!なんか石積みがあるぞ。これ室積台場だそうです。東京のお台場と一緒で、異国船の来航に備え海岸防衛のために築造した砲台場。

江戸末期、峨眉山山頂にはこの砲台のための高見番所があったと看板に書いてありましたよ。

灯台が見えてきた
灯台が見えてきた

そのまま護岸を回っていくと象鼻ヶ岬の灯台が見えてきました。

湾の向こうに見えるホテルっぽいのはかんぽの宿光。188号線を走っててもランドマーク的に山の上に見えるし、角度的に間違いないです。

室積港灯台
室積港灯台

この灯台の正式名称は室積港灯台。初点 昭和24年3月、改築 平成6年3月だそうです。

このあたり足元の石がどれもこれも平べったくて丸っこくて、やっぱ半島の先端に運ばれてくる石はかなり洗われてるんだなあと一人納得。二個ほど水切りで投げてみました。

室積港灯台でコーヒー

さて、室積半島の先端まで来たのでここでコーヒーブレイクです。

室積港灯台とフレンチプレス
室積港灯台とフレンチプレス

うまい具合に灯台の手前にコンクリのテーブルがあり、風も無風でベストコンディションです。今日はここでお湯を沸かしフレンチプレスコーヒーと洒落こみましょう。

灯台とフレンチプレス。うふふ、今年2枚目です。

コーヒー美味すぎ
コーヒー美味すぎ

どっしりとした味わいのフレンチプレスコーヒーが美味すぎです。

眺めてるのが灯台だけじゃ飽きちゃうので、マグを持って護岸まで歩き上関、牛島、祝島の並びを楽しみました。

ここから見る祝島がでかすぎて、自分の距離感とズレるのですが、それが面白くて何度も地図と見比べてしまいました。

夢中になりすぎたので祝島の写真はありません(笑)

象鼻ヶ岬から普賢寺へ

さて室積半島の海際を通って普賢寺へ帰るか。

湾の向こうに普賢寺の波止が見える
湾の向こうに普賢寺の波止が見える

歩き始め半島の先端を回るとすぐに湾の向こうに普賢寺の波止が見えました。その左手の山が峨眉山になります。

象鼻ヶ岬大師堂
象鼻ヶ岬大師堂

岬の先端を回るとすぐ左手にお寺さん。ありゃなんだろう。ちょっと寄ってみるか。

ここは象鼻ヶ岬大師堂と言うようです。弘法大師が唐から京都に帰る際に、象鼻ヶ岬の突端に立ち寄り七日間護摩行をしたとのこと。

室積八十八箇所大師尊
室積八十八箇所大師尊

大師堂から御手洗湾の海沿いを歩くと、普賢寺のあたりまで2~3mおきに室積八十八箇所大師尊が鎮座していらっしゃいました。四国八十八か所に習ったあれです。

全ての仏様に足を止め手を合わせていると暗くなってしまうので、帽子を取り、頭を下げつつ、一体一体お名前を呟いていくことにしました。

今回、八十八か所に1体だけ文殊菩薩様がいらっしゃることに初めて気が付きました。多分、興味のない方には本当にどうでも良いことかもしれませんが、なんかちょっとだけへーと得した気分。

かつて山陽海路の要所として栄えていた御手洗湾、室積湾を囲む室積半島は歴史豊かな、霊験あらたかな場所でした。また、象鼻ヶ岬は砂州になっていて周防橋立とも呼ばれる景観のよいところでもありました。

峨眉山から室積半島半周

峨眉山から室積半島半周
峨眉山から室積半島半周

普賢寺の裏から峨眉山山頂へはすぐにたどり着く。コンクリの道をひたすら行けば海岸線に。島の景色が良い。護岸をぐるっと回って灯台と八十八か所巡り。終始緩やかで危険個所のない見どころ満載のハイキングコースです。

おまけ 松岡洋右碑

松岡洋右碑
松岡洋右碑

普賢寺に戻り、境内を抜けて車に戻ろうとしていると、駐車場の脇にひっそりと石碑が建っていました。

割と新しいものでこりゃ誰の碑だと、名前を伺うと松岡洋右とある。まつおかようすけ。うーん、見覚えのある名前。

あれか!国際連盟を脱退した全権委任大使「わが代表堂々退場す」の人だ。室積出身の人だったんだなあ。

事の是非はさておいて、室積から中央に出て、更に世界に出て戦ってきた人だ。すごいなあと帽子を取り手を合わせておいた。

午後からの山で駆け足で通り過ぎたが、もう少しゆっくり歩けば室積はまだまだ何か出てくるところなのかもしれません。魅力的なハイキングでした。

家に戻ってからレンズを吹いたりアルコールで拭いたりしてみましたが、ダメでした。
デジカメ買い替えよう。

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