山口市内でお伊勢参り

山口市内でお伊勢参り

4月18日、前日に萩の笠山を歩いてきたのですが、土日の運動量としてはちょいと物足りない。YAMAPで山口市内の山を検索して御伊勢山(189.2m)に行くことにしました。

御伊勢山の入り方

2号線を大原で降ります
2号線を大原で降ります

御伊勢山は小郡から宇部に向けて2号線を走る途中の左手に見える山。登山口は山口市南部運動広場にあります。山口市南部運動広場への降り口は大原です。

車を走らせながら、そう言えば嘉川の相原山を歩いたときに御伊勢山の看板を見たなあとか、平原岳から2号線沿いの山の景色を見たなあなんて思い出し、頭の中で山の位置がつながりました。

山口市南部運動広場登山口
山口市南部運動広場登山口

山口市南部運動広場は大原で降りて、一つ目の交差点を左上っていくとあります。駐車場あり、トイレあり。ここに車を停めて体調を整えてから登ることにしました。

山口市南部運動広場登山口は別名大原登山口と言います。山の裏に原登山口(原自治会公会堂)ってのがあってややこしいんです。

御伊勢山登山コース看板
御伊勢山登山コース看板

南部運動広場から急傾斜の舗装路を上がって突き当たると御伊勢山登山コースの看板があります。

山頂まで2kmとのことなので前日と合わせればいい感じの運動になりそうです。

御伊勢山 登山

御伊勢山の取りつき
御伊勢山の取りつき

取りつきは木々が鬱蒼としていますが、陽の入りが良いので怖さはありません。獣感もあまりなし。

リボンは見なかったように思いますが、全体に道がよく踏まれているので迷うことはありません。

沢沿いを登っていく
沢沿いを登っていく

取りついてすぐに小さな沢が現れ、この沢沿いを登っていきます。

御伊勢山を外から見ると木がこんもりしていますが、見た目よりも岩山のようで沢の底も岩が露出していました。防府あたりの山と同時期に形成されたものかもしれません。

沢を越えて
沢を越えて
大岩を左に見て
大岩を左に見て
尾根が見えてきました
尾根が見えてきました

沢を越えて、大岩を左に見て登っていくと、尾根が見えてきました。尾根に上がったところにお伊勢山別れの道標があります。

お伊勢山別れ
お伊勢山別れ

左にとると雨乞い山がありますが、今日はお伊勢山で良いでしょう。右に進みます。

一旦下って鞍部へ
一旦下って鞍部へ

お伊勢山別れからいったん下り、鞍部に出たあたりで通り雨にやられました。

今日の降水確率は10%で雨なんか降るわけないだろうと高を括っていたのですが、確かに朝から風は強かった気がします。

黒い雲が近づいて来るなあと思ったら一気にバッサーときて、仕方がないので脇に避け木陰で雨が去るのを待ちました。

幸い小さな雲で雨も局所的だったようです。すぐに陽が差しましたので登山再開です。

鞍部から上にロープの補助
鞍部から上にロープの補助
山頂に来たかなと思ったら
山頂に来たかなと思ったら
向こうが御伊勢山みたいです
向こうが御伊勢山みたいです

鞍部からはそこそこの急登。ロープの補助がありましたのでありがたく使わせてもらいます。これを登り切ると空が開けたので、あっさり山頂かいと思ったら、ただの稜線でした。向こうに見える山が御伊勢山みたいです。

気持ちの良い稜線歩き
気持ちの良い稜線歩き
岩の坂道を上り
岩の坂道を上り
空が見えたら御伊勢山
空が見えたら御伊勢山

御伊勢山 山頂

御伊勢山山頂
御伊勢山山頂

御伊勢山山頂はわりと開けていました。

伊勢神宮跡の碑
伊勢神宮跡の碑

御伊勢山山頂 標高182.9m、正しくは大迫山といい、山頂に伊勢神宮が祀られていたために御伊勢山の名で知られ、天照大神と豊受大神が祭神でした。

御伊勢山登山コースの看板-嘉川昭和会

天照大神(あまてらすおおみかみ)は伊勢内宮、天岩戸でよく知られる高天原を統べる主宰神ですね。名前から想像できる通り太陽神。

豊受大神(とようけのおおかみ)は伊勢外宮、天照大御神のお食事を司る御饌都神で、衣食住、産業の守り神。

こりゃ縁起の良いところです。天照大神様に家族の明るい未来を照らし続けて下さるよう手を合わせておきました。

御伊勢山から小郡方向の景色
御伊勢山から小郡方向の景色
御伊勢山から秋穂・阿知須方向の景色
御伊勢山から秋穂・阿知須方向の景色

御伊勢山からの見晴らしは街、山、海となかなか良いです。記事の最後に山頂からの景色を動画でつけておきますね。

御伊勢山の三角点
御伊勢山の三角点

御伊勢山 下山

御伊勢山下山開始
御伊勢山下山開始

御伊勢山山頂から原登山口に向けて下山開始です。こちらのルートの方が傾斜がきついですね。楽に登るなら南部運動広場からがお薦め。

御伊勢山の鳥居の看板
御伊勢山の鳥居の看板

下り道に「御伊勢山の鳥居」という看板を見つけました。鳥居なんて立ってないよ。どこだどこだと探すと道の横に鳥居が倒れていました。

御伊勢山の倒れた鳥居
御伊勢山の倒れた鳥居

かなり前に倒れたのでしょうか、石の鳥居が土に埋まり、シダに覆われていました。

御伊勢山の鳥居のシダをよけてみる
御伊勢山の鳥居のシダをよけてみる

看板には『安永4年(1775)6月と彫ってあり、江戸時代の「お伊勢参り」ブームに乗って祀られたものと思われます。』とありましたが、シダを除けてみたところ奉納された方のお名前も見えたように思います。

江崎大堤(GoogleMapsだと鮒ヶ池)
江崎大堤(GoogleMapsだと鮒ヶ池)

下山途中に見晴らしの良いところがあったので阿知須方向を1枚。

山の向こうに江崎大堤(GoogleMapsだと鮒ヶ池)が見えます。ということはその左の小山はこの前歩いた相原山。

嘉川のあたりはあまり土地勘がなかったのですが少しずつ分かってきた気がします。

ワラビ
ワラビ

急傾斜を麓近くまで降り、森を移動するようになるとたくさんの蕨を見つけました。斜面一面にびっしり生えていましたので、季節が良ければ取り放題になるのでしょう。

まあ、どなたかの山だと思うので勝手に採っちゃいけませんが。

御伊勢山(右)と雨乞い山(左奥2つ)
御伊勢山(右)と雨乞い山(左奥2つ)

最後に御伊勢山と雨乞い山の遠景を載せておきます。

御伊勢山の原登山口は原自治会公会堂の奥にありました。車を勝手に止めると怒られそうなので、やっぱり登るなら南運動広場からが良いかな。

現場からは以上です。

御伊勢山のルート

今日のルートを簡単にまとめておきますね。

御伊勢山のルート
御伊勢山のルート

南部運動広場に車を停め坂を登っていく。取りつき後は沢沿いに上がり稜線を右に。いったん鞍部におり急登をこなした後、更に右にとればやがて山頂に到着。下山は山頂奥から。原登山口に出てからは2号線に向かわず大原方向を目指すとよい。

山頂での休憩、下山後に迷った時間を入れて1時間半の行程。距離は3.8km。ちょっと歩こうというときに良い山です。

御伊勢山山頂からの景色(動画)

最後に山頂からの景色をどうぞ。

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