自粛明けの低山ハイクが止まりません。
今回は荒滝山にて。「持って上がったお菓子を明治天皇像に献上。御下賜頂いたお菓子を頂いた。」日本語っていとをかし。そんなお話しです。
登山口まで
5月末必須の私事があり、5月28日はお休みを頂きました。それが思いのほか早く終わり、これ山に行けるなあと思ったのが13:40。近場の低山を探し荒滝山に行くことにしました。
山口市から美祢市に入り、十文字の交差点を小野湖方面に。小野湖の手前を小野田方面に進むと「荒滝山城跡 登山口P」の看板を見つけました。
後は一本道を進み、上記の「宇部市指定史跡 荒滝山 登山口」の看板を見つければOKです。
車一台がやっと通れるくらいの道を50m程度進めば、
駐車場に到着です。この駐車場、車が10台程度停められる上にトイレも整備されていました。清掃も行きわたっており、快適に体調を整えることができます。
荒滝山は標高が459mで宇部市では最高峰とのことですが、実はこちらの犬ケ迫登山口駐車場の標高が174mなので低山ハイクにはもってこいですね。
看板を見る限り、荒滝の滝や耳観音様へは山頂と別ルートのようです。
入山から登頂
14:52に駐車場を出発し、登山口まで登っていきますと、どくろがお出迎え。なんででしょうか。怖いよ。
その次はお地蔵さんがお迎えしてくださいます。可愛いよ、可愛いよ。
登山口からしばらくは草がせり出していました。細い道を通っていると赤い鳥居がお出迎え。現世との結界でしょうか。
鳥居を過ぎるとすぐに山道に入ります。木々に囲まれ気持ちが良いです。
入山から10分程度歩いたところに道標がありました。荒滝の滝側から登ってきた道との合流点のようです。
ここから少し険しくなります。キョン!キョン!なんて生物感が漂ってきて、一人だしちょっと怖くなりました。急ぎましょう。
巻き道は枯れ葉が薄くたまっており滑りそうなところもありましたが、登山道が分からなくなるところはありませんでした。
麓の方からンブモモー的な鳴き声が聞こえてきて、足が止められないのがつらい。
祠がありましたので、ご挨拶だけしておきました。空が開けてきたので、そろそろ山頂が近いのかなと思わせます。
祠から7分少々で、山頂への分岐の看板を見つけました。
山頂へと続く階段。右に続く道も。
右に進むと物見台がありました。先に物見台で風景を楽しみます。
階段を上っていくと、昔の村長さんの銅像がありました。村を見下ろしていらっしゃいます。慕われた方なのでしょう。
そこからもう一段上がると山頂のようですね。あちらにおわす方は明治天皇様です。
京の方角を眺めていらっしゃるのでしょうか。
15:29 登頂しました。
山で食べようかなと持ってきたお菓子を明治天皇像に献上しました。しかしこのまま置いて野生動物を餌付けしてもいけないとも思い、最終的には御下賜頂き、自分で頂くことにしました。
あ、そう言えば、献上したお菓子の横に僕は無造作にリュックを置いていたのですが、陛下がお召しになるあいだ後を向いておりましたら、リュックが台からころげ落ちました。
その音に驚いて振り返ったのですが、「リュックまでは要らんぞ」というおぼし召しかと合点し、笑ってしまいました。
クッキーを食べ終え、下山開始です。
下山
下山は記録していませんが、同じルートを通るので超お気楽、テンポよく20分程度で降りたと思います。ちなみに平日だったこともあり、入山から下山まで誰にも会っておりません。入山の時間が遅かったので低山とは言えちょっと危なかったかも。
所感
荒滝山の山頂は見晴らしがよく気持ちが良い。特に天皇像はいとをかし。コースは平日一人だとちょっと怖い。生物感の強い山でした。