【山口県百名山】萩往還から東鳳翩山/邂逅

5月24日に足が痛くて諦めた萩往還(はぎおうかん)から東鳳翩山(ひがしほうべんざん)ルートですが、今日リベンジしてきました。

ルートの途中で高校時代の同級生に会いまして、2017年11月以来なので実に2年半ぶりの邂逅(かいこう)に、びっくりしました。

萩往還(一の坂ダム運動公園から六軒茶屋跡)

朝6時に目が覚めて「今日は周防大島の文珠山でも行っちゃおうかなー」と考えていたのですが、ダラダラしている内に8時半を過ぎてしまいました。

今からじゃ遅くなっちゃうな。それじゃあ前回のリベンジだ。と、萩往還を目指すことにします。

東鳳翩山登山道案内図
東鳳翩山登山道案内図

9:23 一の坂ダム運動公園に車を置いて出発。

東鳳翩山登山道案内図の看板にある現在地から萩往還を登って、21世紀の森から東鳳翩山に向かいます。車を一の坂ダム運動公園に置いておけば、ぐるっと回って帰ってくることができる周回ルートです。

天花畑の駐車場の道標
天花畑の駐車場の道標

天花畑の駐車場まで歩いてきました。5月24日にも載せた通り、国境の碑まで2,500mの道案内です。

萩往還の石畳の入口
萩往還の石畳の入口

萩往還の石畳の入口も前回の通りです。

前回心が折れた九十九折
前回心が折れた九十九折

見上げれば九十九折(つづらおり)。5月24日はこの辺りで心が折れました。

今日の調子はバッチグー!です。進みましょう。

萩往還
萩往還

萩往還の石畳はこんな感じの綺麗に整備された(一部ガラの)道をただただ登っていきますが、残念ながら周りが開けていないため風景を楽しむことはできません。

「お、頂上付近か?」
「お、頂上付近か?」

なんだか空が開けてきて「お、頂上付近か?」と思わせますが、萩往還と県道62号線との交差です。県道62号線とはこの先も何度か交差することになります。

萩往還と県道62号線との交差
萩往還と県道62号線との交差

さて、この交差ポイント、明るくて駐車場もあるので休みたくなりますが、県道を渡ってあと10m頑張りましょう。

萩往還(六軒茶屋跡)

六軒茶屋跡
六軒茶屋跡

先ほどの県道62号線交差ポイントから10mも進めば、六軒茶屋跡と呼ばれる休憩所が出てきます。正式名称は「一の坂御建場跡」のようです。

六軒茶屋跡のトイレ
六軒茶屋跡のトイレ

この休憩所にはトイレもあります。

入山前の最初の看板を見たときに「21世紀の森まで行けばトイレがあるのだな」と認識していたのですが、あの看板は縮尺が微妙で、どうやらルート中唯一のトイレがここのようです。

ちょうどおしっこも溜まってきたところでしたので、体調を整えさせていただきました。

六軒茶屋跡
六軒茶屋跡

さて、この休憩所の正式名称、御建場(おたてば)というのが何かというと「参勤交代や領内巡視の際に藩主一行が比較的長時間休憩するための施設」なのだそうです。

上記の写真は足軽用の休憩所。山の低い位置にありました。

六軒茶屋跡
六軒茶屋跡

通り過ぎた六軒茶屋跡(一の坂御建場跡)を坂の上から振り返って。

お殿様、家来、武士、足軽と、当時の身分の高い順に、高い位置で休憩できたようです。

そう言えば、防府の毛利氏庭園にある毛利邸も奥に行くほど天井が高かったりするんだよなあ。あれは陛下がお泊りになったからだっけ?

高いってことは良いことのようです。山に進みましょう。

萩往還(六軒茶屋跡から板堂峠)

一の坂一里塚
一の坂一里塚

六軒茶屋跡を後にして歩いていきますと、一の坂一里塚跡や一貫石などがあります。気持ちの良い道が続きます。

キンチヂミの清水
キンチヂミの清水

キンチヂミの清水」に到着しました。キンチヂミです。大事なことなので繰り返しますが、キンチヂミです。

岩盤から水が湧き出ていて非常に冷たいので、飲んだら縮みあがるということで、キンチヂミとついたと言われています。

「板堂峠からキンチヂミの清水」の看板より
それはないわ

水飲んでも金玉は縮みあがらんじゃろ。

ここ、木漏れ日が気持ちよく、ベンチも用意されていたのでしばらくダラーンとしてしまいました。これは金玉の話じゃないぞ。為念。

また県道と交差
また県道と交差

「キンチヂミの清水」を越えると、すぐにまた県道62号線と交差していました。なんだ休まなくても良かったな。

国境の碑まで300m
国境の碑まで300m

県道を渡れば左に入っていく看板。国境の碑まで300mとあります。結構登って来てました。

萩往還(板堂峠)

板堂峠(いたどうとうげ)
板堂峠(いたどうとうげ)

先ほどの看板からさして歩くこともなく、板堂峠(いたどうとうげ)にやってきました。写真は峠を登り切った後に、後ろを振り返ったものです。

実は、僕が萩往還にこだわったのは、この板堂峠を歩きたかったからなんです。

東鳳翩山を検索しているときに、たまたま画像検索に板堂峠が引っ掛かりまして、こんな綺麗な街道が残っているのか!と。俺、山口市に住んでるのにここを歩いたことがないのはおかしいんじゃないか!くらいの気持ちになったんです。

で、実際に歩いてみて

えーっとここかな? 多分、位置的にはここよね。うん。なるほど。なるほど。みたいな感じでした。いや、綺麗なところなのです。山口市民であれば一度は歩くべき場所です。うん。ホントは、ちょっと短くて拍子抜けしたんです。てへ。

萩往還(板堂峠から国境の碑)

板堂峠の東鳳翩山への分岐点
板堂峠の東鳳翩山への分岐点

板堂峠を登りきると、東鳳翩山に向かう道(左)が現われます。

しかし、国境の碑は直進、つまり下って行かなければいけないようです。ここまで来て国境の碑を見ないわけには行かないでしょう。

21世紀の森の駐車場?
21世紀の森の駐車場?

先ほどの道を直進し下りきると、また県道が現れました。

62号線かどうかまでは確認してませんが、山口県では県道のガードレールは黄色に決まっているので、少なくとも県道であることは間違いありません。

一の坂銀山跡まで700mの道標
一の坂銀山跡まで700mの道標

そして県道を渡ると新たに道標が。

「一の坂銀山跡まで700m」おいおい、なんだよ。次から次に楽しそうでワクワクさせるものが出てくるじゃんか。でも俺が行きたいのは「国境の碑」なんだよ。

萩往還(国境の碑)

萩往還(国境の碑)
萩往還(国境の碑)

先ほどの道標から10mも進まないところに「国境の碑」がありました。良かった。

北 長門國阿武郡
南 周防國吉敷郡

と刻んであります。ほほー。

萩市と山口市の境
萩市と山口市の境

面白いのが、この「国境の碑」から先ほどの県道を振り返ると、向こうが萩市で、看板は見えてないですが手前が山口市なんですよ。

県や市の境にはこうした歴史が関係しているんですねえ。とても興味深い。来た甲斐がありました。

ちょいと一服して、21世紀の森コースに入ります

21世紀の森コース(板堂峠から東鳳翩山)

板堂峠から東鳳翩山に向かう分岐点
板堂峠から東鳳翩山に向かう分岐点

板堂峠から東鳳翩山に向かう分岐点(分岐は右)まで戻ってきました。実はこの写真、分岐点を通り過ぎてから「やべー、これ板堂峠じゃん」と、5mくらい戻って撮り直したものです(笑)

山歩きあるあるですが、下を向いて歩いていると鋭角の分岐点を見逃しちゃいますよね。

ほんさっき板堂峠を登ったばかりなので気が付きましたが、危うくこのまま下山するところでした(笑)

鋭角に折れると道標がありました。東鳳翩山までは2.9km、山頂までは徒歩90分だそうです。

ただ今11:05、頑張りましょう。

最初はきっつい登りが続きます。まあ、より高いところに行くのだからそうだよなと納得はしているのですが、木で土止めされた階段の段差が大きい。

とは言え徐々に尾根になるんだろと安易に考えていたら、次は下り。このように山なりに登り下りが続きます。

一山超えて以降はどちらかと言えば下っている感じです。

萩往還から東鳳翩山ルートの高低
萩往還から東鳳翩山ルートの高低

歩いている最中は全然高低差を見ていなかったので、いやーどうせまた登るんだから下んなよとか思っていました。

邂逅

下りきった向こうに明るい広場が見えてきて、行きついた先は東鳳翩山の頂上に向かうルートでした。

なんだ。こういう風に道がつながってんのかーと合流点の看板を撮っておりましたら、東鳳翩山山頂側から下山中のカップルの明るい声が響いてきました。

声の方向に目を向けますと、見目麗しい女性を伴った壮齢のダンディが。あれは…

東鳳翩山で同級生に邂逅
東鳳翩山で同級生に邂逅

高校の同級生でした。

彼が東鳳翩山に登っていることはFacebookで知っていましたが、まさか今日この日、21世紀の森コースとの合流箇所、その一点で出会うとはね。

もしも彼が数秒前に通り過ぎていれば、もしも僕が数秒でも休憩時間を長くとっていれば、すれ違いのままで終わっていたはず。まさに千載一遇とも言うべき邂逅でした。

近況を語り、奥様に写真を撮って頂いて、またの日を誓って別れました。会えて良かった。

21世紀の森コース分岐点から東鳳翩山山頂へ

東鳳翩山頂上へ
東鳳翩山頂上へ

彼と別れてから、道は急になり、東鳳翩山頂上へ向けての直登が始まりました。

が、ただ歩くだけの先ほどとはうって変わって、花を愛でる気持ちなども湧いてきました。

東鳳翩山山頂(734.2m)
東鳳翩山山頂(734.2m)

そうこうしているうちに、12:18 東鳳翩山山頂(734.2m)に到着です。

東鳳翩山山頂から山口市市街
東鳳翩山山頂から山口市市街

東鳳翩山山頂は視界が開けていて周りをぐるっと360度見渡せます。こちら、ガスってますが山口市市街地の方向の写真です。

東鳳翩山山頂から西鳳翩山
東鳳翩山山頂から西鳳翩山

そこから目線を90度位ずらすと西鳳翩山も見えます。あれはまた別の日に狙おうと思います。

とりあえずお昼ごはん

さしてお腹も空いてなかったのですが、二ツ堂登山口(一の坂ダム運動公園方向)までの下りに50分かかる旨の看板を見つけたので、とりあえずお腹を膨らましておこうと、カップヌードルを頂きました。

東鳳翩山頂上から二ツ堂登山口へ下山

12:48 食事と一服が終わり下山を開始。

先ほどの分岐点までは見知った道。割と空が開けた道でしたが、この先は木に覆われあまり景色の開けない急坂の連続でした。

よく整備されているので道に迷うことはなさそうですが、巻き道も急です。また、ところどころ木の根っこが出っ張っているので足元には注意が必要ですね。

中腹あたりからジグザグの道をショートカットできるきつめの坂が何本か出てきます。グラブを持っていたので、木が多くあり腕で体を支えられるルートを試してみましたが膝がガクガクして痛くなったので、1本でやめておきました。

そろそろ水の音も聞こえてきて里も近いかなあというところ。うまく撮れていませんが、ここは木漏れ日が綺麗でした。

それにしても二ツ堂ルートが下りで良かった。二ツ堂ルートは傾斜がきつくてハードです。登山を楽しむならこちらですが、ハイキングならちょっと距離は伸びますけれども萩往還から回るほうが良いかもしれません。

洒落た入山料
洒落た入山料

いよいよ車道に降りる階段の手前。木の根っこがお盆の様に張り出したところに、登山者がそれぞれ入山料を納めていました。洒落てるなあ。僕も一枚入れておこう。

二ツ堂の東鳳翩山 登山口
二ツ堂の東鳳翩山 登山口

写真は二ツ堂の東鳳翩山 登山口です。逆ルートの僕は、13:44 に下山完了です。

所感

今回のルート、萩往還から東鳳翩山は約9km。自分的にもちょっと頑張ったねっていうのと、念願の板堂峠を歩けたこと、また高校時代の友人に邂逅したのも良かった。記憶に残るハイキングでした。

ひと風呂浴びてのビールが美味い!

 

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