笠戸島縦走 江の浦山-小深浦山-砲台山-高壺山-尻高山

笠戸島縦走 江の浦山-小深浦山-砲台山-高壺山-尻高山

升井君に誘われて笠戸島を縦走してきました。前記事は瀬戸遊歩道からハイキングコースのスカイ2号まで、本記事はその続きになりますが、こっちの方が濃いかも。

スカイ3号

笠戸島のハイキングコース、スカイ3号の始まりは白浜駐車場になります。

白浜駐車場にあるハイキングマップ
白浜駐車場にあるハイキングマップ

笠戸島の看板は綺麗だなあと思っていたのですが、FBで見るとここのマップを含め今年の3月頃にいくつか新設されたようです。ひらめパークといい二升五合鯖(ますますはんじょうさば)といい、下松市には笠戸島に人を呼び込むためのアイデアマンがおられるのでしょう。

さて、僕らはマップの上の端から歩いてきましたが、まだまだ先は長いのです。マップに書いてある距離が正確だとすると、スカイ3号が2.4km、4号が3.3km、5号が2.6kmですから、あと8.3㎞かな。

少し遅れ気味のペースなので、安納芋パイ1個を分け合って再出発。

ちょっと急ぎましょう
ちょっと急ぎましょう
お地蔵さんにご挨拶
お地蔵さんにご挨拶

白浜駐車場からはお墓の横を通って再び山道に。このあたりに江の浦山(99m)があったようですが、看板を見過ごしたのか気が付きませんでした。

笠戸ドックの寮
笠戸ドックの寮
再び山へ
再び山へ

一度、笠戸ドックの寮の裏に出てきまして、車道を上がり、貯水タンクの横から再び山道に入っていきます。

小深浦山への分岐
小深浦山への分岐

結構きつい坂を上がった先に小深浦山への分岐がありました。 小深浦山へ は本コースから少し外れることになります。

ぼちぼち疲れも出てきましたが、分岐から小深浦山までは100mない感じなので、三角点を見ないのはもったいないでしょう。行きます。

小深浦山 210m

小深浦山の看板、ちっちゃ
小深浦山の看板、ちっちゃ
小深浦山の三角点
小深浦山の三角点

小深浦山は四等三角点、基準点名は小深浦。街中にある四等三角点は金属票だけのしょぼいやつだったりしますけどちゃんとしてますねえ。

前は石の四等を見つけるとうわ!珍しい!と思ってたんですが、周南や下松を歩くと特段珍しくないんです。財政に余裕があるのかも。

なんだトイレか?
なんだトイレか?
地蔵峠堂
地蔵峠堂

道中に突然小屋が現れるので、なんだ?トイレか?と思うのですが、回り込むと地蔵峠堂という祠でした。

真ん中にお不動さん、左右に地蔵菩薩様が祀られていました。南無南無(ー人ー)トイレなんて言ってすみません。お許しください。

で、このあたりからスカイ4号かな?

スカイ4号

立石「じゃ、俺はこの辺でドロンさせていただきます」と深浦へ逃げようとすると

深浦への分岐
深浦への分岐

升井「何言ってんすか、高壺行きますよ!」

と励まされた急登。いや、夏山ほどじゃないけど上げ下げ続くと息が切れるんだよ。

砲台山(230m)と戦争遺構

その先には戦争遺構がありました。砲台山は明確に看板が出てなかった気がするのですが、このあたりは妙に丸く削られた山頂や、弾薬庫っぽいところ、高射砲跡などが残っています。

妙に丸く削られた山頂
妙に丸く削られた山頂
弾薬庫か何かでしょうか
弾薬庫か何かでしょうか
戦争の傷跡か
戦争の傷跡か
高射砲跡
高射砲跡
弾薬補給の塹壕
弾薬補給の塹壕

周南市の山や島には、徳山湾を取り囲むように高射砲や探照灯が設置されていまして結構な戦争遺構があります。

笠戸島にもあったんですね。他のところよりも、建物が綺麗に残っているように思いました。
進駐軍が見逃したなんてことがあるのかな? 不思議です。

図根
図根
図根 公共 Ⅲ712
図根 公共 Ⅲ712

図根を初めて見たので、これも記録しておきます。

高壺山 255m

だいぶ端折りますが、高壺山に到着です。

高壺山山頂
高壺山山頂

高壺山の山頂は道の途中にいきなり現れるのですが、ここだけ少し広く道幅がとってあります。

高壺山山頂あたりでお昼を取ろうと考えていたのですが、枯葉が多いのでアルコールストーブを使うわけにもいきません。こりゃ降りるまで飯抜きだなーと覚悟することに。

持って上がったカップヌードルに水にアルコール、その他諸々が無駄に重かった。くっすん。

高壺山
高壺山
高壺山の三角点
高壺山の三角点

高壺山は二等三角点、基準点名は「笠戸嶋」です。

来ました二等三角点。等級が高いから偉いってわけでもありませんが、やはり笠戸島の一番高いところに二等を置き笠戸嶋の名を冠したということでしょう。選点者は調べていませんがこの辺りだと高二さんに違いありません。

ちなみにお茶目な格好は壺のつもりです。分かるよね。ね。

高壺山を降ります
高壺山を降ります

スカイ5号

急登・急降の繰り返しで足首の腱が痛んできましたが、ここまできて尻高山から逃げるわけにもいかず。まー、逃げ道もないんだけどね。

象の肩分かれ

ここにきてまたきつい登りで
ここにきてまたきつい登りで
山頂かなと思ったら
山頂かなと思ったら

ここが象の肩分かれ。ここからハイキングコースの名前もスカイ5号に切り替わります。

尻高山 249m

最後の登り
最後の登り

これが最後の登りかあと空手の息吹で息を整え、闘勁呼法で足に力を。「ハーッ!」とかやってたのですが、最後の登りは思いのほか短くあっという間に山頂に到着しました。

尻高山
尻高山

そして尻高山山頂には男女5人のパーティが…闘勁呼法、聞かれちゃったかな…きっと和田アキ子が来たと思われてる。

オラ恥ずかしいぞ~。

尻高山の三角点
尻高山の三角点

尻高山は四等三角点、基準点名は「火振山」です。瀬戸遊歩道の入口あたりの地名を池の尻と言います。今日は池の尻から入って尻高で終わるという尻づくしなのです。

だから写真もある意味間違ってないんですよ。

尻高山を下山
尻高山を下山

男女5人のパーティは70代中盤のナイスガイ2名とうら若き女性が3名。羨ましいぞ。僕もあんなナイスガイになろう。しばし歓談後、「お先に」と尻高山を下山に入りました。

写真の車道を左にとれば岬の先まで行けそうなのですが、お昼も食べてないし今日はもう良いかと深浦漁港へ戻ります。

この舗装路も長い
この舗装路も長い
嗚呼、深浦漁港が見えてきた
嗚呼、深浦漁港が見えてきた
名物のサイコロトイレ
名物のサイコロトイレ

僕らは深浦漁港に車を停めさせてもらったのですが、その奥のサイコロトイレはハイキングコースの駐車場になってるようです。なんだよー釣りのおじちゃん教えてくれればいいのにー。

このサイコロトイレの駐車場なら気兼ねなく車を置いておくことができますのでお薦めです。

今日も無事に帰ってくることができました。良かった。

今日のルート

笠戸島縦走ルート
笠戸島縦走ルート

笠戸島の入口付近には駐車場がいっぱいあるので車はどこでも停め放題。縦走するなら一番奥はサイコロトイレの駐車場が気兼ねがなくていいです。

今回、僕らは瀬戸から深浦までを縦走しました。赤丸はスカイ3号の途中、道中で最も低い笠戸ドックの寮の裏あたりです。

平坦だろうと踏んでた道は、思いのほか上げ下げがきつく獲得標高は1,000m。離島を舐めてはいけませんね。ついでに火を使える場所がなかったのでお昼抜きがきつかった。

始めに歩いた瀬戸遊歩道あたりは道が良いのでハイキング向きです。スカイ2号以降は山歩きの人向きなので、1号に降りていくと良いのではないかと思います。

笠戸島には他にもハイキングコースがあります。白浜駐車場から入れる瀬川歩道は(歩いていませんが海沿いなのでおそらく)ウォーキング向きだと思います。

体力に合わせてコースをチョイスし、ひらめパークでお土産を買って帰るなんてのも良いんじゃないかな。

オラ気に入ったぞ~。

笠戸島縦走 前半の記事はこちら

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