_

ゆきゆきてこつもごり/今年の山行記録とワンゲル的遊び

ゆきゆきてこつもごり/今年の山行記録とワンゲル的遊び

2021年も残すところあと1日となりましたので、今年の山行記録をまとめておこうと思います。またこの夏、ワンダーフォーゲルの精神に触れて、なるほど!と合点がいきましたので山口県の歴史についても自分なりにまとめておきます。

2021年の山行記録

今年は興味を持った場所を手当たり次第に歩き回った感がありますが、取り合えず山口県百名山の踏破状況と、今年新たに目覚めた一等三角点の踏破状況についてまとめておきます。

山口県百名山マップ
山口県百名山マップ

山口県百名山山行記録

昨年末のまとめで、自身の「高い山を避けて西側ばかりを歩いている」点を反省したのですが、今年は県東部に住む若い友人の升井君をバディとして迎え東進が進みました。

NO山名標高市町リンク
1鬼ヶ城619.6下関市豊浦町下関市の鬼ヶ城(おにがじょう)を登ってきました2020
2竜王山613.9下関市下関市の竜王山でバテバテ夏山登山2020
3勝山361.0下関市四王司山展望所から勝山へ縦走2020
4狗留孫山616.3下関市豊北町狗留孫山の三角点がめちゃめちゃ気になる2020
5四王司山392.0下関市勝山御殿跡から四王司山展望所まで2020
6白滝山667.6下関市豊北町
7華山713.3下関市豊田町華山を彷徨って二回も下山した話し2021
8天井ヶ岳691.1下関市豊田町
9雨乞岳347.0長門市油谷町雨乞岳はながとトレイルコースで楽々行っちゃった2020
10一位ヶ岳671.6長門市長門市の一位ヶ岳で大吉をゲット!2021
11堂ヶ岳588.4下関市豊田町
12高山319.9長門市青海島の高山からの景色が素晴らしかった話2021
13雁飛山580.3美祢市
14花尾山669.1長門市花尾山は360度ビュー2020
15霜降岳250.2宇部市宇部市の霜降岳で魔の五叉路に騙された話し2020
16如意岳545.4美祢市秋芳町如意岳の埋蔵金伝説と戦国大名大内氏の終焉2020
17龍護峰425.5美祢市秋芳町龍護峰、これぞハイキング!2020
18荒滝山459.0宇部市楠町荒滝山はいとをかし2020
19桂木山701.5美祢市秋芳町美祢市、桂木山の歴史2020
20鯨ヶ岳615.9美祢市美東町
21権現山543.0美祢市美東町
22指月山145.0萩市萩城と指月山2021
23笠山112.2萩市日本一小さい活火山、笠山を歩いてきたよ2021
24男岳789.3萩市旭村
25西鳳翩山741.9山口市西鳳翩山の登山道が人気のない理由2020
26火の山303.6山口市陶ヶ岳から火の山を歩いてきました【火の山連峰】2020
27田床山372.8萩市
28東鳳翩山734.2山口市萩往還から東鳳翩山/邂逅2020
29ダツヤ山746.3萩市旭村
30大海山324.6山口市秋穂町大海山(亀尾山)から勘十郎岳を縦走2020
31鴻ノ峰338.0山口市高嶺城跡にハイキングに行ってきたよ2020
32遠岳山416.2萩市阿武町
33竜門岳688.4山口市龍門岳は滑るし、藪漕ぎ、景色なし2021
34楞巌寺山369.8防府市防府市台道の楞厳寺山ハイキング2020
35鍋山369.0萩市福栄村
36西目山312.4防府市
37右田ヶ岳426.0防府市
38蕎麦ヶ岳556.3山口市新春「蕎麦ヶ岳」寄席2021
39物見ヶ岳745.6山口市阿東町
40大将山644.0山口市阿東町
41真田ヶ岳620.7山口市徳地町真田ヶ岳はちょっと苦手2021
42矢筈ヶ岳460.9防府市矢筈ヶ岳の歴史と防府の眺望2020
43高羽ヶ岳761.0山口市阿東町
44黒獅子山716.6山口市阿東町
45白石山540.8山口市徳地町白石山にハイキングに行ってきたよ2020
46高山(須佐)532.8萩市須佐町サクッと行けちゃう神の山、須佐高山とホルンフェルスで秋を満喫2021
47犬鳴山527.5萩市須佐町
48大平山631.3防府市車で登ったのでノーカン
49狗留孫山544.1山口市徳地町
50大蔵ヶ岳834.4山口市阿東町
51観音岳408.0周南市湯野周南市の観音岳で四国八十八ヶ所巡り2020
52要害岳409.3山口市徳地町
53日暮ヶ岳694.2山口市徳地町
54昇仙峰261.0周南市周南市の昇仙峰にて戦争の遺構に触れる2020
55神宮山483.3萩市阿武町
56十種ヶ峰988.8山口市阿東町十種ヶ峰(とくさがみね)に呼ばれて【真夏の怪談】2020
57若山217.0周南市周南市の若山で獣のうなり声にビビりまくった話2020
58野道山924.4山口市徳地町
59石ヶ岳924.3周南市鹿野町
60飯ヶ岳937.3山口市徳地町
61千石岳630.0山口市徳地町
62四熊ヶ岳504.1周南市四熊ヶ岳から法師ヶ岳【あの光の正体は?】2020
63三ツヶ峰969.6山口市徳地町
64莇ヶ岳1004.2周南市鹿野町莇ヶ岳(あざみがたけ)から弟見山(おととみやま)ー前編2021
65弟見山1085.3周南市鹿野町莇ヶ岳(あざみがたけ)から弟見山(おととみやま)ー後編2021
66高岳山1040.7山口市阿東町
67大高神山647.3周南市
68太華山362.0周南市大島半島縦断、庄ノ浦~太華山~大楠コース2021
69金峰山789.9周南市金峰山でゴジラを捕獲!2021
70長野山1015.3周南市鹿野町車で登ったのでノーカン
71馬糞ヶ岳985.2周南市鹿野町馬糞ヶ岳をピストンして天空のカフェで昼食2021
72平家ヶ岳1066.4岩国市錦町
73水ノ尾山983.4岩国市錦町
74城将山826.3岩国市錦町
75峨嵋山116.9光市峨眉山から室積半島半周2021
76烏帽子山696.6周南市熊毛町通行止めで登れず
77千坊山298.7光市光市の千坊山2021
78大将陣1022.1岩国市錦町
79小五郎山1161.7岩国市錦町小五郎山金山谷鉱山ルートは思いのほか楽でした2021
80成君寺山672.9岩国市本郷村
81容谷山1031.5岩国市錦町
82石城山350.1光市大和町光市のパワースポット石城山をハイキング2021
83右谷山1233.9岩国市錦町紅葉狩りのつもりで寂地峡に行ったら右谷山で初雪を観測しちゃったよ2021
84寂地山1337.0岩国市錦町山口県最高峰の寂地山(1,337m)でヘロヘロ2021
85羅漢山1109.1岩国市錦町岩国市錦町の羅漢山をお気楽ハイキング2020
86蓮華山576.4岩国市周東町蓮華山で蜂に刺されちゃったよ orz…2021
87鬼ヶ城山1030.9岩国市錦町
88大星山438.0平生町車で登ったのでノーカン
89弥山435.5岩国市
90氷室岳562.6柳井市柳井市の氷室岳に登ってきたよ2021
91皇座山526.7上関町皇の座する山、皇座山2021
92白滝山458.6岩国市美和町岩国市の白滝山はちょっと危険で楽しい山2021
93琴石山545.5柳井市柳井市の琴石山で迷いまくった話し2020
94高照寺山645.3岩国市周東町高照寺山の一等三角点を見逃すな!2021
95城山300.4岩国市岩国の城山を迷走してきたよ2021
96大将軍山429.0岩国市由宇町大将軍山への藪がひどくて大きく迂回2021
97銭壺山540.1岩国市由宇町銭壺山の下り(県道150号線)は今、全面通行止め2021
98文珠山662.7周防大島町周防大島の文珠山をハイキング2020
99嘉納山684.9周防大島町
100嵩山618.5周防大島町周防大島の嵩山でTAKE OFF2020

山口県百名山で言うと本年踏破した内の実に7割弱が県東部になっており、升井君が遊んでくれる休日は県東部へ、遊んでくれない休日は西の山へというスタイルが定着したように思います。

また傾向として、冬眠から目覚めたばかりの春は歩行距離が短く、夏山を乗り切り、秋を迎えるにつれて歩行距離と回数が伸びています。

距離が伸びた分、迷い道にも発見が多く、妙な草木、虫、蛇、秋口からはキノコなどの写真が増えているのも今年の特徴の一つです。

山口県一等三角点山行記録

山に行くと三角点を見る機会が多いのですが、今年は新たに一等三角点に興味を持ちました。これは「山口県内には一等三角点が16点しかない」ということを知り、コレクター魂に火がついたものです。

場所俗称基準点名リンク
宇部市霜降岳厚東ノ城山2020宇部市の霜降岳で魔の五叉路に騙された話し
下関市竜王山吉見竜王山2020下関市の竜王山でバテバテ夏山登山
美祢市花尾山花尾山2020花尾山は360度ビュー
山口市十種ヶ峰徳佐ヶ峰2020十種ヶ峰(とくさがみね)に呼ばれて【真夏の怪談】
岩国市高照寺山鳥ヶ尾山2021高照寺山の一等三角点を見逃すな!
下松市栗ヶ峠山西谷ノ岡2021一等三角点西谷の岡をGoogleMapsに登録しておきました
周南市鹿野馬糞ヶ岳馬糞ヶ岳2021馬糞ヶ岳をピストンして天空のカフェで昼食
周防大島大見山油宇ノ山2021周防大島の一等三角点を見に行こう!
萩市権現山唐人山2021【秋の怪談】一人ぼっちの権現山で背後から鈴の音がチリーン…
萩市須佐高山高山2021サクッと行けちゃう神の山、須佐高山とホルンフェルスで秋を満喫
柳井市皇座山室津山2021【山口県百名山】皇の座する山、皇座山
周南市石ヶ岳石ヶ岳
長門市天上ヶ岳天上ヶ岳
萩市見島見嶋
防府市大平山牟禮山
山口市ダツヤ山駄艶山

一等三角点は必ずしも高い山に設置されているわけではないので、それこそ前述の升井君が遊んでくれない日に、一点ずつ潰していくのがちょうど良かったわけです。昨年・今年で16点中11点を捕獲できましたので、残り5点。最後は見島になることでしょう。

さて、おそらく皆さんは三角点の何が面白いの?と疑問に思われることでしょう。

例えば、三角点には基準点名というのがありまして、山の俗称と異なる名前が付けられているのがまず面白いです。また、二等・三等の冠字選点番号からは選点者(測量官)が推測できますので、なにかしら時代背景や三角点設置のための苦労が透けて見えるのも楽しく感じるのです。

こうした背景に思いを寄せるのは「劔岳 点の記」という映画を見たからかもしれません。

劒岳 点の記は「明治時代末期に陸軍参謀本部陸地測量部によって行われた山岳測量プロジェクト」を題材にした新田次郎の小説ですが、映画では主人公である測量官の柴崎芳太郎を浅野忠信さん、好敵手の日本山岳会を仲村トオルさんらが好演しており、当時のプロジェクトの過酷さを見事に描いています。

ちなみに三等三角点 剱岳の冠字選点番号は「景27」でしてこの「景」という字が柴崎芳太郎測量官を指しています。この「景」の例は国土地理院の冠字選点番号の説明にも用いられており、映画に乗っかったのかなと思わせるところも面白い。

以上、三角点のお話でした。次はワンダーフォーゲルのお話。

ワンゲル的遊び

山を歩いていると不思議な地形に出会ったり、妙な岩を見つけたり、古城や祠にも出会います。その度になになになんで?と興味がわいて調べごとをするのですが、この夏、ワンダーフォーゲルの精神に触れて、あーそういうことかと合点がいきましたので、皆さんにもワンダーフォーゲルの精神をお伝えしたいなと思いこの章を展開します。

最初にwikiによるワンダーフォーゲルの定義を示します。

ワンダーフォーゲル
ワンダーフォーゲル(ドイツ語: Wandervogel)は、戦前期ドイツにおいてカール・フィッシャー(ドイツ語版)らがはじめた青少年による野外活動である。また、それを元にする野外活動を率先して行おうとする運動。

ワンダーフォーゲルのWiki

ワンダーフォーゲルの歴史については、コトバンクがより良い解説をしてくれています。

ワンダーフォーゲル
(前略)1895年のドイツのシュテーグリッツ・ギムナジウムの生徒たちが始めた徒歩旅行運動である。この運動のリーダーであったカール・フィッシャーKarl Fischerは,当時のギムナジウムの教育が古典語学習を中心とした無味乾燥な授業で意味がないと抗議し,もっと血の通った生きた教育が必要であると主張して自らギムナジウムを飛び出し,史跡を訪ね歩きながら歴史の勉強をしたり,植物や鉱物を採集しながら生物学や地質学を学んだり,地方の民謡を歌いフォーク・ダンスを踊り,地場産業について学んだりする活動を展開した。(後略)

コトバンク

山から遠景を眺めていると地理的なつながりをみつけて「あれがそうか!」とビビッと来ることがあります。また歴史的建造物にそえられた看板を何気なく読んでいて「この名前は聞いたことがある」とか「別のところでも見たぞ」とかビビッの前兆が来ることもあります。そんなときは家に帰ってネットで調査です。

野外での体験がネットの情報で解きほぐされ「あーそっかー」と頭の中で体系化されていく感覚。これはもうハイキングではなく、ワンダーフォーゲル的な遊びなのかもしれないなーと、コトバンクの説明が僕の懐にすとんと落ちたのでした。

中世武士選書
中世武士選書

で、地元の歴史をざっくり頭に入れておくと看板を読んでも楽しいので、山口県の地質年代と歴史年代をここでまとめておこうと思います。

山口県の地質年代

地質年代凡その年代トピックス山口県との関係
先カンブリア代冥王代46億年前地球誕生
始生代40億年前原始生命
原生代25億年前バクテリア
古生代カンブリア紀5億4500万年前三葉虫
オルドビス紀5億1000万年前魚類
シルル紀4億4500万年前陸上植物
デボン紀4億1500万年前両生類
石炭紀3億7000万年前爬虫類秋吉台の石灰岩・鍾乳洞が面白い
ペルム紀2億9000万年前海退・火山活動による大絶滅
中生代三畳紀2億5000万年前アンモナイト、爬虫類美祢市の化石採取場に行ってみたいなー
ジュラ紀2億年前鳥類
白亜紀1億5000万年前恐竜瀬戸内海沿岸の花崗岩
新生代第三紀6600万年前哺乳類長門峡は白亜紀後期の阿武層群
須佐ホルンフェルスは約1400万年前のマグマの熱の影響を受けて誕生
第四紀258万年前人類笠山は1万1400年前の噴火で溶岩台地が形成され、8800年前の噴火でスコリア丘を形成

僕は変わった石を見るのが好きですが、地質年代にはまったく詳しくないのでこの先は専門サイトにゆずります。マニアックで素敵なサイトです。案外、自分ちの傍にも変わった地質があるのかも。確かめてみてください。

https://trekgeo.net/q/b/31ygc.htm

美祢市の化石採掘場には行ってみたいなあ。早く再開しないかなー。

山口県の歴史年代

時代大内氏毛利氏遺跡や城場所
原始旧石器
縄文岩田遺跡平生町
弥生綾羅木郷遺跡下関市
土井ケ浜遺跡下関市
古代古墳若宮古墳群宇部市
若宮1号墳下関市
朝田墳墓群山口市
長光寺山古墳山陽小野田市
後井古墳田布施町
穴観音古墳萩市
神花山古墳平生町
車塚古墳防府市
茶臼山古墳柳井市
飛鳥石城山神籠石光市
奈良周防国衙跡防府市
長門鋳銭所跡下関市
陶陶窯跡山口市
長登銅山跡美祢市
平安御山神社経塚阿武町
大内盛房周防鋳銭司跡山口市
櫛崎城下関市
霜降城宇部市

原始から古代についての概説

ナウマンゾウやオオツノジカが絶滅し狩猟ができなくなると、人は肥沃な土地に定住しはじめた。
彼らは集団で生活をした。貝を食べれば貝塚ができ、木の実を蓄え煮炊きするために土器を使うようになる。
やがて力のある者が小国を支配し、その死後に古墳が作られるようなる。
小国はより強大な力をもった大国に飲み込まれ、大国は人民を律し土地を収めるようになった。
大国中央の官職が特定の家に固定化され貴族化していく中、兵の家として特化した軍事貴族も生まれてゆく。
平安末期、平清盛は後白河法皇を幽閉し自身の孫である安徳天皇を擁して政治の実権を握ろうとするが、この暴挙に反乱の狼煙が上がる。

原始から古代の山口県での見どころ

原始から古代においては古墳を見て回るのが面白いと思います。僕の場合は、山の近くにあったなーと見に行く程度ですが。
平安後期から大内氏の名前が出てきますが、それ以前は多々良氏という名前であったとのこと。
大内氏(多々良氏)は地方へ派遣された国司の名代がその始まりではないかと言われています。
地名を氏とするのが流行ったようで、大内村の大内氏の一族には吉敷・問田・黒川・矢田・陶・末武・右田など県内の地名として聞き覚えのある分家がたくさん出てくるのが楽しいですね。
長門国を収め大内氏とやりあう厚東氏(厚東川に名前が残ってたり、傍系に秋吉氏がいたり)の名前もこの頃から出てきます。
鎌倉から南北朝にかけて大内氏と厚東氏の争いも興味深いのですが、まだよい本を見つけていません。
厚東氏については、名前だけでも覚えておくと美祢・宇部あたりを歩くときに面白いですね。
また山口県には平安末期の源平合戦に関わる逸話も多くあります。
柳井の皇座山なんかもその一つですが、下関・長門・萩一帯の落ち武者伝説なんかを地元のおじさんから聞けたりするとラッキーです。

時代大内氏毛利氏遺跡や城場所
中世鎌倉大内弘盛鬼ヶ城下関市
大内満盛毛利季光一ノ瀬城下関市
大内弘成毛利経光白水山城山口市
大内弘貞毛利時親
大内弘家毛利元春
大内重弘
大内弘幸
建武
室町米光城周南市
荒滝山城宇部市
信田丸城宇部市
南北朝勝山城下関市
毛利広房松屋城下関市
大内弘世鞍掛山城岩国市
大内義弘亀尾城岩国市
毛利光房高森城岩国市
毛利煕元蓮華山城岩国市
大内盛見成君寺山城岩国市
大内持世凌雲寺山口市
大内教弘賀年城山口市
毛利豊元古城ヶ岳城山口市
大内政弘障子ヶ岳城山口市
戦国時代渡川城山口市
毛利弘元三丘嶽城周南市
大内義興若山城周南市
毛利興元須々万沼城周南市
毛利元就上関城上関町
毛利幸松丸亀山城長門市
毛利隆元鰐坊山城萩市
大内義隆青景城美祢市
大内義長右田ヶ岳城防府市
毛利輝元琴石山城柳井市
安土桃山櫛山城萩市
毛利秀就清木山城周防大島町
近世江戸毛利綱広岩国城岩国市
毛利吉就萩城萩市
毛利吉広徳山城周南市
毛利吉元勝山御殿下関市
毛利宗広山口城山口市
毛利重就末武城下松市
毛利治親
毛利斉房
毛利斉元
毛利斉広
毛利敬親

中世から近世についての概説

1192年、平家を破った源頼朝が、鎌倉にて武家政権を樹立。
これを始まりとして、武士階級がその軍事力を背景に独自の権力と組織をもって政治的支配を行った期間を中世から近世と呼ぶ。
江戸の終わりに大政奉還が行われ近世は終了。
明治の世となり時代は近代へと移り変わってゆく。

中世から近世の山口県での見どころ

山口県にも中世山城が多く残りますが、時代が古すぎて石積み程度しか味わえないのは残念なところ。
源氏方に組した大内氏は、鎌倉時代に中央での発言力を増し県内外へと勢力を伸ばします。
鬼神のごとき働きで将軍足利義満に取り上げられ南北朝の統一に動いた大内義弘の働きと没落も面白いのですが、その後一族の結束も乱れ、県内勢力も訳分からなくなるので僕は鎌倉から南北朝については苦手だったりします。
それもあって、大内氏で一番面白いのはやはり戦国時代。
西国の覇者と呼ばれ、前将軍義尹(よしただ)をかついで中央に上り執権をとった大内義興。
戦いから退き、大内文化を花開かせ、しかしそのせいで部下の陶晴賢に追われた大内義隆。
陶晴賢に神輿として担がれ、山口に死ににやってきた大内最後の当主、悲運の大内義長。
この大内最期の三世代を覚えておくと山口県の山と中世の伝記を大いに楽しめるはずです。
毛利で言うと、毛利元就、輝元あたりも大内氏の最期に関わってきます。
山口県には明治維新に関わる人物・史跡がたくさんあり、近世最後の毛利敬親も良いのですが、この辺りになるとあまり山に関わりがなくなってくるのでこの先は割愛。
あ、でも勝山御殿とかは素晴らしいので、あれは見ておいた方が良いですよ。

さてさて長くなりましたのでこのあたりで筆をおき、年末のご挨拶でも。

ゆきゆきて 倒れ伏すとも 萩の原

「ゆきゆきて 倒れ伏すとも 萩の原」は奥の細道にある秋の句です。「行けるところまで行って、途中で倒れてしまっても、それが萩の咲く野原なら良い」という心象風景がお気に入りの一句なのですが、そうこうしている内に今年も無事に小晦日(こつもごり)を迎えることとなりました。

ま、本当に倒れ伏しちゃヤバイんで、来年もお気楽に、行けるところまで行って途中で倒れそうになったら萩の原だけ見て帰ってこようと思います。

それじゃどちらさんも、よいお年をお迎えください。

2021 小晦日

アウトドアブログカテゴリの最新記事