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粭島(すくもじま)と日本精蝋の大煙突

粭島(すくもじま)と日本精蝋の大煙突

11月頭に大津島を歩いてきました。徳山港から大津島へと渡る船から粭島を眺めると、レンガ造りの大きな煙突が見えましてね。あれを近くで見てみたいなあと行ってきました。

大島半島、日本精蝋の大煙突
大島半島、日本精蝋の大煙突

期待の大煙突の前にまずは粭島を軽く散策しましょう。

粭島を散策

粭島は周南市の大島半島の先にあり、本土とは小瀬戸橋でつながっています。フグの延縄漁発祥の地であったり、貴船神社さんの海を渡る神輿が有名な島です。

粭島の西端

なんて偉そうに粭島を紹介しましたけど、僕も話に聞いてるだけで島に渡るのは初めてでしてね。まずは島を一周できるのかどうか、車で走ってみました。

粭島から見る大津島
粭島から見る大津島

粭島は県道170号 粭島櫛ヶ浜停車場線(かつて鉄道が走ってたの?)が唯一の主要道路です。その170号線は残念ながら島の端で行き止まりなのでした。

行止まりで海を眺めたのが上の写真です。左手前が洲島、その向こうに陸地のように見えるのが大津島。大津島ってここからだと近いですねえ。右の灯台がある岩礁は岩島という名前だそうです。

この一番端っこから少しずつ小瀬戸橋へと戻っていきます。

粭島って読めますか?

ところでね。ここまで当たり前のように書いてきた粭島の「粭」という字、読めますか?

赤レンガの下地が見える塀
赤レンガの下地が見える塀

あ、いえいえ。周南市や下松市など地元の方ならともかく、山口県東部にゆかりのない方は読めなくて大丈夫です。
だって「粭」は幽霊漢字なんですもの。

幽霊漢字というのは典拠不明ながらJIS漢字に登録されている字のことですが、「粭」については今では典拠が明らかになっているんだそうですよ。

国土行政区画総覧に用例あり。粭島(すくもじま)/山口県

ここかーい!

ここです。すくもじま。どうぞ覚えて帰ってくださいね。ちなみに漢字検定対象外なので覚えていただいても、ここ以外で使うことはありませんw

貴船神社様

海を渡る神輿で有名な貴船神社様、その鳥居前にやってきました。せっかくなのでお参りしておきましょう。

貴船神社様の鳥居
貴船神社様の鳥居

扁額には「貴船神社」と書いてありますが、周南市教育委員会が建てた由来の看板には「貴布祢神社」となっています。なんでだ?

まいっか。狛犬が妙にシーサーっぽくって可愛いので見てください。

貴船神社様の狛犬 阿
貴船神社様の狛犬 阿
貴船神社様の狛犬 吽
貴船神社様の狛犬 吽

お尻がぷりっと上がってるところがシーサーっぽいのかな。

貴船神社様
貴船神社様

正面に龍が見えます。これ覚えておいてください。

貴船神社様の由緒沿革
貴船神社様の由緒沿革

貴布祢神社は、由緒沿革については明らかではありませんが、18世紀の初め頃、祭神に高龗神(たかおかみのかみ)、闇龗神(くらおかみのかみ)の二柱を祀ったものと伝えられています。また、西国の諸大名が瀬戸内海の航行の際、風待ちをしている間、粭島に散在する鎮堂を集めて社を建て、海上安全を祈願したことに由来するとも伝えられています。

由緒沿革については明らかでないとなっていますが、高龗神を祀ってらっしゃるので、京都の貴船神社さんとはなんらかの関係がありそうですね。ちなみに龗(おかみ)は龍の旧字で「雨+口口口+龍」と書きます。水をつかさどる神様を指す字です。

貴船祭は、海上安全を祈願して慶安年間(1648~1651年頃)始まったと伝えられており、伝馬船の船首と船尾で行われるポンデン踊り・櫂踊りは、明治二十年頃海運業の石丸安太郎が、他県より取り入れて始められたといわれています。海の男たちの豪快な祭として代々伝えられ、神社から御旅所までの海上約500メートルを神輿が渡ります。

海を渡る神輿も見てみたいですが、ポンデン踊り・櫂踊りも気になります。貴船祭は7月下旬。潮の満ち引きで毎年開催日時が変わるとのこと。だれか覚えてて。それで来年誘って。

粭島小学校跡

粭島小学校跡
粭島小学校跡

粭島小学校の廃校は2012年。升井君は高校時代に粭島の友人の家に泊まりにきて、この小学校のグラウンドで遊んだことがあるそうです。もういくつか粭島の写真があるのですがこのくらいにしておきましょう。

さあ、煙突に向かいますか!
さあ、煙突に向かいますか!

日本精蝋の大煙突

粭島めぐりを終えて、大島半島からかかる小瀬戸橋まで戻ってきました。

小瀬戸橋から見る大煙突
小瀬戸橋から見る大煙突

粭島から見ると大島半島突端の山頂と山腹に赤レンガ造りの煙突が2つ見えます。しかしその手前にはワックスを製造する日本精蝋さんの工場が!

どこか入れるところはないかなー。

道の奥は立入禁止
道の奥は立入禁止

小瀬戸橋を渡ってすぐの道を海沿いに進んでみましたが、奥は工場敷地内のようで鉄条網つきの柵で行き止まりでした。

ここから上がっていけそうだけどなー。ダメだ。170号に戻ろう。

日本精蝋 開発研究センター
日本精蝋 開発研究センター

こちら170号沿いにある日本精蝋さんの開発研究センターです。他に綺麗な建屋もあったのですが赤レンガが素敵なのでこちらの写真をチョイス。

工場の方に大煙突まで行けるかどうか聞きたかったのですが、どなたもおられず。別ルートを探してみるか。

周南市立鼓南小学校から見る大煙突
周南市立鼓南小学校から見る大煙突

表からは工場があるので入れないだろうと、山の中腹にある周南市立鼓南小学校まで上がってきました。周南市立鼓南小学校は先ほど見た粭島小学校と大島小学校の統合でできた現役校です。宿直の先生がいらっしゃればお話しをうかがってみたかったのですが、こちらもおられず。残念。

ネットで調べると、大煙突はレンガが崩れて危険ってことで接近禁止のようです。多分、山ごと日本精蝋さんの所有地でしょうし企業として立入禁止の姿勢を取るのは当然ですね。ま、今日は粭島も見て回れたし大煙突も近くで見られたし良しとしましょう。

このあと大島半島を縦断して太華山を登りますが、それはまた別の話に。
それじゃまた。

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