「簡単アウトドア料理5選」の最後を飾るのは「豚バラの角煮」です。箸でつつくだけで、繊維状にホロリと崩れる角煮。ダッチオーブンを手に入れたら誰もが一度はトライしたくなる一品です。
外で遊ぼうという健康で元気な方であれば、角煮のお肉とあの油が大好きという方は多いでしょう。その角煮を野外でしかもコーラを使って簡単に作ってみましょう。調味料はコーラとしょうゆと日本酒。たったこれだけ。あとは生姜とニンニクを少々。味付けはこれで間違いなし。多少分量を間違ったところで、狙った味から大きく外れることはありません。
ここで大事なのは、ゆったりとしたあなたの時間です。みんなより早く現地入りして火をおこし、お醤油と生姜の香りに包まれながら本でも読んで、お酒なんかもちょっぴりやりつつ、じっくりと肉が柔らかくなるのを待ちましょう。
調理具
- 包丁
- まな板
- ダッチオーブン(21cm)
- 焼き網
- お玉
- キッチンペーパー
材料
- 豚バラブロック:250g~300g
- 長ネギ:1本(なくても可)
- ゆでたまご:4個(なくても可)
- コーラ:ペットボトル1本
- 醤油:適量
- お酒:適量
- ニンニク:2欠け(なければ練りチューブで可)
- 生姜:半欠け(なければ練りチューブで可)
仕込み
- ダッチオーブンに入るよう、豚バラブロックを4つ程度に切り分けます。
- 長ネギの白いところを付け合わせ用に4cm程度に切りそろえます。
- 長ネギの青いところは臭み消しようにざっくり切ります。
- 付け合わせようにゆで卵を作っておきます。
- ニンニク、生姜を大きめにスライスします。
付け合わせがいらなければ仕込み2,3,4の工程は不要です。またチューブニンニク、チューブ生姜を使うのであれば5の工程も不要です。つまり1のみ。うわー簡単すぎ。
調理方法
1.豚バラの各面を焼き固めます
火をおこしたら焼き網で豚バラブロックの6面を焙っていきます。これは肉の周りを焼き固めて、肉汁が逃げるのを防ぐためなので1面1分程度でOK。焼き網がなければ温めたダッチオーブンで焼いてもOKですが、この時に出た油は灰汁になりますので、クッキングペパーで拭き取って捨ててください。
2.コーラで煮込み始めます
ダッチオーブンを火にかけ、豚バラブロックを敷き詰めたらコーラをひたひたに入れます。ニンニクと生姜を投入(チューブであれば少量でOKです)。醤油を1周回しかけ、さらに日本酒も1周回しかけます。長ネギの青い部分を臭み消しとして投入したら蓋をして放っておきます。
3.ひたすら煮込みます
10分程度経ったら蓋を開け、浮いた油と灰汁をお玉ですくって捨てると、見た目が良くなります。面倒ならやらなくてもOK。
火の具合は中火程度。炎が上がらず、ずっとついていればそれでOKです。蓋をして放っておきましょう。そのうち蓋の隙間から水蒸気が出始め、醤油と生姜の良い香りが漂います。火が強すぎると焦げ付くことがありますので、たまに蓋を開けて、あまりにもコーラが減っているなと思えば足してください。
4.空き時間は有効に使いましょう
なお、空き時間には本を読んだりお酒を飲んだり、時間は有効に使いましょう。
5.ゆで卵や付け合わせを入れます
箸を刺していい感じに肉が煮込まれていれば、そこに白ネギとゆで卵を入れ15分程度、さらに煮込みます。
6.盛り付けます
器に肉とネギ、切ったゆで卵を盛ります。ダッチオーブンに残った煮汁は、蓋を開けて水分を飛ばしつつ煮しめて、かけ汁にしましょう。
ワンポイント
野外料理では火力が毎回異なります。なので、たまに蓋を開けて状況を確認してください。途中で煮締まりすぎていたらコーラを足してOKです。煮汁がなくなって底に焦げ付いてしまうとリカバリー出来ませんので、そこだけ気を付けてください。焦げさえしなければどう作っても美味しい仕上がりになります。
ホント、角煮うまいよー。
お試しあれ。