ここ最近のブログからも明らかなように、今、僕の中で低山ハイクがブームになっています。
自粛明けのまだジムにも行けない時期に運動不足の解消をと思って臨んだハイキングがことの発端ですが、ちょうどブログを再開したこともあり次の山を探しているときに見つけた「山口県百名山」というキーワードが、コレクター魂に火をつけてしまった。自分の中ではそういう風に理解していました。
そんなキーワードの原点である、中島篤巳さんの著作「山口県百名山」2000.11改訂版を秋穂図書館で借りてきました(*1)。まえがきを読んだところ、中島さんのお考えが懐にストンと落ちたのでご紹介させて頂きます。
山口県の山は低いが、それが幸いして地域と山の関りが深く、歴史の跡が山々に見られる。
山口県百名山 まえがきの要約
百名山の選定にあたってはもちろん山の高さを考慮したが、それと同じウエイトで山と人の関わりの深さについても考慮した。
低山ばかりの山口県ではピークハンティングを楽しむよりも、頭で楽しむという知的登山が向いているのではないかと思う。
古里の有形無形の財産を掘り起こしてみよう。
ああそうか。そういうことか。この気持ちのよさは、自転車やってた頃と同じだなと僕の懐に落ちたのです。
まずは低山ハイクは軽度の運動になること。そして初めての道、見たことのない風景、知らなかった歴史、地元の人とのふれあい、ちょっとだけの危険とそれをクリアできたという達成感。
コレクター魂だけではなくそうした小さい小さい感動の積み重ねで低山ハイクがやめられなくなってるんだなと自分なりの解釈ができました。
山口県百名山のまえがきを読み終わり、これからいよいよ各山を記した本文に入ってゆきます。
すでに自分が登っている山がどう記されているのか楽しみです。
梅雨の時期ですしこのお休みは晴耕雨読としゃれ込んで、これから登る山の歴史を頭に入れておくことにいたしましょう。
*1 近隣図書館の帯出可能状況まとめ
山口県百名山 2000.11 山口市立秋穂図書館 帯出可
山口県百名山 2000.11 山口県立図書館 禁帯出・閲覧可
山口県百名山 1995.10 山口市立中央図書館 禁帯出・閲覧可
山口県百名山 1995.10 山口市立徳地図書館 帯出可
山口県百名山 1995.10 山口市立阿東図書館 帯出可
山口県百名山 1995.10 山口県立図書館 帯出可
山口県百名山/中島 篤巳 (著)
今回ご紹介した本です。山口県百名山にこだわりのある方はこちら。2000年11月に改訂版が出ています。
分県登山ガイド 34 山口県の山/中島 篤巳 (著), 樋岡 栄一 (著), 金光 康資 (著)
山口県百名山にこだわりのない方にはこちらをお薦めします。カラーで写真も多く想像豊かに山を楽しめます。各県のパターンがあるようです。
発行年にこだわらなければどちらの本も山口の図書館で見ることが出来ます。手元に置きたい方は買うしかありませんが、山口県百名山は結構絶版に近いですね。