Instagamでライオン岩に登った人を見て、「あれ長野山の入口付近にあった岩だなあ。いいなあ登りたいなあ。」と単純に思ったので、周南市鹿野の岩屋山にあるライオン岩に行ってきました。
ライオン岩展望所への行き方
ライオン岩展望所までの行き方ですが、中国自動車道を鹿野で降りると長野山緑地公園の看板がすぐに出てきます。
これに沿って進めば山道に入っていき、一山越えて降りたところで左手にライオン岩が見えてきます。
あの岩の中腹の窪みに観音様があるんです。看板を書き写しておきますね。
岩屋山観音堂
ライオン岩展望所の看板
岩の中腹より上の辺りの窪んだところに観音さまがあります。
また岩の近くには観音堂があり、寺社由来によると「観音堂一宇、九尺四面、但し鹿野上村柿ノ木原に有之」と記されているので、安永2年(1773年)以前からあったものと思われます。
本尊は如意輪観音、不動明王、弘法大師、観音菩薩がいっしょに安置され、奥の院はお堂のうら山の岩屋にあって、如意輪観音、不動明王が安置されています。
この看板の説明が微妙なのですが、楽しそう!なのには変わりありません。
行くぜ!
岩屋山への入り方
ライオン岩はあちこちでよく紹介されているんですが、岩屋山への入り方を詳細に説明してくれてるサイトがないので、僕の経験を書いておきますね。
結構迷ったのですが、そのまま書いておきます(笑)
で、展望所から眺めていると、下の川向うに見覚えのある建物がありました。
「あれ、せせらぎ・豊鹿里パークの裏手じゃーん。」そう言えば昔、この辺りを歩いたことがありました。
よっしゃ、地元の人に岩屋山への入り方を聞いてみようとセンターハウスにやってきました。
センターハウスの姉さん(以下、姉)「んー分らんねえ」
僕「適当に歩くんで、車置かせてもらっていいっすか」
姉「ええよー」
ってわけで駐車場から見えるせせらぎ・豊鹿里パークのケビンを左に、岩谷山の山裾沿いの舗装路を歩いていきます。
クラインガルテンってのは滞在型農業体験施設です。結構いいケビンですよね。昔は都会から多くの人が来てたみたいですが、最近は畑を借りてる周南あたりの地元の人が多いんだって。
ガルテンクラインを過ぎて岩屋山のライオン岩を左に見ながら道なりに進みます。
どこかから麓に行ける道があれば良いんだけどなー。
とうとう車で降りてきた橋のところまで来てしまいました。ここまで山に向かう道なしです。
橋のところで地元の爺ちゃんに聞いてみたんだけど、知らんなあと。
橋から山へと続きそうな道は人家が終端に見えますし、申し訳ないけど畑の間を縫うあぜ道を進んでみることにしました。
あぜ道をとにかく山の方向へ進むと、割と踏まれた地道らしきものがありました。
舗装路からも見えたどなたかのお墓を横切り、農作業小屋を過ぎると、この写真にあるような山道に入ることが出来ます。
どうやら岩屋山の入口に着いたようです。
結論
岩屋山への入り方は、車を止めるところを見つけたら、ライオン岩正面の畦道を通らせてもらって、とにかく山麓に着けってことです。
岩屋山入口からライオン岩まで
先ほどの地道は緩やかに曲がり、やがて林へとつながります。まだ麓ですし、ゆるゆるの取りつきです。
地元の方が手入れされているのでしょう、綺麗にされた可愛らしいお地蔵さんが入山を出迎えてくださいました。
そう言えば、先の看板に観音堂があると書いてありました。
お堂に続く道も石畳のようになっています。
岩屋山の観音堂様ですが、お墓が近くにありましたので、祠自体は写真に収めておりません。
このお堂は再建されたもののようです。サッシの入った、わりと新しめの建物でした。
さていよいよ本格的に山に入りますが、お社の左に上がっていけそうな道がありました。
ここからは直登。
大して心拍も上がらないうちにいきなり直登ですから、最初は足が重いように感じました。
枯れ枝が積もって木も倒れているような登りです。
ニョロニョロは見かけませんでしたが、虫が嫌いな人はこの枯れ枝クッションはちょっと厳しいかもしれませんね。
道があるんだかないんだか分かりにくいですが、ここが分かれ道です。
ライオン岩は右なので、まずは右をチョイス。
山腹を横切る道は綺麗です。
これはライオン岩に進む人が多いからでしょう。
それでも気を抜くと右に落ちてしまいそうですが(笑)
向こうに里、手前に岩。目の前が開けるとライオン岩です。
岩には真新しい鎖が付いています。
ライオン岩
写真の下側の白いところが足をかけるところなんですが、せ、狭いな。な、斜めだな。
でもまあ、鎖も新しいし行くしかないでしょう(((◎_◎;)))
いや、ここまで来て行かない手はありません。
うひー。怖いねえ。
っていうか片手で体を支えて、片手で下の写真撮るとかかなりアホです。
ライオン岩の正面の祠に着きました。
岩の窪み自体は4つあり、真ん中の2つは石が置いてあるだけでした。
左右におられるのは如意輪観音様と不動明王様のはずですが、どちらもブレブレの写真で使えるのがこれだけどいう体たらく。
怖がりなんです、僕。
祠に腰をかけて両手でカメラを支え再度下を撮ったのがこの写真です。
うん、やっぱ怖いもんは怖いな。
十分頑張りました。戻りましょう。
ライオン岩から岩屋山山頂
今日のメインはライオン岩だったので、あとは余禄みたいなもんです。
ライオン岩を直登すると頂上が近いよーなんて強の方の記事も読んだのですが、とてもそんな気にはなれず。
山腹を横切って先ほどの分かれ道の上を行き、なんとなーく道っぽいところを登ると大岩が見えてきました。
山頂の岩に上って一番高いところでピースです。
岩屋山は三角点などは見当たりませんでした。
岩屋山は低山ですので、山頂からの景色は望むべくもありませんが、それで良いんです。
ライオン岩から下を見たときのインパクトが強すぎるので、このくらいのほうがほっと一息つけるんですよ。
生きててよかったなーっと。
岩屋山山頂からどこかの山
岩の上でコーヒーとタバコの一服を終え、大岩の上から周りを見回していましたら、まだ奥に続く稜線がありました。
これが結構踏まれてるので、もしかしたら何か面白いものがあるのかな?と。
行ってみることにしました。
下って登って登って見晴らしのない山頂らしきところに着きましたが、結局、何もありませんでした。
家に戻って山の名を探したのですが特に書いておらず、岩屋山ともつながっているので、もしかしたら岩屋山は双耳峰なのかもしれませんね。
まあ、岩屋山の奥は行ってもあまり意味ないよということが分かりましたので、それはそれで収穫でしょう。
GPSでは岩屋山の山頂はあの大岩で間違いありませんので、ピークハントであればそのまま降りることをお薦めします。
岩屋山山頂からの下り
そう言えば、岩屋山に入ってからリボンというものを見かけませんでした。
下りも来た道を適当に降りていたのですが、途中で少しだけ道を間違えたかもしれません。
というのが登るときにこの緑のロープを見た覚えがないのです。
方向的にはこのロープを左に降りていくと登ってきた方角なのですが、直進する方が道が良いんですよ。
うーん、じゃあ直進!
方向的には豊鹿里パークに向かってるんだもーん。行ってみよ。
直進した結果、無事に豊鹿里パーク近くの道路に降りてきました。写真は出てきた藪を振り返った写真です。
途中で行き止まりかなと思わせる箇所もあったのですが、そこから一段降りると地道のような踏まれてるところに続いていました。
で、出てきた正面っていうのが、豊鹿里パークのケビン3号棟なんです。
行きにセンターハウスの駐車場から見上げた、あのケビンの真ん前です。
センターハウスの駐車場に着いてから、もう一度見上げると山の端にライオン岩が見えますね。
山の裾から入るんじゃなくて、横から入っていく道だったようです。
登りだと分かりにくいはずなので、あまりお勧めはしませんが、取り合えずその道でも帰ってこれたよということだけお知らせしておきます。
今日のルート
上の図を見ると明らかなように、すばらしく計画性のない山歩きでした。タイトルの通り今日のメインはライオン岩ではありますが、ライオン岩後もずっとドキドキできたし、楽しいハイキングでした。
なんでもないさー
方向感覚さえ間違わなければ、なんでもないサー!
追記
このあと山口県百名山の一つでもある長野山に登ろうと思っていたのですが、結構無駄に歩いて午後遅くなってしまったことと、長野山の手前まで行ってお腹が痛くなり急にう○こしたくなったので、この日は撤収しました。
まあ、長野山は昔登ったことがあるんで、またその内、行って記事にします。
今日はライオン岩のみで、問題ないサー!