先週、升井君と太華山を登ったら海の向こうに見える笠戸島を指さして「あそこも歩けるみたいですよ」なんて言うんです。「そんじゃ端から端まで行っちゃうかー」と、今週、笠戸島を縦走してきました。
笠戸島ハイキングコース
待ち合わせは笠戸大橋を渡ってすぐ左の駐車場。島の一番奥の深浦漁港に車を1台置いてUターンしてきました。今日はこの駐車場からスタートです。
ひらめパーク笠戸島なんて道の駅っぽいのができてました。いつの間にできたんだろう。最近、二升五合鯖(ますますはんじょうさば)の養殖成功でも話題の笠戸島。活性化してます。
遊歩道に直接入るならこの笠戸島ハイキングコースマップがある「ひらめパーク笠戸島」に曲がるT字路の駐車場が便利です。マップも遊歩道入口もあるからね。
マップにある通り、今日はここから瀬戸遊歩道、スカイ2号、3号、4号、5号とハイキングコースを歩いて、車を停めてある深浦漁港まで行きます。
ざっと14kmかな。まあ、なんとかなるっしょ。
瀬戸遊歩道
マップを見ると、遊歩道に入らなくても、県道173号をちょいと歩けば一山パスできるのですが、せっかく看板も出てることだし山道を進むことにしました。
いったん舗装路に降りてきて
摺鉢山山頂までは1400mと書いてあります。
事前にYAMAPの平面図は見てましてね。「200m級の山が並んでるだけなので楽勝でしょ」くらいに考えていたのですが、離島の山は立ち上がりが結構急でして。
しかも(当たり前なんですけど)基本的に海抜0mからスタートじゃないっすか。今日14㎞歩いて、獲得標高が1,000mでした。離島をなめたらいけませんなあ。
見晴らしの丘ってなんか聞いたことあるなあと思ったら、笠戸島家族旅行村のキャンプ場の上にあった丘ですね。友人の奥さんと鐘をリンゴン鳴らした記憶があります。
たぶん、あそこ。
摺鉢山 229m
先ほどの道標から階段を登ると摺鉢山(229m)に到着です。
摺鉢山は三等三角点、基準点名は「浦野内」です。目の前の林が邪魔ですが、この三角点からは大島半島の先っぽが真正面に見えました。周南方向に開けてるってことですね。
摺鉢山を後にして進みますと大城(おおじょう)へ1kmの看板が出てきました。摺鉢山からこの分かれ道までに山見山(220m)があったようですが、気がつきませんでした。残念。
この分かれ道、右に降りると家族旅行村ということなのでやっぱり見晴らしの丘ってキャンプ場のところにあったやつですね。右に行くと降りてしまうので我々は左のスカイ1号方向へ。
スカイ1号とスカイ2号の分かれ道は「大城分かれ」という地名のようです。
笠戸島を奥へと進むのであればスカイ2号に乗っかるのが正解ですが、すぐそこに見える景色が奇麗なのでちょっと寄り道していきます。
奥畑山 232m
奥畑山を示す看板ってこれだけだったような。シンプルっすね。
奥畑山からは光方面、虹ケ浜、日鉄、室積、霞んでいましたが上関が見えました。さっきまで周南方向が見えていましたから、今は山の反対側に出ているわけです。
ところで、升井君が乗ってるのは天狗岩なのかな? お前、鼻が長くなるぞwww
スカイ2号
スカイ2号に乗っかりました。
スカイ2号の途中にピンクのリボンがありましたので山でもあんのかなと、山頂に向かってみましたが何もありませんでした。適当に山を下って元の道に戻ります。たんなる道草w
車道までは下りないのですが、人里に近いところまで降りてきました。
ここは徳山湾に向けて景色が開けていました。また反対に出てきたのね。新笠戸ドックはまだまだ先のようです。
人里から2号を進んでいると二股に分かれているところに出てきます。斜め右か斜め左か?どっちに進むのが正解だ?
違うんです。ここスカイ2号の道標が倒れてまして、真右に山に入ってくのが正解なんです。
白浜山 188m
白浜山は188mの単独峰。登りも下りも距離は短いのですが急傾斜なのです。
道はすぐに急坂に変わりまして、ゴロゴロと転がる大岩を越えた先が白浜山山頂でした。
白浜山には三等三角点、基準点名「白浜山」があります。なにも面白いことを思いつかなかったので、困ったちゃんポーズをしておきました。
新笠戸ドック
白浜山を下りる途中から新笠戸ドックが見えてきます。
新笠戸ドックは元宇部興産系列、現今治造船のグループ会社です。
今治造船さんは日本最大の造船メーカーだそうで、そういえばしまなみ海道を渡ったところとか(西条のビール工場の近くも?)大きなドックを見た気がします。たぶん、あれっすね。
写真が分かりやすいので言っておくと、この先、笠戸ドックの左の低い山に降りて、ドックの向こうの山を越えて、右奥に見えるとがった山を登って、港に出たら今日の工程は終了です。
うむ。ちょっと遠いな。
ここまで見てきた笠戸島の岩は、だいたい小さな粒でできた黒っぽいやつなのですが、この近辺だけ花崗岩でした。
花崗岩質の山って水の流れでできた溝のような道があるじゃないですか。ここがちょうどそんな感じでね。
石英脈もあるようで、水晶に成りかけた半透明な石が道の端に顔を出してました。キラキラしてて綺麗でした。
舗装路はあまり好きじゃないのですが、このコースはある意味変化に富んだ道ですね。
ちなみにこれを左に行くと瀬川歩道、島の東側海沿いを歩く道につながります。
なので僕らは右へ。目の前に白浜駐車場がありました。
ちょいと長くなったのでここでいったん切ります。
笠戸島縦走 後半の記事はこちら