広島県は宮島の弥山が良いと聞きまして、今回はちょいと早起きをして安芸の宮島を巡ってきました。
いやー宮島の正式名称が厳島で、お宮があるから宮島って呼ばれてるなんて、この年になるまで知りませんでしたよ。
それじゃ、宮島巡りのはじまり、はじまり~。
宮島観光
宮島というと思い出すのは小学6年生の時の修学旅行、その次となると20数年前のドライブです。久しぶりの宮島、まずは観光からスタートしました。
宮島到着
山口市を朝6時に出発。途中で相棒の升井君を拾って、8時前には宮島口に到着。宮島まではほぼ中国縦貫道一本なので岩国の山奥に行くよりも近い気がします。
8時10分のみせん丸に乗って宮島に上陸。いつも言ってますが船が入ると旅感5割増し。始まりと終わりもはっきりして良いですね。
宮島上陸後、どこから弥山に入るかを検討したのですが、その前にまずは観光と桟橋前広場を右にとり厳島神社を目指しました。
日本三景といえば、霧の松島(宮城)、天の橋立(京都)、そして安芸の宮島。石碑で記念撮影をしていると僕ちんたちが乱入。お母さん方が「こらダメよ!」と慌てる中、面白いので「いーよいーよ」と一緒に記念撮影しておきました。
厳島神社に向かう最初の鳥居、左右に据えられた青銅の大きな狛犬が可愛いです。狛犬の写真は僕のコレクションにしますが、大きさをお伝えしたいので升井君に前に立ってもらいました。
今回残念だったのが大鳥居。厳島神社といえば海に立つ大鳥居が有名ですが、こちら令和元年6月から改修中だそうです。今年の12月末には工事足場が撤去されるそうなので、大鳥居を狙うなら年が明けてからの方が良いかもしれません。
ちなみに大鳥居の前でのポーズは、B&Bさんの「もみじ饅頭!」です。懐かしいでしょ。え、知らない?
厳島神社
宮島と言えば観光のメインは厳島神社。拝観料300円也をお支払いし国宝・世界文化遺産「厳島神社」を巡っていきます。
入ってすぐの廊下沿いにアルコール消毒液がいくつか設置してありました。入口にも手水があったのですが、アルコール消毒液に綺麗な字で「お清め」と書いてあるのが面白いですねえ。
廊下のその先には大麻(おおぬさ:神主さんがもつ白い紙の付いた棒)が置いてありまして、自分で左右に振ってお祓いするようになっていました。お清めといいお祓いといい厳島神社さんはセルフィッシュな感じなんですね。
セルフお祓いが終わったら後ろの拝殿へ。まずは宮島に来たことをご報告しておきました。
さらに廊下を進んで行きます。
再度、御祀神にご挨拶し、ここからは入っていけるほぼ全ての廊下を巡って厳島神社を堪能しました。すべての写真を載せていると長くなりますのでいくつかをピックアップしておきます。
写真を上げていませんが、厳島神社様にはたくさんの御祀神がいらっしゃいました。
大願寺
厳島神社の巡回路を出た正面には大願寺さんの仁王門。
大願寺仁王門の金剛力士像。右に阿、左に吽とスタンダードな配置ですが、無類の金剛力士好きとしては阿形像の「ぶち殴るぞ感」がないのが残念な気がします。
升井君曰くリレー選手じゃないっすか。いや、それは言い過ぎだぞと。
弁財天【べんざいてん】
コトバンク
貧困を救い財物を与える天女で,七福神の一人。仏教では弁才天と書き,吉祥天の異名とされるが,この2者はしばしば同一視され,ともに弁天と呼ばれる。ともに琵琶を持ち,音楽・弁才・財福・知恵の徳があるとされ,安芸(あき)の宮島,琵琶湖の竹生島,江の島を三弁天とする。
大願寺さんが祀ってらっしゃるのが弁財天、いわゆる弁天様です。多芸の弁天様。よくよく拝んでおきましょう。
お、御真言が書いてありますね。郷に入っては郷に従えなので御真言でお参りしましょう。
おんそらそばていえいそわか。
おんそらそばていえいそわか。
おんそらそばていえいそわか。
3回唱えておきました。これで僕も芸達者になれることでしょう。
弥山紅葉谷コース
観光はこのくらいにして弥山へ。さて、右から回るか左から回るか。看板を眺めてメインコースらしい左の紅葉谷コースで行ってみることにしました。
楽しいコースだと良いなあ。
※見づらいですね。後でもう少し良いマップが出てきます。
紅葉谷コースへ
厳島神社出口の道標に紅葉谷コースも入っていました。紅葉谷コースへはロープウェイの方向に進めば良いようです。
にぎやかな通りから紅葉谷公園へと向かう道中、左右に小さな土産物屋さんが建ちなにやら懐かしい雰囲気のある坂がありました。
昔、このあたりでしゃもじを買ったんじゃなかったかなあ。そんなことを思い出させる坂です。
先ほどの坂をさらに上っていきます。宮島に渡ってから鹿は何匹か見かけていましたが、坂を登った公園の木陰にたくさんの鹿が集まっていました。大人しい連中だったので仲間に入れてもらいました。
この広場から左にとり、紅葉谷公園、ロープウェイ乗り場の方に進みます。
一度、紅葉谷を越え、据えられた地図を再確認します。弥山紅葉谷コースは、ロープウェイ乗り場のすぐ手前から山側(右手)に入って行けば良いようです。
この地図が一番分かりやすかったかも。
紅葉谷コースは石段だらけ
ロープウェイ乗り場が見えるところから右に入り、奥紅葉谷橋へ。
奥紅葉谷橋を渡ったところに道標がありまして、山頂まで2.3km/1時間30分と書かれていました。「2.3kmで1時間30分だって」と笑ったのですが、その理由は後で分かります。
紅葉谷コース、沢の側を歩いている間は砂防壁のために作られた林道なのですが、すぐに写真のような石段が始まります。この石段は残り0.7kmの道標が出るまではずっと続きます。
ほぼ直登なのかな。これが短くとも時間のかかる理由のひとつです。もう一つは観光しちゃうからなんですけど。
谷にかかる橋を渡って空が開けてくると、そのうち明るいコンクリ道に出くわします。
ロープウェイ客と合流
突然現れるコンクリ道になんだこの道は!?と一瞬戸惑いますが、よく考えれば紅葉谷コースはロープウェイが並走していたのでした。ここからはロープウェイで上がってきた皆さんと一緒に山頂を目指すようになります。
コンクリ道とは言え、この先もそこそこの登りが続きます。実は山中の石段で足が結構やられているのですが、”登山家(笑)”として、ロープウェイで上がってきた観光客の皆さんの前で弱味を見せるわけにはいきません。ここは無理をしてでも、なんでもないような顔で歩きます。”登山家(笑)”として。
お、上空になにがしかのお堂が見えてきましたよ。
霊火堂と弥山本堂
弥山の山頂手前には広場がありまして、そこには霊火堂と弥山本堂があります。この広場にはロープウェイで上がってこられた観光の皆さんもたくさんいらっしゃいました。
大同元年(806年)弘法大師空海御修行の護摩の火で、1200年間昼夜燃え続けている「消えずの霊火」は、広島平和公園の「平和の灯」の元火の一つになっています。
不消霊火堂(きえずのれいかどう)看板
とのことで、僕らもお線香をあげさせていただきました。
霊火堂の中には茶釜が下げてありました。
紅葉谷コースで抜きつ抜かれつのデッドヒートを繰り広げた広島のナイスガイ(笑)が、「このお湯は万病に効くよ」と教えてくれたので、僕らもお布施をしてお湯をいただきました。
素晴らしい情報 Thanks! 地元のナイスガイに感謝。
さてここの広場から弥山山頂までは残り300m。少々記事が長くなりましたので、霊火堂から山頂と下山で使った大元コースについては後の記事に譲ることにします。
後半も見どころ満載ですよ。乞うご期待。