「分県登山ガイド 34 山口県の山」で「まばゆいほど明るいルートである。市街地近くの300m前後の低山で、これほど長い尾根歩きを楽しませてくれるルートはほかにない。」と大絶賛されているルートの第3弾。大黒山編です。
大黒山
竜ヶ岳から岩山の分岐点まで戻って、ここから大黒山を目指しました。この記事では分岐点から大黒山、そして大黒山の下山までをお伝えします。
大黒山へ
![竜ヶ岳と大黒山の分岐点](https://outdoor-cooking.info/wproot/wp-content/uploads/2021/06/29-fork-to-ryugatake-1024x768.jpg)
2つ前の記事に載せた岩山の分岐点を再掲しておきます。今度はここを右に(竜ヶ岳側からいうと左に)降りていきます。
![あれ?なんか看板ありますよ](https://outdoor-cooking.info/wproot/wp-content/uploads/2021/06/30-lost-load-1024x768.jpg)
往路で道を間違えたので本日2度目の鞍部です。
このあたりの山は花崗岩が風化して真砂になっていることはすでにお伝えしましたがとにかく滑るんです。特に勢いの付く下りは注意が必要で、きっと変な風に踏ん張っていたのでしょう、ここで右膝の内側が攣ってしまいました。
![鞍部から登り](https://outdoor-cooking.info/wproot/wp-content/uploads/2021/06/51-daikokusan-1024x768.jpg)
山の真ん中でもう歩けねえは通じません。足に水をかけ、少し休憩して、膝をぐりぐり回し、再出発です。下りで踏ん張る筋肉と登りで主に使う筋肉は違うので、この程度の登りならだましだまし行けるかな。
少しでも膝に負担をかけないように、少し内股になって歩きましたのよ。ほほほほほ。
![大黒山かなあ](https://outdoor-cooking.info/wproot/wp-content/uploads/2021/06/52-daikokusan-1024x768.jpg)
林の中に入ってしまうとどれががどの山というのが分かりづらいのですが、少なくともこの写真では山頂付近の大岩が見えないので大黒山ではないことが、今なら言えます。
でも、この時は大岩のことなんて知らないもんね。割と近いなあなんて思ってました。
![なかなか近づきません](https://outdoor-cooking.info/wproot/wp-content/uploads/2021/06/53-daikokuyama-1024x768.jpg)
割と近いなあなんて思ってると、だいたい後で後悔するんだよ(笑)
第1禿ポイントから岩山方向を眺めた時に、岩山の右手に反射板がありましたが、あの反射板の山をぐるっと回って進んだ先が大黒山みたいです。
第1禿ポイントから直接見えなかった気がしますが、振り返ってみると位置関係としてはそんな感じ。
![大黒山への道標](https://outdoor-cooking.info/wproot/wp-content/uploads/2021/06/54-daikokuyama-1024x768.jpg)
![開けたところ](https://outdoor-cooking.info/wproot/wp-content/uploads/2021/06/55-daikokuyama-1024x768.jpg)
大黒山への道標があり少し開けたところに出てきました。
升井君が岩の上に立つ写真ですが、高速道路が左下に見えますので、多分、JR米川駅とかの方向を向いてるのだと思います。竜ヶ岳は左に見切れてる感じかな。
![振り返れば大黒山](https://outdoor-cooking.info/wproot/wp-content/uploads/2021/06/56-daikokuyama-1024x768.jpg)
そこから振り返ると山の上に大きな岩が見えます。この時は知る由もありませんが、あれが大黒山山頂手前の大岩です。登りが続いてたので右膝内側の痙攣も大丈夫。よし!大岩に行こう!
大黒山山頂手前の大岩
![大黒山山頂手前の大岩](https://outdoor-cooking.info/wproot/wp-content/uploads/2021/06/57-daikokuyama-1024x768.jpg)
すんげー。見上げた時には緑で覆われてるかと思ったのに、岩と真砂で枯山水みたいになってるやーん。
もう、こういうのがあるから山歩きはやめられないんだよなー。
![歩いてきた道を振り返る](https://outdoor-cooking.info/wproot/wp-content/uploads/2021/06/58-daikokusan-1024x768.jpg)
岩があるとすぐに上る升井君(ーー)元気やねえ。ま、それは置いておいて、岩の左に見えるトンガリがさっきまで居た竜ヶ岳。こうして見ると結構歩いてますねえ。
竜ヶ岳山頂から視線を下に持っていくと反射板。第1禿ポイントから反射板は見えたけど、大黒山は見えませんでした。なので、こちらからも禿は見えません。位置関係ばっちりです。
大黒山山頂
![大黒山山頂に到着](https://outdoor-cooking.info/wproot/wp-content/uploads/2021/06/59-daikokusan-summit-1024x768.jpg)
枯山水から少し上がると更に大きな岩があり、これを回り込むと大黒山山頂に到着です。
なんか近所の裏山みたいで、さっきの枯山水に比べると感動薄いな(笑)
![大黒山の3等三角点](https://outdoor-cooking.info/wproot/wp-content/uploads/2021/06/60-daikokusan-summit-1024x768.jpg)
でも三角点はごりっぱ3等です。いや等級が高いから偉いってわけでもないんですが、4等よりは3等、3等よりは2等、そして1等を見るとなんだか嬉しい。人ってそんなもんよね。
大黒山からの下り
大黒山山頂では下りに備えて膝の内側を冷やしました。ここは内股で、ジャッキーチェンの女人拳で下るしかない。
そろそろ帰るわよ、ほほほほ。
![大黒山から見るパストラルホール](https://outdoor-cooking.info/wproot/wp-content/uploads/2021/06/61-daikokusan-1024x768.jpg)
これ、大黒山を下り始めてからすぐに撮った写真です。緑の中に白く見えるのが、車を停めさせてもらっている岩国市周東文化会館パストラルホール。
こうやって見ると近いなあと思いますが…
![大黒山の下りは真砂の道](https://outdoor-cooking.info/wproot/wp-content/uploads/2021/06/62-daikokusan-1024x768.jpg)
大黒山の下りは岩の上に真砂が浮いてて滑るのよ。そこそこの傾斜があるし、踏ん張らないとこけちゃうし、女人拳でもいつ膝が攣り始めるか怖いのよ。
とほほほほー。
![ちょっと景色の良いところ](https://outdoor-cooking.info/wproot/wp-content/uploads/2021/06/63-daikokusan-1024x768.jpg)
ちょっと景色の良いところで膝休憩。パストラルホールはすぐそこに見えるのに、いつまでたっても近づいてる気がしません。
パストラルホール手前の岩山も経由するんなら死んじゃうなーと思っていたら、幸い岩山は経由しませんでした。
![林の中へ](https://outdoor-cooking.info/wproot/wp-content/uploads/2021/06/64-daikokusan-1024x768.jpg)
真砂の道が終わり森林帯へ突入。森林帯に入る少し前あたりから右に沢の音が聞こえ始めたので、ああ、”あそこ”へ向かってるんだなと想像がつきました。
![大黒山への分岐点](https://outdoor-cooking.info/wproot/wp-content/uploads/2021/06/65-daikokusan-1024x768.jpg)
”あそこ”というのは、登りの時にやり過ごした大黒山への分岐点です。んで、ここまで帰ってくれば後は舗装路を下ってパストラルホールに戻るだけ。
ふう、どうやら無事に帰ってきたな。
”あそこ”が気になる方は、登りの記事をどうぞ。
本日のまとめ
今日歩いたルートです。赤丸は本記事の大黒山になります。
![大梅山(276m)・竜ヶ岳(365m)・大黒山(323m)コース](https://outdoor-cooking.info/wproot/wp-content/uploads/2021/06/66-route-of-ryugatake-576x1024.png)
「分県登山ガイド 34 山口県の山」で「まばゆいほど明るいルートである。市街地近くの300m前後の低山で、これほど長い尾根歩きを楽しませてくれるルートはほかにない。」と大絶賛されている大梅山(276m)・竜ヶ岳(365m)・大黒山(323m)コース、確かに明るく見どころ満載でした。
コレクター魂でどうしても百名山を目指しちゃうけど、それ以外の山にも良いとこ沢山あるなあと実感しました。こりゃ県内の山だけでも終わりはないな。足が弱くてたまに膝が笑っちゃうけど、まだまだ歩くわよー。
ほほほほほー。