娘がくれたマグカップ

娘がくれたマグカップ

なぜだか分からないけれども、僕はマグカップを忘れることが多い。

キャンプ道具一式や食材や調味料を忘れることはないのに、現地についてみるとなぜかマグカップが見当たらないことがよくあるのだ。そうやって何度も現地調達を繰り返したせいで、うちの食器棚にはステンレスのマグカップが少なくとも6つは鎮座している。

ところで、掲題の「娘がくれたマグカップ」の話しだ。ミッキーマウスが飛び跳ねてて超可愛いやつなんだよ。

こいつは、大学生の娘がバイトで貯めたお金で東京に遊びに行ったときに、「お父さんに」と買ってきてくれたマグカップだ。

こう書けば、このマグカップが現調達でほいほい買ったような100均のものとは、全く趣きが異なることが皆さんにも分かって頂けたと思う。

で、僕はこの週末のキャンプでもマグカップを持っていくのを忘れた。

幸いなことに今回は出発してすぐに気が付いたので、家まで戻り、勝手口越しに女房を呼び出して、マグカップを1つ取ってもらうことにした。

僕「おーい、マグカップ忘れた。」
妻「これ持っていきーよ。」
僕「え、これ娘ちゃんのじゃん。汚したくないよ。」
妻「は?今日使わんでいつ使うん。」

・・・確かに娘のカップはお土産にもらって以降使っていない。

でもそれは、なんだか使うのがもったいなくて、なんとなく神聖で、汚したくなくて取っておいたものだ。そして、いつ使うのかと言われれば間違いなくキャンプの時だし、今日使わなければこのまま愛でるだけで終わるかもしれない。

黙っている僕に有無を言わせない女房の圧力がかかり、僕はカップを受け取った。


キャンプ中、昼夜を問わずに、娘からのマグカップには麦茶やコーヒー、ビール、焼酎など様々な液体が注がれた。うん。一度使ってしまうと神聖視も和らぐものだ。こんなことならもっと早く使うべきだったのかもしれないな。

娘のお土産、ミッキーマウスのマグカップ
翌朝の風景

キャンプの翌朝、早くに目が覚めたので、熱々のココアを飲みながら娘にLINEを送っといた。

サンキューミッキー

朝陽がきれいだ。娘に気持ちは伝わったろうか。

なんだかここまで、わたせせいぞう風に書いてみたよ(笑)

閑話休題

ところで、最近、マグカップってのは庭キャンプの最低セットに入れておいても良いのかなと思い始めました。もちろん庭キャンであれば家のグラスを使うとお洒落になるでしょうし、外でグラスを使うのを奥様が気にされるのであれば紙コップでも構わないと思います。

ただ、いざキャンプとなると各人にマグカップは欲しいところです。僕も初めてキャンプに参加する友人を誘う際には、椅子とコップだけは持ってきてとお願いするようにしてます。だって、いくら仲が良くても、口につけるコップを間違えるのはさすがに嫌じゃないですか。

マグカップは 100均のやつでも全然かまいませんから 買っておいたほうが良いと思います。お安い奴は底にマジックで名前書くとかしてね。間違えないように。

 とか言いながらお薦めするのはスノーピークだったりして(笑)

       アウトドアブログ前後記事