スキレットとダッチオーブン

スキレットとダッチオーブン

「庭キャンプ料理を楽しむための最小セット」としてここまでの記事で折りたたみテーブルとディレクターズチェアをご紹介しました。また火をおこしのためのグッズもご紹介しましたので、BBQまではできるようになっていると思います。

今回はいよいよスキレットとダッチオーブンのご紹介です。なんだかぐっとアウトドア料理っぽくなってきましたね。お楽しみください。

スキレット

スキレットとは鋳鉄のフライパンです。僕が持っているスキレットは、キャプテンスタッグの21㎝とダイソーの16㎝です。

キャプテンスタッグのスキレット
蓋があると料理のレパートリーが広がります

キャプテンスタッグの21㎝スキレットは蓋付きのものを選びました。スキレットはフライパンですから基本的に焼き物や炒め物に使うことができます。更に蓋があれば軽めの煮物(例えば鶏むね肉のトマト煮とか)や蒸し物(例えばアサリの酒蒸しや目玉焼きとか)も作ることが出来ます。

このサイズでだいたい2人前の料理を作ることができますので、なかなか使い勝手の良いサイズだと重宝しております。女房がいない午後に一人庭キャンプを楽しむときには、ちゃっちゃと料理できるこの21㎝スキレットを使うことが多いですね。

ダイソーのスキレット
シンデレラフィットする蓋を見つけちゃいました

16㎝のスキレットは、ダイソーでたまたま見つけて嬉しくなって買ったもので300円でした。ただこのダイソースキレットは蓋が付いてないんですよね。それで色々と探し回っていましたら、ナフコに16㎝の鋳鉄の蓋(463円)があり、これがなんとシンデレラフィット。

これでそこそこ使えるようにはなりましたが、16㎝は料理にはちょっと小さいんです。なのでちょこっとアヒージョとか、おまけの目玉焼きとか、そういった予備的な使い方をしています。

ナフコのスキレット

最近はホームセンターにもたくさんのスキレットを売っているようです。大きさや重さは、実際に目で見て手に取ってご確認ください。

ダッチオーブン

ダッチオーブンは鋳鉄製の鍋です。

皆さんご存じの通り、ダッチオーブンは焼く・煮る・炊く・蒸す・燻すなど、およそ野外料理で考えられる全ての調理方法に対応可能なオールラウンダーです。割れてしまわない限り一生使える超便利グッズと言えるでしょう。

キャプテンスタッグのダッチオーブン
蒸し用の中敷きは鉄の鍋敷きで代用OK

僕は野外で煮物をやりたかったものですから、スキレットより先にダッチオーブンを購入しました。キャプテンスタッグの21cmです。ダッチオーブンは重たいのが難儀ですが、それを補って余りある楽しみがあります。

ちょっと想像してください。気候の良い暑くも寒くもない季節、天気の良い日に朝から炭火をおこします。鍋を火にかけ、ディレクターズチェアに座って本でも読みながら、影の動きに太陽の傾きを感じながら日がなのんびりと過ごすんです。ダッチオーブンの蓋の横から漏れる水蒸気。そよ風に乗って漂ってくる醤油と生姜の香り。ああ、これはだいぶ煮込まれたなあ。そろそろお酒でも用意するか・・・なんてたまりません。

ダッチオーブンで豚の角煮
ゆったりとした時間を楽しんだ後は、美味しくいただきます

鋳鉄製品の注意事項

スキレットやダッチオーブンを購入した直後は、しっかり汚れを落とし鋳鉄の穴に油を馴染ませるためにシーズニングという作業を行います。ここでは詳しく語りませんのでシーズニングで検索をしてください。また、最近はシーズニング不要のスキレットやダッチオーブンも売っていますので、よくわからない方、買ってすぐ使いたい方はそうした製品を購入されるとよいでしょう。

ここでは、料理に使った後のスキレットとダッチオーブンの収納前の手順を書いていきますが、その前に重要なことを3点挙げておきますね。

  • ポイント1:洗う時に洗剤は使わないようにしてください。鋳鉄製品は油が綺麗に落ちると簡単に錆びます。まあ、錆びても次回使い始めるのが大変なだけなので大した話でもありませんが。
  • ポイント2:スキレットやダッチオーブンが熱い間はお湯で洗ってください。あまり急激な温度差の水を浴びせると割れることがあるそうです。ちなみに冷えていれば水でも構いませんが汚れが落ちにくいというのもあります。
  • ポイント3:鋳鉄製品は重いので落とさないように気を付けてください。足にでもあたると大変です。また、コンクリにぶつけたりすると割れることもあるそうです。幸いそんな目にあったことはありません。

鋳鉄製品の収納前手順

  1. お湯をかけてタワシでごしごし洗います。
  2. 水を切ったら火にかけて水滴を飛ばします
  3. いったん冷まします
  4. クッキングペーパーなどでオリーブオイルを塗ります
  5. 火にかけて余分な油を飛ばします
  6. 冷まします
  7. 新聞紙に包んで保管します

段々慣れてくるとこんなもんで大丈夫だなって感覚がわきます。そうするといくつか手順を飛ばすようになります。ま、要は清潔にそして錆びさせずにってところですよね。

ベストチョイス

さて、今回の僕のお薦めはキャプテンスタッグのダッチオーブン25㎝です。値段もそこそこで使いやすいですし、なによりも自分が使ったことのあるものしか安心してご紹介できませんから。

さあ、ダッチオーブンでキャンプ料理を始めましょう。

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