火おこしセット一式

火おこしセット一式

「庭キャンプ料理を楽しむための最小セット」として、次に火おこしセット一式(炭,着火剤,火ばさみ,団扇,火吹き竹)をお薦めしようと思います。

七輪でもBBQコンロでもかまいませんがこうしたグッズを購入した後は、必ず炭で火をおこすことになります。うまくおきてもおきなくても、自分で火をおこすのってとっても楽しいんです。料理の前のお楽しみの一つですね。

バーベキュー用割木炭

いよいよ今日はキャンプ料理を作るぞーとなれば、炭は近所のホームセンターで購入されると良いでしょう。

BBQ用の炭は1箱3kgが400円程度で売られています。3kgという量は家族4人で1回庭キャンプを行う場合に、半分使うか使わないか程度の量になります。おそらくそれよりも少ない量では売っていないと思いますので、迷うことなく購入してOKです。

もちろん、炭の種類にこだわる方はもっと良い備長炭なんかを購入されても良いと思います。

着火剤

固形タイプの着火剤

着火剤にはジェルタイプと固形タイプがあります。

ジェルタイプのほうが火が着きやすく、ただ炭に塗れば良いだけなので扱いは簡単ですが、追いジェル(というのか分かりませんが、火に勢いがなかった時に後からジェルをぶっかるアホな行為)による火傷の記事などを見るに、どうにもジェルはお薦めする気になれません。あなたは着火剤の危険性を十分ご存じだと思いますが、周りの人たちが全員分かっているとは限りませんから。

僕は固形タイプの着火剤をお薦めします。ジェルタイプはイージーすぎて情緒がないというのも一つの理由だったりします。

火ばさみ

火ばさみ

炭をあっちにやったりこっちにやったり、火を消すときにも必要です。短めのものが1本あれば十分ですからホームセンターに行った際についでに買っておきましょう。

団扇(うちわ)

団扇(うちわ)

昔は団扇の一つや二つ家に転がっていたものですが最近はどうなんでしょう。駅前で配られていたり、銀行からもらえたりすることもあるので、今でも転がってたりするのかな。僕は高校野球が好きで毎年予選を見に行くのですが、その時にもらえる応援用の団扇をためていたりします。

炭火をおこすには火に空気を送り込むことが大事です。アナログに口でふうふうやってるとその内に脳の血管が切れます。ハイテクな電動ブロワーがあれば一発ですがこれも風情がありません。

結局、団扇が一番よい気がします。

火吹き竹

火吹き竹

昔懐かしいかまど炊きに使ったあれです。

庭キャンプにおいて火吹き竹は必須ではありませんが、後から追加した炭に一気に火をつけたいときに使います。

ここぞと狙った炭が一気に燃焼して、高温の白い炎になるのは楽しくて仕方ないのですよ。そりゃもう一度でも子供に渡すと絶対に手放してくれないくらいの楽しさです。

あと、火吹き竹は長い炭をたたいて割ったりもできますし、肩たたきにもなりますし、パン生地を平べったく伸ばすのにも使えます。あまり使われてないかもしれませんが、僕的には一押しのキャンプグッズです。

火吹き竹

ちなみにですが、今、僕の周りでは火吹きだけブームが燃焼しておりまして、やれ徳島の匠が何年寝かせた竹を使った至極の一品とか、親父さんの山出しの竹の節を抜いて作った自作ものとか5~6本がサイトに転がっていたりします。あーでもないこうでもないとする与太話がキャンプの醍醐味ですね(笑)

炭火のおこし方

金属製七輪

火おこしセットをご紹介したついでに、炭火のおこし方を載せておきます。
ポイントは、着火剤についた火の勢いが良い間はジタバタしないで静観しておくことと種火が炭に移ったら団扇でガンガン空気を送り込むこと。これだけです。

  1. 固形の着火剤を七輪の真ん中に置きます。下に小さな炭を置いて空気が通る隙間を作っても良いかもしれません。
  2. 着火剤を囲むように炭を縦に組合わせて置いていきます。この時の炭は比較的厚みのないものを内側にすると良いでしょう。
  3. 少なめの新聞紙にライターで火を着けて着火剤に移します。チャッカマンで直接着火剤に火をつけるともっと簡単です。
  4. 着火剤が勢いよく火を上げている間は何もせず、ただ、じっと、炭に火が移るのを待ちましょう。
  5. 着火剤の勢いが落ちてきて炭に種火が移っているのを確認したら団扇でガンガン空気を送ります。最初に組んだ炭の内側が真っ赤になります。
  6. 8割がたの炭に火が付いたら組んだ炭をばらして、少し大きめの炭を後乗せします。
  7. ここで急いで火を上げたいのであれば火吹き竹、ゆっくりなら団扇で煽りましょう。
  8. あとは放っておいても大丈夫。料理に合わせて、適宜炭を足していってください。

炭火の消し方

金属製の火消壺
金属製の日消壺はビア缶チキンを作るときにも使えます

火をおこしたら消すことが大事です。僕は金属製七輪を使っていますので、炭を底に落として水をかけ、その後何度も確認するということをやっていますが、一般的には以下のやり方だろうと思っています。

  1. バケツに水を用意する。
  2. 火ばさみでつまめる炭はつまんでバケツの水に着けてから火消壺に移す。移し終わったら火消壺の蓋を閉める。
  3. 火ばさみでつまめないくず炭にはジョウロ等で水をかける。
  4. 万が一にも火が盛りかえしていないか、30分に1回見回る

時間の配分をしっかり考えて、間違いなく火が消えたと自分自身の確信が持てるタイミングで就寝時間が来るようにしたいものですね。

ベストチョイス

さて、今回の僕のお薦めは火吹き竹です。

火吹き竹はなければなくて構わないグッズですが、これがあると子供たちが盛り上がること請け合いです。もちろん大人でもアゲアゲになります。

楽しみ無限大です。

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