昨日17㎞歩いてきたので今日は休息日。前から興味のあったストーンペインティングに挑戦してみました。
ストーンペインティングというとドット柄や草花・動物等をカラフルに描いたものをよく見ますが、山歩きで神仏に触れることの多い僕はなにか仏さまを描いてみたいなと。
秋穂の海岸に行きまして、大きすぎず小さすぎず、面のある絵具の乗りの良さそうな石を拾ってきました。
石の汚れやばい菌が気になる方は煮沸消毒すると良いでしょう。面倒臭がりな僕は、流水を当てながらタワシでこすって汚れを落とし、天日干しで良しとしました。
上2つは花崗岩。左の石には既にお不動様が見える気がします。
手前はよく見かけるタイプの石ですが、これ何岩っていうんでしょう。このタイプの石にはきっとお地蔵様が似合いますね。
石を拾った帰りにDAISOでアクリル絵の具の黒と赤と筆を買ってきました。合計300円。アクリル絵の具は速乾性で耐水性もありますが、乾くまでは水で流せます。なので筆も水で洗えばOKです。
ストーンペインティングに必要なものはざっと以下になります。
- 石
- アクリル絵の具
- 筆
- 筆を洗う瓶(水)
- 新聞紙
- サランラップ
- 鉛筆
筆を洗うのはジャムの空き瓶があったのでそれを使いました。
新聞紙はテーブルの汚れ防止です。サランラップはパレットの代わりに使います。最後に新聞紙を丸めて捨てるだけでOKなのでお気楽です。
鉛筆でざっくり下書きを入れました。ぶっつけ本番でお地蔵さんです。この石の風合いにはお地蔵さんが似合いますし、それに僕、お地蔵さん好きなんです。
地蔵菩薩様は、お釈迦様が入滅して弥勒菩薩様が成仏されるまでの56億7千万年(!)を一人で守っていらっしゃるお方。
今やすっかり道祖神と一体化してどこでもお地蔵さんを見ることが出来ますが、まあ、現世に限らず六道とどこにでもいらっしゃる菩薩様なので、今日ここにお越しいただいてもおかしくはないわけです。
もしかしたら新聞紙で筆の練習をしてから描いたほうが良かったのかもしれないけど、下書きが終わったら即筆入れしてみました。
うーん、思ったより石の面ってゴツゴツしてるので筆の運びが難しいなあ。けどまあ、味があるっていうか、初めてにしては悪くないんじゃないの。
よし、これをどこかの山にこそっと奉納しちゃおう。
象鼻ヶ岬の室積港灯台の下の石
3月14日に光市室積の峨眉山を歩いた時の記憶ですが、海流の関係か、象鼻ヶ岬の室積港灯台の下には角が取れて丸くなったちょうどよいサイズの石がたくさん転がっていたように思います。
ツルっとしててストーンペインティング向きだったなあ。次に室積港灯台に行ったときには石拾いに時間をかけよう。
※ 厳密には海岸にあるものを持って帰ってはいけないようです。室積半島は瀬戸内国定公園に入っていますのでなおさらなのですが、仏様の見えた石を1つ2つ、個人の趣味のために持ち帰るのはギリギリお咎めなしだと思います。気になる方は国交省へお問い合わせください。