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アルコールストーブの構造と燃料の種類

アルコールストーブの構造と燃料の種類

次回ヤマデコ計画ではアルコールストーブを購入予定。せっかくなので、ここまでアルコールストーブについて見聞きしたことをおさらいしておく。

僕は壊れた時計があると分解したいタイプ。決して直せるわけではないけれど、 アルコールストーブの構造も知っておきたい。

アルコールストーブの構造

アルコールストーブの構造

アルコールストーブの構造は非常に単純で、外筒、内筒、バーナー部の穴で構成される。

この構造についてはHondaのDIYサイトが分かりやすい。後でアルコールストーブを自作する日のためにリンクしておく。こんな単純な構造でバーナーができることに驚きを禁じ得ない。

https://www.honda.co.jp/outdoor/topic-tool/tt201205/

この記事は本当にいい。Hondaさんに感謝し、必ず自作する。

アルコールストーブは何故燃焼するのか

なぜこんな単純な構造で燃焼が続くのか。最も分かりやすかったのがアルコールトーブのwikipediaだ。図をお借りする。全ての図にはwikiへのリンクが貼ってあり、クリエイティブコモン3.0 表示+継承なので図を借りても問題ないはずだ。

燃料を注入し転嫁すると中心部で燃焼が始まる
燃料を注入し転嫁すると中心部で燃焼が始まる
炎が燃料とストーブの内部を加熱し燃料を気化させる
炎が燃料とストーブの内部を加熱し燃料を気化させる
十分に加熱されると蒸気圧により燃料が噴出し炎の輪となる
十分に加熱されると蒸気圧により燃料が噴出し炎の輪となる

この構造のシンプルさとアルコールという響きが理科実験心をくすぐるところ。固形燃料でも機能的には十分なはずなのにアルコールストーブへと進んでいく気持ちの一端はここにある。

売れ線のアルコールストーブ

アルコールストーブの構造はシンプルだが、素材が異なったり、付属の蓋や火消し蓋、更にはゴトクが一体となったギミックがあったりと、機能や形が様々で検索していても飽きさせない。

アマゾンのお薦めや他の方の記事を見ると、どうやら売れ線のアルコールストーブは3つに絞られるようだ。

trangia(トランギア) アルコールバーナー TRB25

ブランド:トランギア
原産国:スウェーデン
素材:真鍮
重量:110g
収納サイズ:径7.5cm×4.5cm

友人もお薦めしてくれたトランギア。パッキン付きの蓋があるので、蓋をして、残ったアルコールを持ち運べるのがポイント。もちろん本体が冷えてからなので撤収にかかる時間はあまり変わらない気もするが、老舗はやっぱり格好いい。

Esbit(エスビット) アルコールバーナー ESAB300BR0

ブランド:エスビット
原産国:中国になってるがブランドはドイツ
素材:真鍮
重量:92g
収納サイズ:径7.5cm×4.6cm

トランギアと似ているが火消し蓋に柄がついてるのがエスビットの特徴。この三品の中では取り回しが一番楽そうに見える。雨の日に真鍮を磨くのも楽しいかもしれない。エバニューがなければ最初に買ったと思う。

エバニュー(EVERNEW) チタンアルコールストーブ EBY254

ブランド:エバニュー
原産国:日本
素材:チタン
重量:34g
収納サイズ:径7.1cm×4.2cm

日本製、チタン製、二段バーナーがポイント。チタンは余熱に時間がかかるとの話もあるが、何かこの蓋も火消し付いていないシンプルさに心が惹かれる。要は注入したアルコールを残さず全て燃焼させてから山を降りれば良いだけだ。

恐らくどれを買っても後悔しないだろうし最終的には全部買ってしまいそうだが、今のところ気持ちはエバニュー。日本製かつever new(常に新しいものを)という企業理念が良いし、チタンが七色に焼けていくのを見たい。

実はもうエバニューを注文してある。となると燃料が気になる。

燃料となるアルコールの種類

エタノールとメタノール

燃料となるアルコールの種類は、メジャーなエタノールとメタノールさえ覚えておけば良いようだ。

エタノールはエチルアルコール(酒精)、でんぷん質から作られるいわゆるお酒なので人体には比較的無害。僕も大好き。

メタノールはメチルアルコール(木精)、木酢液の蒸留その他から作られる。人体に接取した場合の毒性が強く有害。「メチルアルコールを飲むと失明するぞ。”目散るアルコール”ってくらいだからなwww」と親父が言っていたのを思い出す。

こうした特徴からすると、安全な高濃度エタノール(例えばPCの掃除に使うような無水エタノール)を燃料に使えば、万が一の間違いもなく火力も強くベストな選択に思えるが、無水エタノールは非常に多くの煤を発生させるためアルコールストーブの燃料としては向かないことが一部のブログで報告されている。

また高濃度エタノール製品には酒税がかかるために価格が高いのが玉に瑕。もっとも消毒用のエタノールはコロナの影響で非課税となっているので狙い目かもしれないけれども。

諸々考えると、結局、薬局で売っている一般的な燃料用アルコールを使うのが良いのだろう。

燃料用アルコールの成分

燃料用アルコールはメタノールが主成分。

例えばケンエー燃料用アルコールは500mlで510円(2021/02/10現在、Amazonでは320円)と安価だが、その含有量はメタノール76.6%、エタノール21.4%、イソプロパノール0.3%となっている。

近々に燃料用アルコールも購入予定だが、メタノールが70%越えということは、万が一にも飲んだり、また皮膚や目にも直接付けることがないように注意して取り扱う必要があることが再認識できた。

よしっ!

さて、ここからは余禄。

消毒用エタノールの成分

消毒用エタノール
消毒用エタノール

我が家の消毒液を見てみるとエタノール76.9~81.4vol%、イソプロパノール4.9vol%、グリセリン0.9w/v%。飲む気にはならないが燃やすことはできそうだ。その内、女房に黙って燃やしてみることにしよう。まだ結構な量があるので30mlくらいならばれることもないだろう。

固形燃料の成分

ダイソー固形燃料のパッケージ
ダイソー固形燃料のパッケージ

余禄の余禄で、先日買ったダイソーの固形燃料(3個100円)のパッケージが残っていたので成分を見てみた。固形燃料は安価なのでメタノールを蝋かなにかで固めたものに違いない。

パッケージの成分表を見てみると「主成分:メタノール」と書かれているだけだ orz… 当たりだけどどうやって固めてんだよ。そこよ、そこ。

まあ、だいたい学んだ。これでアルコールストーブを購入しても怖くない。あとは爆発しないようになんとかうまくやるしかないな。

もうすぐエバニューが手元に届く予定。

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