チタン製アルコールストーブ EVERNEW EBY254が届いたので早速試してみました。今回はモノのご紹介から火入れ、携帯の方法までを綴ります。
チタン製アルコールストーブ EVERNEW EBY254
まずは物をご紹介。届いた封筒が軽いの。もうそれだけでなんだかワクワクしちゃう。
まずは外箱と説明書
なんでしょうこの中二病をくすぐるデザインは。外箱からしてめっちゃ格好いいじゃないですか。
重量が34gしかありません。軽いわけだ。
誰か訳して。
MADE IN JAPANが主張してますね。
箱を開けると小さな説明書が入っていました。
内容は、まあそうだろうなって注意事項ばかりですが、一点「上部の円周部火口に少量のアルコールをたらすと、点火しやすくなります」ですって。アルコールこぼしそうだからやらないなあ。
EVERNEW EBY254 本体
お待たせしました。EVERNEW EBY254 本体です。
どうですか。ちょっとだけざらっとした金属の感じ。頬にすりすりしたくなりますね。
チタンは生体親和性が良いので頬にすりすりしてるとその内、頬にくっついちゃうかもしれません。まあ、嘘ですけど。
めちゃめちゃコンパクトで軽くて可愛いのに、威風堂々とした趣もあります。
裏面にはWARNING! Use Alcohol ONLY / DO NOT Refuel Heated-Stove って書いてあります。アルコールだけ使えよ!2度漬け禁止な!って感じですね。
さっそくエバニューに点火!
ツールは使ってなんぼ。そんじゃ始めるよ。
燃料用アルコールは定番のケンエーを用意しました。薬局に行って店内を探しても表には置いてないかもね。店のおじちゃんに「アルコール燃料ちょうだい」というと出てきます。
メチルが手につくと嫌なので、ボトルからの移し替えのために注射器を買ってきました。これはダイソー。液入れ替え用の先の尖ってないやつ。化粧品とかビンとか置いてあるあたりにあります。
燃焼時間を知りたいのできっちり30ml量って入れたつもりなんだけど、エバニュー本体の線より少し上に見えますね。
まいっか。大体30ml。
エバニューをSOTOのミニ焚火台へパイルダーオン!これ完全にマジンガーZだwww うはっ格好良くて死にそう。
ちなみに下がどのくらい熱をもつのか分からないので、お試しにいつものカッティングボードを敷いておきました。もちろん、近くに水も用意してあります。
焦げりゃしないと思ってますが、万が一ボードが焦げるようなら山に陶器皿持って行かなきゃね。
すんません。火を入れる瞬間の写真はありません。エバニューの真ん中あたりにライターで火を入れるとあっという間に着きました。
今日もコーヒーを飲むのでカップ一杯分の水をメスティンに入れて乗せておきます。
アルコールストーブは固形燃料とは比べ物にならないくらいに火力が強く、2分少々経ったあたりで蓋を開けると既に沸騰していました。
メスティンをのけると火口部は既に良い色に焼けていました。あーチタンの色だよなあ。SOTOのミニ焚火台とのマッチングに惚れ惚れしちゃう。
ちなみに「アルコールストーブは無音で火が上がり続ける」と書いてある記事が多いのですが、風よけを置かなかったので横風に煽られて結構ボーボーと音が鳴っていましたよ。
ま、初心者には分かりやすくて良いんだけどね。
挽きたて淹れたてのコーヒーを飲みながら焼き色を愛でている内に音が消えました。周りに手をかざしても温かくありません。
燃焼時間ですが30mlの燃料で約8分。コーヒーのお湯を沸かすだけなら15mlくらいの燃料で良いのかもしれません。
コーヒーも飲み終わり、恐々エバニューを指でつついてみると、もう全く熱くありません。
なるほど。冷えるのも早いんだ。これなら撤収に時間はかからないし、固形燃料よりも火力が強いし、うん、アルコールストーブ良いじゃない。
燃料とアルコールストーブの携帯
完璧に楽しいアルコールストーブですが、山に持って行くときはどうするかなあと考えました。
アルコールの携帯
500mlのメチルアルコールと注射器を抱えて山を登るのはあまりにも無駄。でも100円ショップの容器じゃ心もとない。ふーむ。
ジュンテンドーを歩いているときに塗装用品売場で広口ビンを見つけました。
ケンエーのボトルの素材はボトル部がPE(ポリエチレン)、キャップがPP(ポリプロピレン)。メチルが触れるところがPEですから、この広口ビンのように本体・フタ・中栓ともPEならより安心じゃないですかね。
素材もいいですが、中栓があるってのも良いと思うんですよ。フタは灯油缶閉めるようなタイプのやつで漏れそうにない。
塗装のところに置いてあったんで、塗料とかを小分けにして使うやつですよね。きっと。なんだか職人の安心感があります。
しかもお値段、聞いて驚きの58円。100円ショップより安いなんて。ちょっと奥さん、どうします。これ。
2021/02/28追記 : ごめん、間違えた
草山埼灯台でコーヒーを飲んだ時にこの広口瓶をジップロックに包んで持って行ったのですが、ジップロック内にわずかに漏れていました。持ち運んだ時間は4時間程度ですから、これでは使い物になりません。中栓があってもだめですね。この広口ビンのお薦めは撤回します。
2021/12/23追記 : アルコールの携帯にはこれ!
アルコールの携帯容器についていろいろ使った結果、今のところこの飲むヨーグルトの容器に落ち着いています。僕が使ってるのはBifixですがR-1とかでも良いんじゃないかな。これ、ダイソーのメスティンに収めるのにちょうどいいサイズですし、半年以上使ってますが洩れたことがありません。使い切りにちょうどいい量も入ります。ちなみにですけど、使わなかったメチルを一月程度放っておいても、容器にひび割れとか劣化も見えません。気になるようでしたらジップロックに入れておけば完璧でしょう。まあ、本来の使い方ではないので自己責任でというところですが。
あーよかった。これずっと伝えたかったんですよ。かなり遅くなりましたけど追記でした。
まあ使うにきまってますわね。
今回のテストで、僕の用途であれば30mlもあれば十分だとわかりましたので、これに移し替えていくことにします。
万が一のためにジップロックで包んでおけば完璧でしょう。
アルコールストーブの携帯
で、エバニューとジュンテンドー広口ビンをダイソーの500円メスティンに入れてみたらちょうどいい感じに収まりました。(この写真でエバニューのサイズ感も伝わるのでちょうど良かったです^^)
チタンとアルミは電位差が大きい。気持ちが悪いので布か何かで包んだほうがよさそうですね。そのくらいの隙間もまあまああります。
広口ビンもジップロックに包んで入れたら、多分隙間なくぴったり収まるんじゃないかなと思います。もしかしたらシンデレラフィットを見つけちゃったのかも。
今日遊んだモノはこれ。実働についてはまた報告しまーす。それじゃねー。