5月22日、週の半ばまで大雨が続いて山道が濡れていることが予想されたので、舗装路の多いハイキングコースを歩くことにしました。
健康やまぐちサポートステーションのウォーキング・ジョギングマップを調べて、銭壺山・大将軍山ハイキングコースをチョイス。
総距離14㎞らしいけど、舗装路が多いようなのでまあなんとかなるっしょくらいの気分で出発。
大将軍山へ
銭壺山・大将軍山ハイキングコースの起点となっている由宇駅まで車でGO! 今日も後輩の升井君と一緒です。
ハイキング開始
コースの起点となっている由宇駅に到着。駅前に10台程度停められる有料駐車場があったので、これで車については安心です。
さて、ウォーキングマップ通りに歩くとつまりません。多少山道がありそうな逆回り、大将軍山から行ってみましょう。
県が用意してくれたウォーキング・ジョギングマップが結構適当で、逆回りとなると駅前からどっちに進んで良いのか分かりません。
取り合えず駅から左に進み、適当なところで山側に入りました。そこで見つけたのが大将軍丁塚。
こうした丁塚が山頂のお宮下まで一丁(約110メートル)ごとに置かれてると書いてあります。
起点のようなので、丁度良いところで入ったみたいです。
榊八幡宮
山方向へと住宅街を歩いていると結界柱のようなものを発見。マップのルートからは外れるのですが、正面に榊八幡宮の鳥居が見えましたので行ってみました。
榊八幡宮様は岩国藩二十八社の筆頭として領内随一の社格をもち、この地方の土産神(うぶすながみ)として崇敬されている神社様だそうです。
お偉い神社様ですね。「今日は岩国にお邪魔してまーす」とご挨拶しておきました。
林道切畑線
ルートに戻りましょう。
ウォーキング・ジョギングマップに拝岩団地を抜けろとありましたので、団地のきつい坂を上っていきますと、ふれあいパークに進む看板を見つけました。
ふれあいパークは銭壺山方向ですので、この道で間違いないでしょう。
どうやらこの道は林道切畑線と言うようです。幅員4mとなっていますが、この辺りはまだ車の通りも多く、奥に何かあるのかねえなんて話してました。
道の端に野イチゴ。升井君はやたら野イチゴを見つけるのが上手く、あそこにもここにもと指をさします。
立石「なんでそんな見つけるの上手いの?」
升井「食ってましたから」
立石「戦後かw」
まあ、戦後ってのは冗談ですが、思えば子供の頃って雨や埃にまみれた野生のものを結構口にしてましたねえ。僕も花の蜜はよく吸ったもんです。
あれってよく腹壊さなかったよなあ。
道の端に丁塚を発見しました。十七丁と掘ってありますので、入口から十一丁ほど進んできたようです。
他にも石仏なんかもあったりして、舗装路ではあるのですが、なかなか飽きさせない道です。
そうこうしているうちに、大将軍山への入口を見つけました。住宅街から続く舗装路を歩いてきましたが、ここからやっと山道を楽しめそうです。
大将軍山への藪がひどい
先ほどの看板からコンクリ道を20m程度登り、カーブを曲がると、野道に入ります。
野道の先に竹藪。道にはなっていて歩けるのは歩けるのですが、枯れた竹や葉っぱが重なって足元がふわふわです。
あまり踏まれてないようですね。
竹藪を抜けると藪。すぐそこまではかろうじて道があることが分かりますが、その先が見えません。これは困りましたねえ。
立石「どうする?藪こぐ?」
升井「俺、肌弱いんす」
うん。升井君の肌が弱いので撤収決定。
蛇も出そうだしね。
撤収地点の地図を載せておきます。後述しますが、この藪を突っ切って行けば大将軍山の参道に出ることが出来たようです。
大きく迂回
参道を通れば14㎞で済むはずのハイキングコースですが、迂回すると本来の道から2~3km余計に歩くことになります。
この迂回路が地味に長くてきつくてばてました。アザミ綺麗だねーなんつって無理やり休憩を取ったりしてね。
まあ、歩を止めなければいつかは着くでしょう。
大将軍山へ
藪を迂回し少しずつ大将軍山へ向かっていますと、再び大将軍山への分岐を発見しました。
今度の道は藪ではなく、綺麗なコンクリ道です。
どうしてこんな綺麗な道があるのかというと、大将軍山の山頂手前にNHK,KRY,TYS,YABの共同の電波塔があるのでした。
ちなみにこの電波塔の手前にはトイレもあります。
大将軍山 山頂
電波塔から10mも上がれば大将軍山の山頂にある霧峯神社様に到着です。
電波塔側から入ると社の裏手に出ますので、表に回ってから写真を撮らせていただきました。もちろん手を合わせた後ですが。
神社の右手にあった看板を要約します。「大島群島の領有を巡っての戦いで、大内氏が大将軍を祈念したところ伊予の豪族河野氏を撃つことが出来たため、神の加護を謝しここに祀った」ということですね。
大将軍丁塚の看板には「きりみねじんじゃ」のふり仮名があったのですが、こちらでは「きりねじんじゃ」になっているようです。どちらが正解なのか少し気になるところです。
大将軍山 下山
ともあれ大将軍山は制しました。下山に入りましょう。
大将軍山からの下山は大将軍霧峯神社様の正面階段から降りました。
登りで通っていない道ですが、これだけ立派な参道があるのなら元の林道(舗装路)に戻れないはずがありません。
階段を降りると、結界柱・二丁塚220m、一の鳥居・三丁塚330mの道標がありました。
右へ向かえば元の林道っぽいのですが、どうせならということで結界柱と一の鳥居を見に行くことに。
途中、結界柱らしきものや鳥居もあったのですが、まだ300mも歩いてないよねーと通り過ぎると参道とも呼べない山道に変わりました。
地図をのぞき込んで「あーこれが最初の藪につながるのか」と納得。今日は銭壺山も行く予定なのでこれ以上下山しても仕方がありません。
なのでこのあたりで撤退。
戻る最中に結界柱らしきものや鳥居の足元を見てみると二丁塚、三丁塚の石柱が転がっていました。どうやら下り時点では見落としていたようです。
ガレた山道を下って林道に復帰。出てきたところは結構な広場になっていまして、ここに車を停めて大将軍霧峯神社様に参拝できるようになっているようです。
さあ、それじゃあ銭壺山を目指しますかーと歩き始めた升井君、ビクッ!
かなへびは少し前から見てましたが、雨も降ってカエルも食べごろだし、いよいよ蛇の出てくる時期になりましたねえ。
升井君は離れたところから「よくそんな近づいて撮れますねえ」なんて言ってましたが、これ、典型的なシマヘビで無毒だし、それに日光浴中の蛇は動きが鈍いんだよん。
お前さー、野イチゴ食ってた野生児がヘビ恐れてどうするよ(笑)
なんてワーワー騒ぎながら銭壺山へと向かいました。
※シマヘビは無毒ですが、ヤマカガシやマムシなどの毒蛇に咬まれたらポイズンリムーバーを使いましょう。
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