年末蔵出し第2段。10月末に周防大島の一等三角点がある山、大見山を攻めてきました。
大見山は傾斜も高低差も大したことはありませんが藪な感じがそこそこハード。
あと猪にも襲われかけたりして。
へー離島にも獣がいるんだなあって感じでした。
大見山の入り方
大見山の入り方ですが、まずは道の駅サザンセトとうわまで行き、更に島の奥へと進みます。和田郵便局の手前からオレンジロードに入って、T字路を左に上っていけば登山口があります。
10月31日、山口盆地は厚い霧の上に西鳳翩山が光り輝いて見えるという不思議な光景を醸し出していました。
今日は升井君と周防大島に行こうということになってまして、山陽自動車道熊毛インター下の駐車場で待ち合わせです。
熊毛ICからは下道で周防大島へ。道の駅サザンセトとうわで体調を整えます。
写真をよく見るとみかキンがいらっしゃいと言ってます。笑ってあげてください。
こちら、道の駅サザンセトとうわにある周防大島町観光MAPですが、観光としての山が結構プッシュされています。
マイナーかと思っていた大見山も右端にちゃんと載っています。
道の駅サザンセトとうわから島の奥へと進み、和田郵便局の手前からオレンジロードに入っていきます。
坂を登った先の大きなT字路は左へ。
すると峠越えの手前に写真のような場所があります。うまい説明方法がありませんがここが大見山の入口です。
オレンジロードにはお地蔵さまがたくさんいらっしゃるので、3体並んだお地蔵さまを目印にしてはいけません。
上記の説明と位置関係、あとは勘を頼りに進んでください。
車は登山口手前の待避所に2~3台停められますが、道路わきなので自己責任で。
大見山の一等三角点へ
さて、それじゃあ一等三角点を目指しましょう。
大見山の登山口は草だらけで、いばらか何かが足に刺さります。長ズボンなら大丈夫。気にせず進みましょう。
コンクリの道を数m登って右に折り返すと、その先にも数十m白い手すりが見えます。
この白い手すりに騙されてはいけません。
大見山山頂へと続く本道は、コンクリ道を折り返してすぐ左にあります。
ピンクのリボンが左手にありますのでそちらへ進むのが正解です。
ま、偉そうに言ってますが、僕らはまんまと騙されました。
白い手すり沿いに進むと(リボンは見当たりませんが)写真のように踏み跡があるんですよ。
行けるように思えるもんね。一見さんには分からんわ。これ。
方向はさほど外れていないと思うのですが、段々と道らしきものが消えていくので困っちゃいました。
上が明るいし、この竹林登っちゃおうぜ。
ありました、ありました、ピンクリボン。これで本道に復帰です。まあ、大きく外れてなきゃいいでしょう。
ところで、升井君が事前に調べてくれた大見山情報によれば、登山口から大見山山頂までは往復2.2kmとか。
うん? 片道1.1kmってホント? もう1㎞くらい歩いてると思うんだけどなあ。
※ 嘘です。片道1.8kmくらいでした。
ピンクリボンが見えるので道は間違っていないのですが、大見山の山頂まではこんな感じの竹藪を3回越えるようになります。
気を付けていないと先行者がひっかけた竹がしなって襲いかかってくるんです。
立石:お前、今狙ったやろ(笑)
升井:さっきのは狙いましたが今のは違います(真顔)
二人で歩くとこんな感じになります。危険です。
なんとなくピークっぽい感じ。この時点では升井君が持ってきた「往復2.2km情報」を信じているので思ったより遠かったけど無事着いたねーなんて言ってました。
が、
とまあ色んなイベントを越えて山頂に到着。
大見山山頂
道中の竹藪なんかはあまり整備されてる感がないのですが、大見山山頂は草が刈られてちょっとした広場になっていました。
残念ながら景色はなく、看板もしょぼいのですが一等三角点自体は歴史を感じさせるものでしたよ。
こちらが大見山の一等三角点、基準点名は「油宇ノ山」です。
大見山はあまり高い山ではありませんが、山口県から突き出した周防大島のこれまた端っこにあります。
きっと、上関の皇座山と並んで四国の一等三角点と結ぶために選点された場所ということなのでしょう。
山頂にあまりにも景色がないので、少し陽の差す奥へと進んでみましたが、こちらもやはり景色はなく、そういう山なんだろうなとあきらめて戻ることにしました。
大見山 下山時のトピックス
登るときに白い手すり沿いを歩き、道を間違えたようなので、下山時は正規ルートを探して歩きました。
この写真よりも少し上ですが、道の真ん中に岩がありどちらを通っても構わない二股別れが降り口付近にあります。
この二股を気持ちよーく下っていたら、岩を通り過ぎたところで、背後からバサバサッ、ガサーッと音がしました。
少し後ろを歩いていた升井君が興奮気味に「後ろを猪が2匹逃げていきましたよ」と。
どうも道の真ん中にあった岩の陰にイノシシが2匹隠れていたみたいです。
全く気が付きませんでした。
僕に向かって突進してこなくて良かった。
正直、離島なので大型の獣はいないだろうと高をくくっていたのですが、猪は普通にいるんだなあ。
そういえば去年周防大島にクマが出た話も聞いた気がします。
多少警戒して歩かないとまずいっすね。
記事の前半で大見山の入り方を説明した際に、コンクリ道を折り返したら左手に注意するよう書きました。
下山時に写真を撮っておきましたが、こちらの崖の上が本道入口です。
右手に白い手すりがあってコンクリ道が続いてるものですから、このリボンは見逃しがち。
みなさんはアホなコースを進まないよう「コンクリ道を折り返したら左手注意」を覚えておいてください。
ま、なにはともあれ無事下山です。なんだかんだいって面白かった。良かった、良かった。
大見山のルート
大見山のルートですが僕らはいつも適当に歩いているのであまり参考にはなりませんね。ごめんなさい。
大見山、藪はひどいけどリボンはあるのでちゃんとしたルートを取れば迷うことのない山でした。
最終的な距離がなぜか3㎞くらいになってますが、大見山山頂まで2㎞と考えておくと気持ちが楽になると思います。
少なくとも片道1.1kmなんて間違った情報よりはねw
お食事情報
この日のお昼は、道の駅サザンセトとうわで。テイクアウトしてテラスで食べられるお店を選びました。
この気軽に食べられそうなラインナップがいいじゃないですか。牛すじカレーも良い、テムジン焼きそばも良い、ああ全部良さそう。
迷ったのですが、ここは食べたことのないもっちゃんめんにチャレンジ。
おおかたの予想通り、ホルモン焼きが乗ったチャンポン。甘いコチュジャンで味付けされていました。
燃える男は付属の一味で気合を追加。いただきます。
もやしがたっぷり乗ってて看板に偽りなしの量でした。食ったー。
え、この後、皇座山も行く計画?
この腹で歩けるかなあ。
次の記事に続きます。