田布施町馬島の要害山を3人で登った話し

田布施町馬島の要害山を3人で登った話し

先週、山口県田布施町の馬島にキャンプに行ってきたのですが、キャンプ場であるのんびらんどうましまの入口に要害山への登山口がありましたので、朝09:45頃から散歩がてら登りに行きました。

要害山 ハイキング

要害山登山口と友達の友達の子ども
要害山登山口と友達の友達の子ども

写真の子は友達の友達の子どもでリオちゃんです。とても元気が良い子で「あたしも行くー」と僕の散歩についてきてくれました。直前にスイカ割りと海水浴を済ませたばかりなのですが、子供のパワーというのは無尽蔵ですね。

後輩も合わせ3人でハイキング
後輩も合わせ3人でハイキング

「俺も行くっす」と後輩もついてきてくれたので、僕を含め3人での要害山ハイキングとなりました。

人と連れだって歩くのは久しぶりです。一人も好きですが、複数だと話も弾むのでそれはそれで楽しいのです。

なんかキノコ見つけた
なんかキノコ見つけた

山に入るまではこの芝の伸びた平たんな道を進むだけなのですが、子どもの好奇心というのはすごくて、なにか見つけるたびに立ち止まることになります。

僕一人であれば見逃すようなものでも、彼女は絶対に見逃しません。ついでに「このキノコなにー?」なんて聞かれてタジタジになっちゃいます。

なんかマイマイ見つけた
なんかマイマイ見つけた

今度は「カメラ、カメラ。撮らせてー。」とおねだり。よく見るとでっかいカタツムリがいました。

山に入ったよ
山に入ったよ

山道に入りました。後輩を先頭に、リオちゃんが真ん中、しんがりは僕が務めます。

先頭の後輩が「気持ち悪いキノコあるよー。」とか危険を知らせてくれる係です。

気持ち悪いキノコ
気持ち悪いキノコ

リオちゃん、すげービビりながら倒木を跨いでいました。こういうところは子どもです。可愛いねえ。

ちっちゃい花、綺麗
ちっちゃい花、綺麗

「カメラ、カメラ。ちっちゃい花。綺麗。」これも僕一人であれば間違いなくスルー案件だったでしょう。

大人の僕らは主に足元を注意して歩きますが、子どもはあらゆる方向に目を向けているんだと思います。

とても良いことではありますが、逆に先頭としんがりで足元の注意を促してやらないと危ない。

もうね、気分はすっかり爺ちゃんの域ですよ。

竹林のエリア
竹林のエリア

要害山のハイキングコースは、ほぼ木の土止めが入っている階段を上っていくような感じです。

この竹林のエリアは涼しいのですが、落ち葉が積もって蚊が多く発生していました。

リオちゃん「もう蚊とか全部いなくなればいいのにー。」とか言ってました。

分かった。分かった。立ち止まらずに進め(笑)

休憩所
休憩所

竹林のエリアに木のベンチが設置されており、少しだけ風景が開けていました。

でも、相変わらず蚊柱がひどいのでお茶を一口だけ飲んで再出発です。

尾根に出たよ
尾根に出たよ

階段の登りが終わると尾根に出ます。

後ろからだいぶ払ってあげたのですが、リオちゃん首の後ろや腕を蚊にやられたようでぶつくさ言いながらそれでも歩を進めています。

もう帰ろうよと言わないところはえらい。

なんだか空が見えてきたよ
なんだか空が見えてきたよ

でも、この辺りでは帰ろうよと言い始めました(笑)

いや、いや、この空の開けた感じ、そろそろ頂上だよ。もうちょい頑張れるかな?と励まします。

これは最後の上りかな?
これは最後の上りかな?

おっ!なんだか先頭の後輩君が振り返ってニッコリしてます。

リオちゃん、なんかおかしいよ。もしかして頂上じゃない?

ラストだ!
ラストだ!

なんか建物見えてきたから頂上だ。がんばれ。

要害山 頂上

要害山頂上の東屋
要害山頂上の東屋

何で勘違いしたのか覚えていませんが、僕の頭の中では要害山って灯台がある草原をイメージしてたんですよ。

上ってる途中に、海方向じゃないし竹林だし何か違うなーと気が付いてはいたのですが、要害山の頂上には写真のような東屋しかありませんでした。

しかも、ここにも蚊がたっぷりいます。まいったね、こりゃ。

要害山頂上からの景色
要害山頂上からの景色

頂上からは瀬戸内の島をたっぷり眺めることが出来ます。天気が良ければ大分県国東半島まで見えるとのこと。

まあ、国東半島なら秋穂荘からでも見えるしな。蚊がひどいので降りましょう。

※ ここから先は余禄です。お笑いと反省が好きな人だけ読み進めてください。

要害山 ずっこけ下山

「よし、降りるぞ」と言った途端にリオちゃんが駆け出し始めました。お、待て。お前、なんちゅー速さや。

「おい!追いかけろ!」と後輩に指示し、僕も追いかけ始めます。

しかし、下りの何段か階段をすっ飛ばし足を着いたところで、右足の太もも前側がブルルルルンと攣ってしまいました。

この時にこけなかったのは幸いですが、ちょっと普通に歩くのもきつい感じ。

やっばい!これ!

前もって要害山の標高が110mだという知識を入れていたために、正直かなり舐めてたんです。

前日の深酒・睡眠不足に加えて、登りが自分のペースでなかったこと、蚊に刺されるのが嫌で休憩を取らなかったこと、水を採らなかったこと、前日65Lのバックパックを平気なふりをして担いでいたこと。

子どもを一人で山から降ろすはずもないので、後輩が再び戻ってくることも期待できません。どうにもまずい。

うーん。しゃーないなあ。

カニ歩きで太もも前側の負担を減らし、どうにか先ほどの尾根らしきところまで戻ってきました。

蚊がどうとか言っていられないので、座り込んで帽子を外し、首の後ろと横にお茶のペットボトルを交互に当てます。もしかして熱中症もあるかなと。

ある程度、頭が冷えたら今度はお茶を飲みます。脱水症状ならこれでなんとかなるかも。

帽子で頭に風を送りながら5分程度休憩して、立ち上がってみると、これが嘘みたいに脚の痙攣がない。

あ、これならいけるわ。

そろーりそろりと足を運び、リオちゃん・後輩君ペアから20分遅れで無事にのんびらんどまでたどり着きました。

ああ、そうそう。

今回のタイトル「山口県田布施町馬島の要害山を3人で登った話し」には続きがあって「降りたときは1人だったよ」ってことなんです。

(*´з`)マイッタネコリャ

まとめ(今回の反省)

なーんか歩く度に反省してる感じなんだけど、まあ、大事なことなので書き留めておくことにしましょう。

  • 睡眠不足なら山には行かない
  • 前日の深酒は控える
  • 自分のペースを守る
  • 適度に休憩を取る
  • ちゃんと水を採る
  • 平気なふりをしない
  • 低山を舐めてかからない

どれもこれも当たり前ですね。記録しておいて忘れないようにしよっと。

あ、あとカリウムを採ると痙攣は抑えられるって聞いたことがあります。だったらスポーツドリンクも意味があるかもね。

僕はこのとき本当に苦しっかったので、藁にもすがる思いでした。ドリンクでどうにかなるものだったらハッピーなことです。

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