5月22日、週の半ばまで大雨が続いて山道が濡れていることが予想されたので、舗装路の多い銭壺山・大将軍山ハイキングコースを歩いてきました。
ハイキングコース起点の岩国市由宇駅から大将軍山までの道のりは以下の記事から。
今回の記事は、大将軍山を下りて銭壺山の手前からスタートになります。
銭壺山の景色は最高なの
山口県由宇青少年自然の家ふれあいパーク
大将軍山を下りたところから山口県由宇青少年自然の家ふれあいパークの間ははざっくり2kmです。
大将軍山を登り終えたんだから後は稜線だろう?なんて考えていると、この2㎞の間、きっつい登りが続くんです。
山口県由宇青少年自然の家ふれあいパークに到着。ここはホテル並みの宿泊施設に、運動場、キャンプ場を併設した総合アミューズメントパークです。
ちょっと言い過ぎかもしれませんが、僕と升井君が山に登ったこの日も、合宿を終えた学生さんのマイクロバスを職員の方が門のところで見送ってらっしゃいましたよ。
んで、この職員さん達が明るくてですね。通りすがりに「こんちわー」と挨拶すると
職員「どこから登ってきたのー?」
立石「大将軍を回ってきましたー」
職員「おお、そりゃご苦労さんです。良かったらトイレ使っていってー(笑)」
立石「いや大丈夫っすー(笑) あざーっす。」
ってな感じで。
職員さんが明るいのは良いっすよね。なんかのタイミングでキャンプにでも寄らしていただきたい気持ちになりました。
そろそろお昼です。
ふれあいパークの門の向かいに東屋があったのでそこでお昼休憩かなーとも思ったのですが、テーブルに鳥のウンコがあったので、もう少し進むかとふれあいパークキャンプ場を目指しました。
写真の左上に電波塔が見えますが、あれが銭壺山の山頂。ふれあいパークから銭壺山ってすごく近いんですよ。
坂を上っている途中、右下に見えたふれあいパークのキャンプ場には東屋がなく、いかにも大規模BBQ施設のようだったので、僕らのお昼に借りるのは悪いなあと、もう一段上のキャンプサイトを目指すことにしました。
ハイキングのお昼はカップヌードル
階段を上るとキャンプサイトがありました。どこにテントを張っても良いんでしょうけど、銭壺山への道はこっちかなー? と左に歩いていきますと、トイレに炊事場、その奥にも広いテントサイトがありました。
銭壺山へ続く道はこちらにはありませんでしたが、この炊事場、最高じゃん。
炊事場から麓を見下ろすと、嗚呼、なんと美しい眺望なんでしょう。緑に映える山、その山あいに先ほどの山口県由宇青少年自然の家ふれあいパークが見え、向こうには海が広がっています。
海の左手には岩国の町並みが見え、右手のはるか向こうには四国の山も見えんかなといった状況です。
おおぉ、空よ海よ山よ。よーし! ここを今日の昼めしどころと定めることにしよう。
僕らふれあいパークさんにキャンプサイトのお金を払っていませんので水も何も使う気はありませんが、アルストの火が万が一にも山に燃え移らないように、炊事場のコンクリだけお借りしました。スミマセン。
緊急避難で許していただければと思います。
持って上がった水でお湯を沸かし、カップヌードルミニサイズに注ぎます。今日は僕、サイズを間違えませんでしたよー。
そんでね、僕はカップヌードルの味噌味を生まれて初めて食べたのですが、これ、うめえっす。
歩いた後に食べる温かくて塩味の効いた汁物はたまらんっすね。おにぎりがあるともっと良いかもと思いました。
うまいっすね、うまいっすねと升井君とも二人で喜あいびました。
そしておやつは升井君の持ってきた玄米ブラン。これまた甘くて美味しい。
うぉぉぉぉ、俺、元気出たー!
銭壺山へ
お昼ご飯を終え、炊事場を離れて、キャンプサイトから見えた銭壺山へ直登できる道を探して林道を進みました。
林道っつってもキャンプサイトに車で入るための道です。どこか良い道につながるのは明らかなのですが、こいつから左に入る人道を発見。
角度的にはこれやね。これが直登の道。
これやねと選んだ左の道に進みます。この道、左右に笹が伸びていますが、山頂近くになると急に開けるんです。特に右手は絶景!
写真は見せないけどねw
銭壺山山頂
下から見た通り銭壺山山頂には電波塔があります。三角点近くの小山はトップ・オブ・ゼニツボ ビュースポットとなっていましたので、電波塔をバックに升井君を撮ってみました。
格好いいっしょ。
んで、これ銭壺山の三角点なんですが、草にまみれていたので葉を押さえて写真をパシャリ。
「ここ二等だな」と言うと升井君がVサインを出してくれたのでもう一枚撮っておきました。
反応はええな。
山頂からの景色に目を移しますと、先ほど登った大将軍山が登ってきた方向の間近に見えます。写真で言う木の合間に見える右の小さい山、鉄塔がちょいと見えてるのが大将軍山です。
升井「なんか小さいっすね。小将軍じゃないっすか。」
立石「おま、ホント、呪われるぞwww」
口に出して言うかどうかはともかく、銭壺山から見て大将軍山が小さく見えるのは事実です。大将軍は432m、銭壺は540m、近くにあるのでそう見えるのはしようがないのです。
でもね、小将軍とか言っちゃだめだぞ。
ちんこ小さいとか言われるとみんな傷つくだろう?
そういうことだぞ。
山頂から柳井市や光市の方向に目を向けると琴石山が見えました。普通そんなの分かんないですけどね。この銭壺山山頂にはリアルな絵が飾ってありまして、どの山がどれというのがすぐに分かるようになっているんです。
ここから見た景色で僕らは次は氷室山に登ってみようということになりました。トップがピンと立って楽しそうな山なんですよ。この氷室山についてはまたレポートしますので、どうぞお楽しみに。
さてさて、山頂からは木が邪魔をして周防大島方面が見えないので少し西側に山を降りてみることしました。
山頂から少し降りると広場がありまして、ここは先ほどのキャンプサイトへの林道とつながっています。
どうやら銭壺山は山頂ぎりぎりまで車で来ることが出来るようで、この広場がビュースポットになっているようですよ。
そのビュースポットの景色がこれ。
岩国方面に開けた東側の海の景色も素晴らしいと思ったのですが、この西側の景色も素晴らしい。周防大島が一望できるんですよ!
あまりにも素晴らしいので、僕は思わずこの景色を動画で撮ってしまいました。
最後にちょっとだけお笑いもあります。良かったら見てください(笑)
一言でいうと、コイツ ヤッパ オモロイワw
銭壺山下山 県道150号線は今、全面通行止め
さて、銭壺山からの下山に入ります。
銭壺山山頂からは若者なんとかっていうハイキングロードを取って山口県由宇青少年自然の家ふれあいパークまで戻ってきましたが、問題はこれ。山口県道150号銭壺山公園線が全面通行止めのようなんです。
ふれあいパークの受付のお姉さんに聞くと「車はダメだけど、ハイキングならなんとか」というフワッとしたお返事だったようで
立石「んー、どうする?」
升井「んー、行くしかないっしょ」
たしかに同じ道を戻るのもつまらないことで、行くしかないというのは僕も同じ思いです。最悪、工事中の道の横を歩かせてもらうとかもありかもしれません。こうしてみる限り、車止めも開いてるわけですから。
よし行こう!と進んだ結果
確かこの辺りだと思うのですが、土曜日にも関わらず工事の音が聞こえてきました。
それもかなりの重機が本気でエンジンをぶん回してるような音です。
立石「これ通れなかったら戻るしかねーなー」
正直、ここからまた12㎞戻るってのは、僕にとっては自殺行為です。
升井「大丈夫っすよ(笑)」
升井君、お前、ヘビはだめだけどめっちゃ頼りになるな。んじゃ交渉は任せるわ。
いよいよ工事の音が大きく聞こえ始めて、カーブを曲がると、山口県道150号銭壺山公園線は本当に全面通行止めになっていました。
おいー、どうすんのこれ orz…
でもこのカーブのところから真っすぐに下に降りる臨時の道が用意されているんです。竹藪のめちゃめちゃな急斜面ですけどね。
途中からコンクリと手すりの急斜面に変わったりしますが、まあ急で滑りそうで危ないことこの上ない。
ふれあいパークの受付のお姉さんの言ってた「車はダメだけど、ハイキングならなんとか」という言葉は的を射ていたとここにきて納得しました。
県道150号線について、ちょい足し情報
この登山者用の迂回路を降りた先で地元のおっちゃんらが2人だべっていらしたので、ちょいとお話を聞くと「150号はくねってるんだけどU字カーブの上段の基礎が滑って下段に落ちてきたんで全面通行止めになってるんだわ」とのこと。基礎が落ちたんじゃあ150号は今年いっぱいダメかもねーとのお話でした。
めっちゃ分かりやすかったぜ。おいちゃん、ありがとう。
県道150号線ってね、海際の住宅街から銭壺山の山頂を結ぶ変化に富んだ線なんです。一車線になったり二車線になったりね。
で、この写真は全面通行止めからまだあまり離れていないところで山の中なんだけど、山麓に牛が離してあるの。牛が見えるかな。もちろん電柵はあるんだけどさ。
岩国の海側にこんなのどかなところがあるなんて思わなかったからびっくりしたよ。
銭壺山・大将軍山ハイキングコース
雨の後ということで舗装路の多い銭壺山・大将軍山ハイキングコースを選んだのですが、大将軍山の藪を避けた結果、大遠回りで9割近く舗装路を歩くことになったのは残念でした。また銭壺山のハイキングコースについて県道150号線が全面通行止めだったり、もうちょいリアルタイムな情報収集が必要ですね。
とはいえ、銭壺山からの景色、特に西側の周防大島に向けた景色は感動的で舗装路云々を補って余りあるものだったように思います。また行くかと言われるとうーんなんですが、山口県由宇青少年自然の家ふれあいパークの元気な兄さんにはまた会いたいなー。
今度は150号線が治ってから車で行くかなw
追記:iPhoneの特性
さて、今回20㎞弱の距離を歩きましたが、Yamapで升井君と僕と同じ行程を計った結果、僕のiPhone5Sでは17.5㎞の距離、升井君のiPhone12では18.5kmの距離と1㎞もの大きな差が生まれました。これは多分、右に左にと動いたところが、直線で丸め込まれて差が出てるのだろうと思います。
上記でiPhoneの特性と書きましたが、iOS自体がGPSを記録する周期なのか、アプリでOSのバージョンを判断してバッテリーセーブの為に位置情報の取得タイミングを減らしているのかは僕には分かりません。まあ、5Sなんて誰も使ってないと思うので、どうでもいい話なんすけど(笑) ちょっと面白いなと思ったので書き添えておきますね。
それでは最後に前記事のご紹介。今回のハイキングコースで起点になる岩国市由宇駅から大将軍山までの道のりは以下の記事から。藪がひどくて大将軍山はちゃんとあがれないんですよ。今の時期はね。
そんじゃまた。