【兵庫県】天空の城/竹田城/虎臥城に登ってみました

【兵庫県】天空の城/竹田城/虎臥城に登ってみました

立雲峡から降り、今度は竹田城そのものに登ってみます。天空の城とも虎臥城とも呼ばれる竹田城、楽しみだなあ。

移動ルート

先ほどまでいたのは左下Dの立雲峡。そこからC1の竹田まちなか観光駐車場に車で移動しました。竹田まちなか観光駐車場は7:00から開いています。

竹田城跡アクセスマップ
竹田城跡アクセスマップ(再掲)

一応、24時間開放で150台の車が置けるB2竹田城下町観光駐車場も見に行ったのですがガラガラでしたし、時間もちょうど7時だったのでC1で良いだろうと。行ってみたらC1もガラガラでしたw

ここから表米神社登山道(真ん中左)を登って竹田城を見たのち、駅裏登山道(真ん中右)で降りてくる予定です。

竹田まちなか観光駐車場

さて、竹田城に上る際に一番大事なことを最初に書いておきます。

この自販機で飲み物を買っておくこと
この自販機で飲み物を買っておくこと

竹田まちなか観光駐車場に車を停めたら、駐車場の目の前にある自販機で飲み物を買ってください。

もしも僕らと同じルートを歩くのなら、この先にコンビニはおろか自販機も一切ありませんから。僕らそんなん知らんから表米神社登山口まで行ってここまで戻ってきたもんねw

駐車場から正面に竹田城
駐車場から正面に竹田城

さあ、それじゃあ行きましょう。目指すは目の前の山の竹田城!でもどうやって線路を渡るんだ?

情報館 天空の城
情報館 天空の城

竹田まちなか観光駐車場からまっすぐに山に向かって進むとなにやら懐かしい感じのする建物が。情報館天空の城でした。なんか自由に入っていいみたいだし向こうに線路が見えるのでここを通らせてもらうことにします。

虎臥城公園
虎臥城公園

情報館の真ん中をくぐり、線路を渡った先が虎臥城公園。

竹田城跡は虎が臥せているように見えることから「虎臥城(とらふすじょう・こがじょう)」とも呼ばれているそうです。

とらふすじょうってなんだか和歌山城っぽいのですが、そう言えば朝陽を浴びて茜色に輝く竹田城の石垣は山頂に虎が寝てるようにも見えたのでした。和歌山城よりも納得かも。

めっちゃ分かりやすい道標
めっちゃ分かりやすい道標

虎臥城公園の出口には分かりやすい道標がありました。僕らはこれを左にとり表米神社登山道に向かいました。後にも出てきますが堀に鯉のいる大変風情のある道です。また一本道なので迷うようなことはありません。

表米神社入口
表米神社入口

ほどなく表米神社様の入口に到着しました。飲み物がなくてここから駐車場まで戻ったのですがそこは割愛して表米神社登山道へまいりましょう。

表米神社登山道

参道を上がり神社の階段手前を左に入っていけば登山道なのですが、せっかくなので表米神社様にもご挨拶していくことにしました。

表米神社

表米神社(ひょうまいじんじゃ)
表米神社(ひょうまいじんじゃ)

門の左右に随身像があったりしてなかなか歴史のあるお社のようですよ。

表米神社本殿
表米神社本殿

表米神社さんのご祭神は表米宿祢命(ひょうまいすくねのみこと)とのこと。表米宿祢命は格技を好んだとされ、境内には全国的にも珍しい「半円形石積段型桟敷」があります。

半円形石積段型桟敷
半円形石積段型桟敷

「これは相撲桟敷とも呼ばれて、土俵を囲んで半円状に六段の石が積まれている。類似の桟敷が山口県長門市の赤崎神社にもある」と看板に書いてありました。

うほ!姫路の北まできて山口県の名前を聞くとは。こういうのってきっとご縁なんですよねえ。こりゃ長門の赤崎神社にも行ってみなきゃだな。

記事の途中ですが

赤崎神社に行ってきました。

表米神社登山道

表米神社さんにご挨拶を終えていよいよ登山道へと入っていきます。

猪除けの柵
猪除けの柵

緩い坂を上るとすぐに猪除けの柵。ゲートを開けて入場。

階段
階段
階段
階段
ただ階段
ただ階段

表米神社登山道は階段、階段、ただ階段。だんだんと段差が高くなっていくの。でも階段横も歩けない道の細いとりつきが一番きつかったかな。

で、歩道に出て200mくらい進むと竹田城跡の入口です。

竹田城跡入口にて
竹田城跡入口にて

入場料はたしか500円くらいだったかと思います。観光でやってきて登山道を上がってくる人は少ないみたいで、入口の係りの方に珍しがられましたw

朝から立雲峡に行ってきたことを伝えると「写真撮るといいよ」と勧められました。それが上の写真です。

竹田城跡

竹田城は嘉吉年間、山名宗全が播磨・丹波から但馬への進入路に位置する要衝の地に13年を費やして築いたものだそうです。当時は石垣はなく曲輪を連ねただけのものだったとか。

史跡竹田城跡
史跡竹田城跡

築城は羽柴秀吉が弟の秀長に命じたもので、その後、城主は桑名、赤松と変わっていきます。関ヶ原の戦いでは西軍に組したため城郭は荒廃していったと。

写真で見ていきましょう。

しかしよくまあ山頂に造ったもんだね
しかしよくまあ山頂に造ったもんだね
立雲峡ってあの辺りかな?
立雲峡ってあの辺りかな?
二の丸へ
二の丸へ
竹田城の二の丸から南千畳を望む
竹田城の二の丸から南千畳を望む
竹田城本丸へ
竹田城本丸へ
本丸にて「余は満足じゃwww」
本丸にて「余は満足じゃwww」
本丸から見る南二の丸・南千畳
本丸から見る南二の丸・南千畳が美しすぎる
美しい石垣
きれいなRが出た石垣

本丸下に降りて「きれいなRやねー」と石垣に見入っていると、近くにいた解説員の方が「これは算木積みと言いまして、直方体の長辺と短辺を交互に組み合わせることで強度を増しています」と教えてくださいました。
※ 端っこに注目。ジェンガみたいな組み合わせになってるんですが写真から分かりますか?

解説員さんは更に「秀吉が滋賀から石垣専門の石工衆(穴太衆:あのうしゅう?)を呼び寄せて造らせたものです」と教えてくださいました。色々とお話を聞いてるとめっちゃ石に触りたくなります。
「登ってもいいですか?」と聞くと苦笑いされました。
ダメみたいですw

南二の丸を振り返る
南千畳を振り返る(ここは普通に野積みっぽい)

で、竹田城はここまでです。

駅裏登山道

竹田城を降りて舗装路へ
竹田城を降りて舗装路へ

竹田城を降りて舗装路に戻ってきました。この舗装路は登りで通った道です。下りで使う駅裏登山道は左のはずなのですが、あれ?こっちに下に降りる階段があったっけか?
竹田城の入場口しかなかった気がするけど?

竹田城入口の右側
竹田城入口にて。左は城へ、右が降り口

竹田城の入場口まで戻ってみるとその右側に降り口があったのでした。最初は気が付かなかったなあ。
再び出会った係りのおじさんたちに別れを告げて駅裏登山道を下りていきます。
駅裏登山口までは900mだそうです。

こっちのほうが緩いか
こっちのほうが緩いか
けど滑りまくるな
けど滑りまくるな
いや結構荒いわ
いや結構荒いわ

最初は表米神社登山道に比べると駅裏登山道のほうが緩いのかなーと思ったら、土が乾いてて滑りまくりんぐです。おまけに岩がむき出しのところがあったり、それを飛び降りる感じで駅裏登山道の方が危ないかも。

ま、どっちを登ってもそこそこ急登です。僕のお薦めは表米神社登山道かな。

登山口に出てきたよ
登山口に出てきたよ

登山口が見えてきました。駅裏登山口の目の前が竹田駅です。名前の通り。当たり前か。

登山口を振り返ってみる
登山口を振り返ってみる

今気が付いたのですが駅裏登山道の登山口には自販機がありますね。駅裏から入るなら飲み物はここで買えそうです。

僕はこれまで知らない場所を歩くときには駐車場とトイレが大事と思っていたのですが、併せて飲食もかなり大事だと感じました。

記事の一番最初に示した竹田城アクセスマップは駐車場とトイレの情報が細かに載っていて大変重宝しましたが、立雲峡や竹田城は早朝に歩くことになるので飲食や自販機も地図にあると良いのになーと。
いや僕の見落としで情報館に行けばそういう地図があったのかもしれませんが。

風情のある道を戻ります
風情のある道を戻ります

虎臥城公園へと続くこの通り沿いには、歴代城主など竹田城に所縁のある方のお寺さんが並んでいました。短いけれども風情のある道です。

竹田城一周、大変良いものを見せていただきました。

さて、この時点でまだ9時、次は朝飯食って姫路城じゃ!

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