下関竜王山急登コースと下関あれこれ

下関竜王山急登コースと下関あれこれ

一月は行く、二月は逃げる、三月は去るなんて言いますが、年初から出張や車検をこなしてるうちにもう2月中旬ですよ。こんなことではいかんなあと下関は竜王山。これまで登ったことのなかった急登コースを登ってきました。

下関竜王山急登コース

下関竜王山急登コースの登山口は深坂自然の森の上、深坂峠にあります。

駐車場と取りつき

深坂峠ですが、内日側から登ってきたなら頂上左手に駐車場があります。この駐車場にはトイレがないので、体を軽くするなら右手の深坂自然の森に降りましょう。

駐車場から見る登山口
駐車場から見る登山口

写真に見えるように、急登コースの登山口は駐車場から道を渡ってすぐのところ。

登山マップを確認
登山マップを確認

今日歩く急登コースの一部は下りで何度か使ったことがあります。大体の位置関係は分かってるのですが一応マップで確認しておきましょう。ふむふむ。この登山口から入ると吹上ベンチにつながるのね。
よっしゃ。行ってみよう。

取りつき
急登コース取りつき

喜び勇んでとりついた急登コース、前日の雨で若干足元がぬかるんでましたが木の根っこが階段状に張り出してるのでつま先のかかりが良い。

竜王山のコースはどれもよく整備されてますし、ちょいと行ってみようなんてハイキングにはもってこいですわ。

ベンチ番号1「吹上ベンチ」

ひと山越えてほどなく吹上ベンチが見えてきました。

ベンチ番号1「吹上ベンチ」
ベンチ番号1「吹上ベンチ」

このベンチを下(写真左側)に降りて行っても別の登山口につながるんです。深坂自然の森に車を止めるとあっち側に降りちゃうんです。

吹上ベンチでのお知らせ
吹上ベンチでのお知らせ

木に張り付けられた張り紙の内容をここで記録しておきましょう。

『ベンチに名前を付けました。これは山林火災、救急・救助事故などの発生時、場所を特定するためのものです。防災機関に通報する際などに活用されてください。』だそうです。

なるほど。このコースは2㎞かそこらのですが歩く人も多いので事故もそこそこあるのかもしれません。「吹上ベンチを上がったところ!」なんて通報すればいいわけです。これは良い試み。

よし、今回の記事では急登コースのベンチをコンプリートします。

とその前に分岐も8つほどあるのでこれもところどころ入れておきますね。

第1分岐点 直進・迂回
第1分岐点 直進・迂回

吹上ベンチを上がったところに最初の分岐タグ。急登コースの分岐は8つあり今回は登りはすべて直進、下りはすべて迂回を選択しました。直進も迂回も大した差はありませんでしたが、この第1分岐の直進はきつかったかも。

倒木もあるし 笑
こんな倒木もあるし 笑

ベンチ番号2「追い剥ぎベンチ」

景色の開けたところにベンチ番号2「追い剥ぎベンチ」。

ベンチ番号2「追い剥ぎベンチ」
ベンチ番号2「追い剥ぎベンチ」

この日の天気は晴れ、気温は10℃。アンダー2枚にヤッケを羽織って登ったのですが、早々に蒸れてきたのでTシャツを一枚脱ぎました。あーそれで追いはぎベンチって名前なのかーなんて思ったりして 笑

ベンチ番号3「神木ベンチ」

ベンチ番号2から3にかけてはあまり記憶がなくて、たぶん傾斜も緩かったのだと思います。

ベンチ番号3「神木ベンチ」
ベンチ番号3「神木ベンチ」
第3分岐点を直進
第3分岐点を直進

ベンチ番号4「鞍部ベンチ」

先ほどの第3分岐を迂回すると小山を1つ避けてこの鞍部ベンチに合流となります。鞍部って名前がすべてを表してますね。

ベンチ番号4「鞍部ベンチ」
ベンチ番号4「鞍部ベンチ」

鞍部ベンチの先がしばらく緩くて気持ちいいんです。僕はこういう道(↓)が大好き。

ゆるゆるハイク
ゆるゆるハイク
ちょっとだけ階段
ちょっとだけ階段

そしてちょっとだけ階段が登場。深坂自然の森側から竜王山に登るとどこも階段地獄に陥るのですが、ここ急登コースの階段は段も高くないし、しつこくもないし、なんなら階段の脇も歩けるので楽勝。
竜王山の中だとこの道が一番好きかも。階段ってみんな苦手よね?

第4分岐点も直進
第4分岐点も直進
岩登り
岩登り

第4分岐点の直進は岩登りにつながります。大した距離ではないのですがこの日は岩の表面が湿って滑ってちと危ない。まあ左にロープが渡してあるので足のかかるところを慎重に選べば問題ありません。
基本は三点支持で。ご安全に。

ベンチ番号5「内日展望所」

こちらはベンチの写真を撮り忘れたベンチ番号5「内日展望所」です。

ベンチ番号5「内日展望所」
ベンチ番号5「内日展望所」

ここは展望所ってくらいでベンチよりも景色が大事。内日に向けて開けているので美しい山の景色を見ることができました。

内日方向の景色
内日方向の景色

景色に満足したら次へ。

名もなきベンチ

しばし緩めの林間コースを歩き、一山を越えると名もなきベンチがぽつんと登場。

名もなきベンチ
名もなきベンチ

ベンチ番号の書かれた紙はないかなと探しまくったのですが、ここでは見つかりませんでした。

No5の合流地点だからか?
No5の合流地点だからか?

思い出してみるとこれまでのベンチって分岐近くに置かれていた気がします。振り返るとここにもNo5の下りの分岐(登りの合流)が見えますね。

竜王山で迷うことはほぼないと思いますが、分岐でいったん落ち着いて地図を眺めてみるのは良い習慣かもしれません。ここは優しさのNo5ベンチとでも名付けておきましょう。

第6分岐点
第6分岐点
第7分岐点
第7分岐点

第6分岐点、第7分岐点と続いて眼前に空が開けてきます。第7分岐の直進は結構きつく、でも雰囲気的にはそろそろ稜線かなと思わせるような景色で…もしかして…

ベンチ番号6「アートベンチ」

甘いっす。まだ終わりではありません。第7分岐を直進した先に待っているのがアートベンチ。

ベンチ番号6「アートベンチ」
ベンチ番号6「アートベンチ」

どのあたりがアートなのか僕には分かりませんが、赤い鉄柱がアートっぽいのかな。

第8分岐点
第8分岐点

アートベンチの先の第8分岐はなんとなく見慣れた景色。実はここは直進しなくても手前右に竜王山に抜ける道があるのを知ってるのですがここまで来て脇道はないよね。

だって、第8分岐を直進した先には稜線があって、最後のベンチが待ってるのを知ってますから。

ベンチ番号7「T字路ベンチ」

ほい。誰もが見慣れたあのベンチにやってきました。「→竜王山」の看板も見えるここは雄鋤崎山から竜王山につながる稜線。

ベンチ番号7「T字路ベンチ」
ベンチ番号7「T字路ベンチ」
「T字路ベンチ」の看板
「T字路ベンチ」の看板

看板の文字に注目しました。うーん。丁字路(ていじろ)じゃなくてT字路(ティーじろ)なんだな。

なんかイメージ的にね、渋いおじ様方が「よっしゃ若い人達のために俺らが一肌脱いじゃろう」みたいな感じでコース整備されてんのかなとか思ってたんですよ。こりゃモダンなおじ様方かもしれんな。

さて、ここまで来れば稜線の階段を2つ登るだけ。

もうすぐ山頂
もうすぐ山頂です

下関竜王山山頂

竜王山山頂に到着。天気がいいのに意外に人が少ないのね。

竜王山山頂
竜王山山頂

追い剝ぎベンチあたりでこの日の気温は10℃くそ暑いみたいに書いたのですが、山頂は北西の風7mが吹き荒れクッソ寒いんでやんのwww

アンダーを着なおして、ネックウォーマー引っ張り出して、手袋付けて、タバコ一服して、ホットコーヒーで体を温めて。もういいかと下山しました。

今日はピストン
今日はピストン

分岐点ごとに登りは直進、下りは迂回を通ってみましたが距離的にはあんまり変わらない気がします。小山を2つくらい避けられるので獲得標高は若干違うかもしれませんがそれも誤差の範囲ですね。
基本直進でちょっと変化が欲しければ迂回で良いのではないかと思いました。
どちらも整備されたよい道です。

そのほか下関あちこち

日清下関工場
日清下関工場

竜王山に入るなら下関ICで降りずに、小月ICで降りて裏道を行くのが最近の僕の定番。小月をまわれば日清下関工場の巨大カップヌードルも見ることができるしね。

月日が経つのは早いもので、2号線バイパスから山側に巨大カップヌードルを見るのもそろそろ慣れてきた感じ。みち潮もわざわざ回り道しないと寄れなくなってるし、便利になった反面、思い出とはかけ離れていくんだよなあとか思ったりして。

唐戸市場でお寿司
唐戸市場でお寿司

竜王山を降りて191号を回って唐戸市場に出てきました。唐戸市場でシャケの切り落としを買いたくてね。

シャケの切り落としはめっちゃお得だよ。小骨が多いのは難点だけど腹身や骨周りで脂はのってるし安くて美味い。白米と焼き鮭と海苔の朝飯とか最高じゃん。

ちなみに唐戸市場に着いたのが15時前でこの時間になるとほとんどのお店は閉まりかけなんです。乾物屋も15時閉店だし。

そして、この時間になるとお寿司屋さんのサービスがよくなります。「海老一貫サービスね♪」なんてお姉さんに言われちゃったりしてね。

あれは一瞬で僕に惚れたんだと思うことにしとこう。

関門海峡の向こうは門司
関門海峡の向こうは門司

山は面白いし、寿司はうまいし、姉ちゃんには惚れられるし。下関はいいとこだなあ。
いい一日でした。

       アウトドアブログ前後記事