【山口県百名山】西目山の自由ヶ丘団地コースは沢登りが楽しいよ

【山口県百名山】西目山の自由ヶ丘団地コースは沢登りが楽しいよ

天気のいい日曜日。午前と午後遅くに用事があったので近場でサクサク登れる山を考える。
そうだ。防府の西目山で沢登りを楽しもう。お気楽ハイキングだ!
決めるが早いか家を飛び出しました。

西目山の自由ヶ丘団地コース

西目山の自由ヶ丘団地コースの登山口は、防府の山口県立総合医療センター(県中って言ったほうが僕的にはしっくりくるんですが)の裏にある自由ヶ丘団地の一番奥です。

自由ヶ丘スポーツ公園

自由ヶ丘団地の一番奥には自由ヶ丘スポーツ公園がありまして、ここに車が停められます。

自由ヶ丘スポーツ公園に駐車
自由ヶ丘スポーツ公園に駐車

公園の入口付近に車が5~6台停められます。この公園にはトイレもあります。至れり尽くせりです。
さて、登山口へ。

自由ヶ丘団地コース登山口は右の道
自由ヶ丘団地コース登山口は右の道

公園の入口に立つと山に向けて2本の道が見えます。自由ヶ丘コースの登山口は右の道を直進。
(左は50mくらい先に貯水塔があってそこで行き止まりになっています。今回確認してきました。)

自由ヶ丘団地コース登山口
自由ヶ丘団地コース登山口

ここが自由ヶ丘団地コース登山口。砂防ダムの建設で工事車両が入っていますが、写真のように登山道は開けてあるのでコーンの間を通って進みます。

川を渡れば登山道
川を渡れば登山道

沢ルート

ゆるい坂を登っていくとすぐに分岐。ここが沢ルートと尾根ルートの分かれ道になります。

分岐には見慣れた地図
分岐には見慣れた地図

分岐にはなんだか見慣れた色をした地図とその下に道標があります。沢ルートの道標には上り専用と但し書きがついてます。
沢ルートの方が面白いのでこっち行きましょう。

緩い登りを越え
緩い登りを越え
砂防ダムを下に見ると
砂防ダムを下に見ると
その先に谷
その先に谷

緩い登りを越え砂防ダムを下に見て進むとその先に谷があります。それほど深い谷じゃないのですが一応水も流れてまして、段々に削り取られた花崗岩の造形が美しい。好きだなあ。こういう景色。

登山道を外れて沢に降りてみます。

沢
沢から砂防ダムを振り返る
沢から砂防ダムを振り返る

天気もいいし水も冷たいし。気持ちいー。ここってまだ登山口から15分くらいしか歩いてないようなところなんです。やっぱ西目山のチョイス、正解だったわ。

この先で少し沢が狭まるんですけど、写真よりも動画のほうが臨場感伝わると思うんでTwitterに載せた動画をリンクしておきます。

ここを登っていくんです。ちょっとした沢登り。いいでしょ。

沢登りを終えた先に小滝
沢登りを終えた先に小滝

沢登りを終えた先には小滝がありまして、これも動画を撮っておいたのでまたの機会にでもTwitterにあげておくつもりです。チビチビ流れる水の音って癒されますよねー。

おっきい岩
おっきい岩

小滝からピンテに沿って右に上がっていくと大きな岩。この辺りにはまだ別れた沢が残っていまして水たまりにアメンボが泳いでいました。のどかな感じ。

沢から離れて山道へ
沢から離れて山道へ

岩を越えると徐々に沢から離れ、やがて笹に挟まれた山道に変わります。

このあたりは景色がありませんが、ここまで谷、沢、滝、岩、笹と目まぐるしく景色が変わっているので飽きることはありません。しかもここまでずっと緩いんです。楽なんですw

ま、この先は傾斜がちょい上がりますけど。

ちょっと岩登りもあり!
ちょっと岩登りもあり!

ちょっとだけ岩登りもあります。ね、なんかイベント感いっぱい。んで、これ写真の撮り方がよくなくて60度とかに見えますけど嘘です。なんなら岩の横に回り道もあります。ここも楽勝です。

尾根ルートと合流
尾根ルートと合流

岩登りを終えると最初の尾根ルートと合流するのですが、西目山の山頂をぐるっと回って公園に戻るのなら、結局この尾根ルートは一部しか通りません。尾根ルートは最初の分岐点だけ覚えておけばいいかな。

防府の街も見えてきた
防府の街も見えてきた
花崗岩の砕けた白い真砂
花崗岩の砕けた白い真砂
勝坂への分岐
勝坂への分岐

山頂に近づくにつれ斜度は落ちます。花崗岩の砕けた白い真砂を登っていくと勝坂への分岐に到達。
僕、勝坂から登ったことないんです。登山口が分からなくて。近々探して行ってみよう。

ロープ補助の登り
ロープ補助の登り
いよいよ山頂近し
いよいよ山頂近し

ロープの補助がある登りを終えたら後は横移動。三角点のある山頂からは大平山方向しか見えないので今のうちに台道の楞厳寺山を見ておきましょう。

山頂手前から楞厳寺山
山頂手前から楞厳寺山
山頂手前から右田ヶ岳
山頂手前から右田ヶ岳

西目山山頂

景色を楽しんだのちに10mも進めば西目山の山頂に到着。西目山の山頂は3m四方くらいの広場になっています。

西目山山頂キター
西目山山頂キター

西目山山頂の看板は2つあるんですけど一番かわいいのを写真に残しておきますね。

可愛い山頂の看板
可愛い山頂の看板

こんな感じすごいハッピー感があって僕は好きですねえ。

西目山から大平山
西目山から大平山

西目山の山頂からはもちろん右田ヶ岳も見えますが、先ほどまで山の陰になっていた大平山が見えますのでこれを中心に撮っておきました。この角度、山陽本線や2号線、山陽自動車道も矢筈ヶ岳の手前の山に吸い込まれていく絵面、僕はこの景色を見ると「The 防府」って気がします。

三等三角点 西目山
三等三角点 西目山

おっと三角点も忘れちゃいけない。西目山(標高312.36m)の三等三角点は基準点名も「西目山」。ちなみに荒神山に隣り合う二等三角点は勝坂近くにある佐波山峠で西目山じゃないんですね。

やー無事に西目山に到着。天気もいいし道も変化に富んで楽しい。西目山サイコー!
それじゃ山頂の岩に腰かけてコーヒーを…コーヒー…

うお!コーヒーがなーい!

どうやらセブンで買ったコーヒーを車に置いてきてしまったようです。
しようがない。大した距離じゃないしこのまま降りるか。
下りは真砂で滑るし慎重にな。

うお!手袋もなーい!
うお!手袋もなーい!

西目山下山

慌てて家を飛び出したからなあ。時間がないからって焦って行動するのはダメっすね。ま、しゃーない。気持ちを切り替えて、手袋がない分よけいに慎重に行きましょう。

山頂から横移動
山頂から横移動

西目山の山頂は大平山方向しか開けてないんですが、山頂から横移動するとちょっとした展望台がありましてそこからは海の方向が見えます。防府市街を見渡すならここが良いです。

ちょっとした展望台
ちょっとした展望台
防府市街の景色よし!
防府市街の景色よし!

佐波川が目の前を横切る景色が良いですね。これもThe 防府って感じがします。河口の向こうには前に歩いた小浜山なんかも見えますよ。

で、この展望台は自由ヶ丘スポーツ公園方向に降りる分岐でもあります。

進行方向に向いた地図
進行方向に向いた地図
岩の下が道www
岩の下が道www

あ、もちろんこの岩を降りなくても横から回って下には行けますのでご心配なく。

西目山は道標は少ないんですが進行方向に向いたYAMAP地図(あ、言っちゃったw)が分かりやすくて良いですね。現地を歩いてるときはノースアップよりもヘディングアップのほうが直感で入ってきますもん。現地であまり携帯を取り出さない僕には地図がありがたいです。

岩下り
岩下り
丘越え
丘越え

下山に使った道はルート名がついてないと思うのですが、最初は岩下りでその後に丘を2つくらい越えて尾根ルートの中頃に合流します。

尾根ルートと合流

現地の地図を読めば体感でバチッときますので合流についての心配はいりません。足元が滑るのでそれだけ気を付ければ問題なしです。

ミツバツツジが超きれい
ミツバツツジが超きれい

紫のミツバツツジが道の左右に咲くあたりで尾根ルートと合流しました。季節モノの花は合流の目標物になりませんが、なんとなーく右に進めそうな道が出てきたらそれが尾根ルートです。
右に行くと再び山頂。スポーツ公園は左です。

大岩を見上げる
大岩を見上げる

ひょいひょいと山を降りている間に岩場を通り抜けました。岩場を過ぎしばらく進んで後ろを振り返ると、嗚呼なんて良い岩。あの岩に座りたいので登りなおしました。

大岩に登りなおして休憩
大岩に登りなおして休憩

あーー(ノビノビ)気持ちいーー(ピクピク)でもさすがに喉が渇いたな。ここからは急ごう。

自由ヶ丘スポーツ公園着

本当は上の節に入れるべきなんですがもうほとんど公園みたいなもんなんでこっちの節で。

下り道
下り道

岩場が終われば後は森を抜けるだけ。若干の急斜面もありながらいつ公園が見えてもおかしくない状態です。

森を抜けたところ
森を抜けたところ

もうちょい先かなー?と思ったところでいきなり明るい路地に出てきます。最初の沢・尾根分岐です。

最初の分岐に復帰
最初の分岐に復帰

ここまで出てくれば自由ヶ丘スポーツ公園は目の前です。
自由ヶ丘団地コース一周おつかれちゃん。

今日のルート

今回は西目山の自由ヶ丘団地コースを沢ルート(左)から入って、山頂(▲)を抜け、道標に導かれるままに(右に)下山してきました。

今日のルート
今日のルート

自由ヶ丘団地周回ルートの前半は谷、沢、滝、岩、笹、岩、景色からの山頂と変化に富んだ道です。後半も絶壁を降りたり丘を越えたり岩に登ったりと面白い。基本的にゆるくて楽勝なのも良い感じです。
ぐるっと回って1時間半くらい。西目山、サクッと楽しむのにお薦めの山です。

コーヒー飲んだら生き返った
ぷはー。コーヒー飲んだら生き返った

山についてはいうことなしです。いくらお気楽といっても出かける前は慎重にね。

       アウトドアブログ前後記事