12月9日 気温19℃。12月とは思えない陽気の中、山口県百名山の一座である下関の竜王山を歩いてきました。
それにしてもあれだよ。一週間後の今日の最高気温が5℃で雪がちらついてるってんだから不思議な年だよ。
深坂自然の森を出発
今年はクマ出没情報も多いので山を歩こうと思うとつい西に西に向かっちゃう。山口県西部の山でも人気で歩く人も多い竜王山ならクマちゃんも出てこないだろうとの憶測で今日の山行は竜王山に決定。
最近は楽な吉見コースを使うことが多かったんだけど、たまにはちゃんと上がろうとやってきました深坂自然の森。
備え付けの看板を見て「もみじ谷」コースを行ってみることにしました。12月にしては暖かいから紅葉が残ってるんじゃないかと思って。
深坂自然の森を出発して深坂ため池の方に降りていきます。写真に見える堤防のところから雌鋤先に続く中国自然歩道に入れるらしいです。中国自然歩道かあ。道がよさそうだなあ。歩きたいなあ。
「もみじ谷に入る手前にトイレがありますから分かりやすいです」と自然の森の兄さんが言ってたけどおばけが出そうなトイレだったのでスルーして、それよりも目印はこの新しい看板です。
「とりあえずもみじ谷は見るとして、中央広場を越えて途中から左に曲がれば中国自然歩道に乗れるな。まあなんとかなるべ。」
と頭に地図を入れスタートゥ!
もみじ谷コース
もみじ谷コースは舗装路でした。中央広場まではジムニーなら行けちゃいそう。
もみじは良かったです。とりつきからThe紅葉って感じ。
しばらく紅葉を見てください。
中央広場
紅葉が美しいの…なんて思い始めたらもう爺なのかもしれない。
ここが中央広場。前方に尾根道の看板がありました。
うーむ、深坂自然の森から竜王山を目指すと階段地獄は避けられないのだろうか。
中国自然歩道へ
中央広場を越えて左に折れれば中国自然歩道に続いたはず。とくに看板は出ていなかったのですが、階段の途中から左に進んでみました。
ちなみにもみじ谷に入ってから誰にも会っていません。おかしなコース取りをしているのでしかたがないのですが、深坂ため池の向こうの下関国際総合射撃場からたまに射撃の音が聞こえてくるので「これならクマも出てんじゃろ」と気楽に歩けました。
山を半分回り込んだあたりで道が消えました。「ありゃ、道間違えたか」と思いましたが単なるがけ崩れでした。あまり人も通らない道だと思うので直さないままなんでしょうね。右側の細いところをかがみながら通ればその先に抜けられます。
三叉路を二度右にまがり中国自然歩道に到着。
中国自然歩道
中国自然歩道はやっぱり道がきれいだなあ。
中国自然歩道いいっすねえ。このゆるゆる感。前に希望の丘から雌鋤先山を目指したときは本当に階段地獄でね。
中国自然歩道なら!俺の中国自然歩道なら!
ねえ、中国自然歩道さん。
一つ良しなに頼みますよ。
ぷひひひひ。
なんて甘い話はないわけで、
これを業界用語で「一段去ってまた一段」と呼びます。結局、深坂から雌鋤先を目指すとどこを通っても階段地獄が続くんですね。
あーしんど。雌鋤先までが一番きついわ。
雌鋤先山
雌鋤先山(標高493.20m)の四等三角点、基準点名は深坂です。
雄鋤先までは760mか。とっとと参りましょう。
雄鋤先山
雌鋤から雄鋤は760mって書いてあるんですが一度下って登りなおしです。
気が遠くなるような階段を登った先に雄鋤先があります。
そうそう思い出した。雄鋤先は丸禿で陽を遮るものがなにもないんだった。
いつだったか夏に登った時は休憩できなくて死ぬかと思ったもんな。
ここまで来たら竜王山はすぐじゃ。行きましょう。
あ、忘れてた。雄鋤先山山頂の写真です。向こうに見えるのは蓋井島(ふたおいじま)。本州最西端毘沙ノ鼻から見える島ですね。
竜王山
雄鋤先から竜王山も大した距離じゃなかったはずだけど結構下ります。
そして最後にまた階段。
雄鋤先直後の下りが結構急で足に来てた気がするのですが楽しかったのでもう忘れました。こけたら奈落なんでここは慎重にいった気がします。
そうだ。急登コースのT字路までくると竜王山はもう目の前だ。記憶が蘇ってきました。
とりあえず鐘を鳴らそう。
一応、一等三角点も抑えたけどまあいいや。お腹すいたしなにか食べよう。
ああ、そうだ。小月で降りて裏道から深坂自然の森に入ったから途中コンビニに寄らなかったんだわ。
急登コース
下りはサクッと急登コースを使いました。
下りはお腹がすきすぎて足がプルプルしてきました。長府の来来亭でラーメン食べるんだーってずっと考えてたんだけれども国道がめちゃ混みで曲がる気になれず。お腹はすいてるんだけどコンビニ飯なら食わなくていいかと、結局なにも食べずに帰宅しちゃいました。
山で食うとなに喰ってもうまいのにね。
竜王山 今日のルート
深坂自然の森(S)から下って深坂ため池方向へ。もみじ谷を経て中国自然歩道に合流。地図の下側の変なくぼみはこの回り道のせいです。中国自然歩道で雌鋤先山、雄鋤先山、竜王山を回り、竜王山急登コースで下山。時計回りのハイキングでした。
前半は階段地獄。下りで使った急登コースはほとんど階段がないので山を歩くという意味ではこのコースが一番いいかも。
あれ?この結論、前も書いた気がするな。
まいっか。次こそ急登コースを登ろう。
そんじゃまた。
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